「打たれ強い性格」

...............詫摩武俊
...............光文社770円
...............ISBN4-334-05208-8


 友人の奥さんが昇進するに当たって悩んでいるという話で「なにかいい本ない?」って聞かれた。本棚からいくつかそれっぽい本を引っ張り出してきたうちの一冊。確か兄が買ったのか、実家にあったのをいつだか持って来たんだと思う。

 現代のストレス社会を明快に分析し、打たれ強い人、打たれ弱い人の類型があげられている。
打たれ強い人
  1. 大河型性格
  2. 内閉型性格
  3. 苦手をつくらない性格
打たれ弱い人
  1. きまじめな「粘着性性格」
  2. 神経質な「過敏性性格」
  3. 内省過剰な「内罰型性格」
  4. 情緒不安定な「攻撃型性格」
 自分も人並みにストレスを感じてはいるけれど、総合的にはそんなに打たれ弱いということはないと思う。上の類型で言えば、打たれ強い方も打たれ弱い方も、どれも当てはまる部分がある。それはそうで、自分の性格があるひとつだけなんて人は少数だろう。でも、「ある場面では・・・」、「あることに関しては・・・」、「ある人に言われたら・・・」、急に打たれ弱くなってしまうこともある。それを感じつつも普通の生活を送っていくことができている。

 こういうメンタルな部分というのは、結局自分の思い込みが強いということだろう。「自分はこうだから・・・」、「どうせ自分は・・・」なんて考えが自分の性格形成の大部分を占めていると思う。そういう意味では、いろんな人の話を聞き、いろんなことを体験し、いろんな本を読み、いろんなところから影響を受けるってことが大事じゃないだろうか。

読書日記目次へ