「
天使の傷痕
」
...............西村京太郎
...............講談社文庫 520円
雑誌「一個人」の「人生、最高に面白い本」と言う特集号で西村京太郎が出ていて「江戸川乱歩賞受賞作」ということで紹介されていました。西村京太郎が江戸川乱歩賞を取っていたとは知りませんでした。
今読むとそれほどすごいトリックと言う訳ではありませんが、1965年の受賞作ですからその当時はセンセーショナルだったのでしょう。殺人事件に絡むそのトリックも新規性も評価されたのでしょうが、それよりも殺人の動機となった社会的背景に対する切り口が評価されたのかもしれません。当時どのような反響があったのか興味深いです。
社会的風潮に対して一石を投じるような切り口は最近で言うと東野圭吾の作品にも見られます。
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