「
価格破壊
」
...............城山三郎
...............角川文庫 580円
いまでは安売りのドラッグストアは当たり前ですが、その薬の安売りを始めた薬局の店主矢口が主人公です。ダイエー創業者の
中内功
がモデルとされています。
私が大学に入った頃にはダイエーはもう衰退期に入っていましたのであまりいい印象はないのですが、この作品が書かれた昭和40年代は全盛期だったようです。
いつの時代もパイオニアは賞賛される一方で批判されますが、薬の安売りを始めた矢口もいろいろな抵抗勢力に衝突します。しかしながら、どんなに強大な圧力にぶつかってもくじけず、決してブレることなく信条を貫きます。そして成功し、一時代を築いていきます。
その後のダイエーグループの凋落は周知の通りですが、(バブル崩壊と阪神大震災の影響もあったものの)どこで歯車が狂ったのだろうか。
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