「夜の果てまで」
...............盛田隆二
...............角川文庫743円+税
...............ISBN4-04-374301-7
これも本屋さんで平積みになっている小説。帯の文句によると15万部突破だそうで。
主人公の俊介は北海道大学の4年生。新聞社に内定も決まり、あとは無事に卒業するだけという時に、一回り年上の家庭教師先の母親裕里子と恋に落ちる。裕里子は後妻で、精神病の前妻、心を開かない思春期の息子など、複雑な家庭の中で悩んでいた。ふたりは何もかも捨て駆け落ちをする。俊介は内定を取り消され、生きるためにやばい仕事に手を染め、裕里子は夜の仕事を始める。隠れて暮らすことに疲れた二人はある決断をする・・・
最近この手の売れている小説を読むことが多いが、売れている本はそれなりの理由がある。この本も当然おもしろい。一気に最後まで読ませる力がある。
題材として、精神病とか、不倫とか、犯罪とか、複雑な家庭とか、やっぱり現実の世界でなかなか体験できないことを描くことが小説の醍醐味なのだろう。こういうのを読み、自分の生活を振り返り、「ふぅー」っと人はため息をついたりするのだろうか。
読書日記目次へ