「
ゼニと資本論
」
...............青木雄二
...............大和書房 1,260円(古本で100円)
あの有名な「ナニワ金融道」の作者の本です。これも高遠の「
本の家
」の100円コーナーで見つけました。
ナニワ金融道は大学生のころ読んでいたことがあります。当時はあまり知らないような世界の話だったのでただ面白いなあと読んでいたのですが、今思えば(多少バイアスがかかっていますが)資本主義の本質を突いたなかなか鋭い漫画ですね。
作者が指摘するように「資本主義とは、労働者の労働という”商品”を資本家が搾取する社会」です。みな搾取する側を目指してがんばっていますが、そっち側へ行けるのはわずかです。しかも、そっち側へ行くには他人を蹴落とさないといけません。
うまいことやって搾取する側へ行くか、搾取されていることを気づかない(振りの)まま搾取される側にいるか、のどちらかがいいのかもしれません。私は今のところ後者を選んでいます。
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