「
馬券偽造師
」
...............中山兼治
...............幻冬舎アウトロー文庫 520円
実話のようです。
今のように磁気データではなく、馬券がまだ印刷されただけのものだった頃に、印刷会社で画工として働いた技術を使いすべて手作りで偽造馬券を作り続けた男の自伝です。本人曰く10年間で10億円は換金したそうです。それで大もうけしたかというと、そのほとんどを競馬で使っていたというからどこかやはり狂っていたのかもしれません。何でも10年続ければ本物と言ったりしますが、職人仕事はある意味尊敬に値します(注!もちろん犯罪行為です)。
いろいろと興味深い記述が出てくるのですが、私が一番びっくりしたのは中央競馬では年間60億円の余剰金(払い戻されない当たり馬券のお金)があるという話でした。いわゆるあぶく銭ですね。しかもその使い道が不透明らしいです。
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