「
神様のボート
」
...............江國香織
...............新潮文庫 460円
江國香織の小説はたぶん3冊目です。女性がよく読む作家のようです。第13回
山本周五郎賞
候補作。
娘と二人で暮らす女性の日常が、章ごとに本人の視点からと、娘からの視点から交互に描かれています。一見仲良しに見える親子の生活が、娘が成長するに連れ少しずつ変化していきます。
主人公の「ママ」は昔出て行った「パパ」が帰ってくるのを待ちわびています。ひとつの街に馴染まないように定期的に引っ越しを繰り返していきます。そんな身勝手な生活に「娘」は疲れていくのです。
なんだかよくわからないのですが、妄想に取り憑かれた人間の怖さのようなものが見える小説です。
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