「
東電OL殺人事件
」
...............佐野 眞一
...............新潮文庫 740円
10年以上前に世間を相当騒がせた殺人事件を追ったドキュメンタリーです。
被害者は昼は女性総合職として働く一方で、夜は売春をやっていたというのは当時相当スキャンダラスに報道されたので有名な話です。この被害者の心の闇には興味を覚えますが、この本では結局のところ結論には至っていません。推定としては家庭環境、父親の死が原因だろうとなっています。それにしてもなぜこのような生活を?と思うほど被害者の行動は奇妙です。奇妙というよりも異常ですね。精神的に病んでいたあるいは二重人格かもしれません。
一方で犯人側のストーリーも詳しく描かれています。結果的に無罪となったのですが、作ろうと思えば簡単に冤罪は作れるんだなあと感じます。「
痴漢犯罪生産システム
」でも思いましたが、警察ってほんとうに大丈夫か?とまたも思う話です。
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