「バッテリー」

...............あさのあつこ
...............角川文庫514円+税
...............ISBN4-04-372101-3


 最近売れている本シリーズその2。どこの本屋さんでも文庫本のコーナーに平積みで置いてある。前から気になってはいたのだけれど、「子ども向けかなあ?」と買わずにいた。「世界の中心で・・・」を買ったときに一緒に買ってみた。

 「児童文学」というジャンルに入るようで、最初はやっぱり子ども向けのちょっとこっぱずかしい感じかなあという印象を受けたけれど、読み進めていくとけっこうじ〜んときた。少年野球、友達、親子関係、題材はシンプルで、話もシンプル。最近のベストセラーはこういう本が多い。

 主人公の巧は少年野球のエース。小学生とは思えないような自信。これでもかという自信。強気、強気、決して弱いところなど見せない。両親に対するよくわからない反発心。その裏に隠されるひとりの少年の気持ち。傲慢さと脆弱さ。

 引越した先で出会ったキャッチャーの豪との関わり、体が弱い弟青波との関わり、有名な高校野球の監督だった祖父洋三との関わり、そんな中で少しずつ気持ちが変化していく。

 今時の子供たちもこれを読んだら、野球やりたくなるんじゃないかな。いや、「こういうのうざい〜」とかだろうか(笑)。

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