「雪渓下の密室」
...............梓林太郎
...............日文文庫533円+税
...............ISBN4-537-08111-2
ずっと探していた本。最近文庫になったみたい。
これは梓林太郎の短編集なのだけれど、その中の「九月の溪で」が素晴らしい。
それもそのはずで、この「九月の溪で」は昭和55年第3回小説宝石エンターテイメント小説大賞を受賞した作品。
以前に主婦Yの叔母Mの友人Sさん(笑)から借りて読んだことがある。そこから作者Jは梓林太郎にはまりました。
山小屋で出会ったベテランと初心者の二人がなんとなくそこから先の道中をともにする。霧で道に迷い、ベテランを頼っていた初心者の若者の心が変化する。時間経過とともに焦りは増し、二人の関係はギクシャクし始める。人間の内面に潜在する自己中心的な思惑が顕在し、そして、、、。
何度読んでもドキドキする。
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