「一瞬の光」
...............白石一文
...............角川文庫743円+税
...............ISBN4-04-372001-7
時々何気なく買った本がずっしりと自分のココロに響いてくることがある。運命というと大げさかもしれないし、小説に感動してしまってそんな風に思い込みたいだけなのかもしれないけれど。この本もそんな風に感じた一冊。
社長にかわいがわれ、超エリートとして大企業で出世街道を進んでいる主人公38歳の橋田浩介とひょんなことから知りあったもうひとりの主人公の短大生中平香折。社長の右腕として仕事に励む橋田は、ココロに傷を持つ香折は...一気に読める。
会社に尽くす人生、虐待、贈収賄、最近話題になることが多いいろいろなテーマをうまく絡め、非常に綿密に構成されている。一般的に正しいと言われることを選択するのか、どうして?と言われるような道を選択するのか。何を選択するかはその人が決めること。
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