「サンプラザ中野と松本大の株本」
...............サンプラザ中野・松本大
...............日本経済新聞社1,400円+税
...............ISBN4-532-35046-8
今この部屋で本棚を見て、目に入るだけでも「竹中教授のみんなの経済学」「経済ってそういうことだったのか会議」「おじいさんは山へ金儲けに」「人事屋が書いた経理の本」「いやでもわかる経営」「世界一やさしい連結決算」などなど、俗に言う経済本がいっぱいある。
昔から経営とか経済とかに興味はあるが良くわからなかったので、その手の本をたくさん読んでみた。でも、いつまでたってもいまひとつピンと来ない。
それはどうしてかと考えると、「当事者意識」が足りないからだ。経営本を読んでも自分で会社を経営しているわけではないし、会社で経理部門にいるわけでもない。日経平均株価がどうこうというニュースが飛び交っても、銀行の金利が低くてずっと預けていてもちっとも増えることがなくても、自分の生活が劇的に変わるわけではなかった(ほんとは間接的に影響は受けている)ので「ふ〜ん♪」という感じだった。
それどころか、物を作るメーカーの技術者として「いいものを作って、適正な利潤を得る」という少し偏った考え方に固執していて、「金利などで儲けることなど邪道である」とさえ考えていた。
昨年家を買って、銀行でお金を借りる側になってみると金利の動向に少し敏感になった。借りるときはこんなに金利を取られるのに、貸すとき(預金するとき)はどうして金利が取れないのか?
年金なんて少しも真剣に考えたこともなかったし、その仕組みも理解していなかったけれど、このままでは間違いなく日本の年金制度は破綻するという報道を見聞きし、企業年金が「確定給付」から「確定拠出」へ移行していき、年金額が運用成績に依存するようになるという現実を体験して(会社で回覧を見て)少し自分自身に痛みが伝わってくるようになった。
そこでちっぽけな額ではあるが自己責任で資産運用をしてみようという気になって、前からやってみたかった株をやってみよう!と思って勉強のために買った本。まあ、ほんとのところは、資産運用がどうのこうのというかっこいいことではなく、やったことのないことをやってみたいという好奇心であるのだが...
この本ではサンプラザ中野がその道のプロと対談するというやり方でわかりやすく解説されている。今はネット取引やミニ株も多くなって、その敷居は低くなっているというが、サンプラザ中野の運用成績が250万円のスタートでだいたい4年後の今現在150万円という現実を読むと、少しひるむなあ(笑)。それどころかプロの投資家の運用成績の平均も約60%だそうだ。
儲かったら株売買日記のコーナーを作って公開します(笑)。
読書日記目次へ