「
他人を見下す若者たち
」
...............速水敏彦
...............講談社現代新書 756円
ずっと前に購入したのですが、なかなか読み進みませんでした。
最近の若者は・・・などと言うような年齢になってきたのですが、月並みですが「思いやり」や「年長者を敬う気持ち」がない若者が多いように感じます。そんな人たちの気持ちを理解するヒントがあるかなあと思って買いました。あるいは、自分も気づいていないだけでそっち側なのかもしれないと分析する気持ちもあります。
結論から言うと、他人を軽視したり、自分より能力が低いと思うことで相対的に自分の有能さを誇示する「仮想的有能感」というものを作者は指摘しています。なんとなく分かるようですが、違うような気もします。自分のものさしで見て自分より能力の劣る人のことをバカにするという気持ちは誰にもある(持つことがある)と思うのですが、それを態度に出すかどうかなど気持ちをコントロールすることができるかどうかのあたりが変わってきているのではないかと思ったりします。
昔は社会に出る頃にはそういう常識が備わっていたのですが、その時期がずれてきているのではないでしょうか。そもそも寿命が延びてきているのだから、それは必然かもしれません。これからは40歳くらいでやっと「大人」になるのかもしれません。ということは私も大人になったばかりということになります。
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