「天国の本屋」

...............松久 淳+田中 渉
...............かまくら春秋社1,000円+税
...............ISBN4-7740-0157-0


 白馬に行くときに主婦Yと待ち合わせをする多治見駅前の本屋で当店の人気第10位になっていた本。先日名駅コンコースのキオスクでも平積みになっているのを見たから売れているのかもしれない。

 絵本のようなかわいい装丁で、中も字数が少なく1時間くらいで読める本。難しい本ばかり読んでいる合間に頭休めに読みたいと思ってたまに買う類の本だね。

 ストーリーはよくあるような恋愛小説で、最後は胸がキュンとなるような(作者Jはならないけれどv^o^v)結末。

 その状況設定がなかなかおもしろい。

 この世界には「現世」と「天国」があって、現世での天寿は100歳ジャストに設定されている。もちろん100歳になる前に死んでしまう人もいるが、そういう人は残りの人生を天国で過ごすという。つまり20歳で死んだ人は残りの80年を天国で過ごすことになる。天国にも現世とまったく同じような世界があって、人々は普通に暮らしている。

 この考え方はなかなかにいい。早くに亡くなった人も天国で幸せに暮らしているということならば死ぬということも悲しみではなくなる。

 主人公のさとしは本の朗読がうまいということで、まだ死んでいないにもかかわらず天国の人材管理部から本屋のバイトとしてスカウトされ天国に連れていかれる。そこで決して笑うことのないユイと出会い...

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