「稼ぐ人安い人余る人」

...............キャメルヤマモト
...............幻冬舎1,400円+税
...............ISBN4-344-90013-8


 儲かる仕組みを次々と生み出すヒットメーカーである「稼ぐ人」、誰がやっても差がつかない仕事、差がついては困る仕事をする「安い人」、自分が企業に貢献する以上に給与をもらってしまっているので、そのままの給与をもらい続けようとすると企業から余りと言われてしまう「余る人」を詳細に分析し、どうしたら「稼ぐ人」になれるかがわかりやすく述べられている。

 稼ぐ人になるための7つの才が必要だという。7つの詳細は省くが、それらは互いに関連していてあるひとつのことに繋がるという。

      ある一つのこととは「自分で考えて 自分で感じて 自分で動く」ということです。

 その通りだと思う。テキトーに淡々と仕事をしていれば済んでいく。寝た子を起こさずに軋轢を避け無難に仕事をしていく。そんな人は多いと思う。でもそれでは何も変わらない。軋轢となるとストレスも高じるけど、周囲からの良好なプレッシャーは必要だと思う。人間は弱いものだから、そういった抑止力がなければ楽な方楽な方へと行ってしまうと思う。

 またそういうことかと思ったのは次の考え方。

       私達は、常識に従って、夢や志をだんだん制約していくループにはまっています。私は、この常識の制約を、少しひねって、「バックミラーの中の自由」とよんでいます。自分自身の過去を振り返ってみると(自分の過去をバックミラーでみると)、「前に戻れば戻るほど、自由だった」と気づいたことから名づけたものです。

 確かに若いころのほうが自由度が大きかったと思う。若いころは良く分からないことが多かった(怖い物知らずだった)のも事実だと思うけど、その時の気持ちが維持できれば上に立った時に自分が若かった時に思った不満を下の人間に思わせることはないと思う。でも変わってしまうのだろうな。

 日本人には安い給料で汗水流して働くことを美徳とする考え方があると思う。作者Jもどちらかというとそう。この本を読んでやっぱり成果に対する対価は正当に得るべきだし、そのための方法ももっと考えるべきかなと思ったりした。なかなかすぐには変われないけど。

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