「
書店風雲録
」
...............田口久美子
...............ちくま文庫 903円
本屋好きの中でよく知られている(らしい)書店として「池袋リブロ」があります(あるそうです)。いまでこそ小さな書店でも画一的レイアウトだけではなくいろいろな試みがされていたりしますが、そういった個性派書店の先駆けとなった伝説の書店のようです。その激動の時代を書店員としてそこにいた筆者の目から、リブロとその当時に書店(本)に関するエピソードがいろいろが書かれている本好きにはわくわくする小説です。
書店や本に関するさまざまなことも面白いのですが、それとは関係なくサラリーマンとしての作者Jが特に印象に残ったのは中心人物の一人である今泉さんが言った「いいんだよ、上司なんて部下から嫌われるか馬鹿にされるかしかないんだ、って腹をくくれば。・・・」です。
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