最後の息子

...............吉田修一
...............文春文庫 530円


 吉田修一のデビュー作だと思います。「最後の息子」、「破片」、「Water」の3作が収められた短編集です。表題の「最後の息子」は第84回文學界新人賞を受賞しています。

 やはりこのひとは男色家なんでしょうか。どの作品にもオカマやホモが出てきます。こういう方面の話はなかなか扱いが難しいと思うのですが、決して興味本位というわけではないですし、グロテスクでもなく、それぞれいい味を出しています。このあたりにすごい才能を感じます。

 一芸に秀でた人には男色家が多いといいますが、それは人とは違う才能を持つということと因果関係があるのでしょうか。

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