2009年02月01日(日)

リアホイールベアリング交換
 リアホイールベアリングの交換は風の強い日はダメです。今日は風が強く、砂ぼこりがベアリングのグリースに付着してしまい大変でした。

 ブレーキドラムをはずす必要がありますので、ギアをバック(もしくは1速)に入れ輪留めをしてサイドブレーキを解除しておきます。ジャッキアップしてからサイドブレーキを外すのはちょっと怖いので、まず最初にやります(と言いつつ、私は忘れてしまい、ジャッキアップしてからやりましたが・・・)。

 ホイールボルトを緩め、ジャッキアップして、タイヤをはずします。

 アウター側の部品構成は下記図の通りです。

リアベアリング(アウター)の構成  
 リアベアリング(アウター)の構成

  ここまでは簡単に外せます
  

 ハブキャップは横にあるふくらみにマイナスドライバーを当ててプラハンで叩くと外れます(案外難しく私は凹ませてしまいました)。次に割りピンを外すと、ロックリングが外せて、ナット(24mm)をゆるめるとワッシャーとアウターベアリングが外れます。当然グリースべっとりですので、ぼろ布をたくさん用意しておくといいです。

ハブキャップをはずしたところ  
 ハブキャップをはずしたところ

  これは割ピンの曲げ方が間違っています
  本来は軸に巻き付ける向きに曲げます

 ブレーキドラムを外し、裏側のグリースシールをこじってはずすとインナー側のベアリングが取り出せます。せっかくドラムを外しますので、内径を測定して摩耗を調べておくといいです。200mmのドラムの摩耗限界は201mmです。

インナー側のベアリング  
 インナー側のベアリング

  グリースは真っ黒です
  

 ここまでは簡単です。ここから先がテーパーローラーベアリングの交換で唯一面倒なアウターレースの交換です。

 ドラムの孔の内側にはアウターレースを外すための切り欠きが3カ所ありますので、そこにマイナスドライバーを当てて均等に叩いていくと外せます。

ハブ(ドラムの孔)にある切り欠き  
 ハブ(ドラムの孔)にある切り欠き

  ここを使って叩いて抜きます
  

 私はマイナスドライバーでやりましたが、グリースで滑りやすくハブの内面を傷つけ易いので、先端がフラットなポンチなどの方がいいと思います。または、下の写真のように汎用のプーラーを使った方がいいかもしれません。もちろん油圧プレスと適当な当て物があれば一番簡単です。

プーラーを使う方法  
 プーラーを使う方法

  このように細いレンチを当て棒にすると曲がります
  そうは言っても空間が狭いのでなかなか難しいです

 アウターレースを抜いたら、取り外し作業は終わりです。その取り外したレースはダイヤモンドカッター(ハンドグラインダーなど)などを使って切れ目を入れて新品のアウターレースを圧入する時の治具(当て物)にします。新品のレースの上に古いレースを載せてプラハンで少しずつ叩いて圧入していきます。古いレースに切り目を入れておかないと古い方(当て物)まで嵌ってしまいますので、切り目は必須です。

アウターレースの圧入  
 アウターレースの圧入

  切れ目を入れた古いレースを当て物にします
  

 インナー側、アウター側のレースを圧入したら組み上げます。

 まずインナー側のベアリングです。レースにグリースを塗り、ベアリングにもグリースを塗り込みます。手のひらにグリースを載せ、手のひらの上でベアリングのローラーが転がるようにするとうまく塗り込めます。そのベアリングをハブ(レース)に入れ、グリースシールを嵌めます。グリースシールの孔側(リップ部)にもグリースを塗っておきます。

インナー側のベアリング グリースシール  
 インナー側の組み付け

  ベアリングを入れ、グリースシールを嵌めます
  

 ヘインズにも、ベントレーのマニュアルにも「ハブの孔へグリースを入れる」という記述はないのですが、オートメカニック等にはアウターレースの高さまでグリースを入れると書いてありますので、私はグリースを入れることにしています。

 軸にグリースを塗り、軸を当てないように気をつけながらドラムをゆっくり入れます。

 次にインナー側と同じようにグリースを塗ったアウターベアリングをはめます。それからスラストワッシャー、ナットを戻し、ナットを手で軽く締めます。

 トルクレンチを用意して、ドラムを手で回しながら10Nmのトルクでナットを一旦締めます。それから1/4回転くらいナットを戻します。再度ドラムを回しながら手でナットを軽く締めます。締め付け具合はスラストワッシャーが軽い力で動くくらい(テコの力を必要とする程締めてはいけない)とヘインズとベントレーには書いてあります。

 あとはロックナットを嵌め、割ピンをし、ハブキャップ内に半分グリースを入れて元にもどせば完成です。ハブキャップもうまく叩かないと凹んでしまいます。私はうまくできず両サイドとも凹ませてしまいました。

右リアのインナーベアリング  
 右リアのインナーベアリング

  金属片がいっぱいでした
  

 ここまでひどかったので、交換したらとっても静かになりました。

部品など品番値段購入先
ベアリング(インナー)311.405.625B$5.5GR
ベアリング(アウター)311.405.645$4.5
グリースシール357.501.641B$2.25
割ピンN0125361$0.15


走行距離:238,484km

(おしまい)