「仮面の雪山」
...............梓林太郎
...............勁文社文庫514円+税(BOOKOFFで250円)
...............ISBN4-7669-2853-9
短編が3本入っている。「仮面の雪山」「月の女神」「絶頂の餓鬼」
「仮面の雪山」は梓作品によくあるネタである。雪山に行って遭難しかかって何日間か山にいたということを偽のアリバイにして、その間に街で殺人を犯すというトリックの話。その発端には人間のちょっとした弱みにつけ込んだ思惑がある。
「月の女神」、「絶頂の餓鬼」もともに梓作品によくあるストーリーである。人は何十年も前のちょっとした恨みをずっと持っていていつか機会があればその恨みを果たすことがある。それぞれ、相手にしてみればとうに忘れてしまっているような数十年前の恨みを果たして殺人を犯してしまうという話だ。
被害者は敏感、加害者は鈍感というところか。
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