「
痴漢犯人生産システム
」
...............鈴木健夫
...............太田出版 1,575円
最近取り上げられることの多い痴漢冤罪事件の実話です。高遠の「
本の家
」で古本を買いました。
私はそんなに満員電車に乗ることはないのですが、東京ではきっと毎日ほんとの痴漢や痴漢に間違われるという事件が起こっているのでしょう。この本にはいったん痴漢として警察に行ってしまうと「ほぼ自動的に」犯人になってしまうという現状がわかりやすく書かれています。駅で「この人痴漢です」と言われても決して事務所や警察には行ってはいけないようです。
それから「逮捕=ほぼ黒」という現実を痛感します。法律の上では「判決が出るまで推定無罪」なのですが、人が受ける印象は違います。逮捕などされてしまえばもうその後の人生は無残なものです。このあたりも変えて(変わって)いかないといけないと思いますが、なかなか難しいですね。
少なくとも、「警察は正しい」「会社は自分を守ってくれる」などの考えが正しいとは限らないということを頭の隅に秘めていた方がいいかもしれません。
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