「摩周湖殺人事件」

...............梓林太郎
...............角川文庫552円+税(BOOKOFFで100円)
...............ISBN4-04-169210-5


 一時期の作品に南アルプスの地蔵岳が良く出てくる。そこの崩落地を殺人の現場に使うのだ。この作品でも主人公は新しい女性ができたため邪魔になった前の女性を言葉巧みに登山に誘い、崖に突き落として殺してしまう。

 梓作品には、こういうタイプの主人公も多い。事業をやっている人物や大手企業の部課長クラスの男が愛人を作り、そのうち邪魔になって殺してしまうというストーリー。

 確か前にも同じような話を読んだ気がするが、殺したと思い込んでいた女が実は生きていて、復習してくる。それにからんで周りの偽善者達も牙をむいてくる。自分が蒔いた種とはいえ恐ろしい。

 完全犯罪は難しい。

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