Niagara

8月16日(木)

飛行機はまずミネアポリスのセント・ポール空港へ。ミネアポリス、それってどこじゃ、
プリンスの出身地としか知らないって感じだが、実に立派な空港である。今回乗った
ノースウェスト航空のハブ空港で非常に広い上、下手なショッピングモール真っ青な
くらいお店やレストランがそろっている。ビジネスクラスの機内に備え付けられている
DVDプレイヤーで観るために、レンタルDVDもやっているというのが凄い。そしてミネ
アポリスで乗り換えた次の到着地はトロントだ。去年トロントに遊びに行ったばかりだ
というのに、1年も経たないうちにまた行くとは。荷物をピックアップする間、トロント在
住の友人に電話して、ナイアガラの見所を聞いておく。

目的地に到着したらすでに夜の9時。本当はもっと早く到着できたはずなのに、今回
3ヶ所巡るということで面倒くさくて全部自由行動のパック旅行にしたのだ。しかし、
全部自由行動なはずなのに、やたらガイドがツアー客を一箇所に集めて説明をしたが
り、そして団体行動には必ず一組は時間を守らない客がいたりするので、その都度
遅れてすっごくイライラさせられるのだ。

ホテルはシェラトン・フォックスヘッド・オン・ザ・フォールズで、アメリカ滝の正面に位
置している。追加料金を払って滝の見える部屋を予約したため、部屋からも当然ばっ
ちり見える。夜でもライトアップしていて、幻想的な美しさを誇っている。窓を開けると、
ゴーっという滝が湖に水をたたきつける轟音がお腹に響いてくるようだ。しかし、この
ホテル、なぜかバスタオルが備え付けられていなかった…。

晩ご飯を食べるために、外出。夜10時を過ぎても、アメリカ滝の前の展望台には人
が引きも切らない。真っ暗な空にぼーっと浮かび上がる滝は、なんともいえない夢の
ような風景だ。水飛沫も飛んでくる。時間も遅いので、ホテルのすぐ近くのハードロッ
クカフェにて食事。サラダを一品頼んだだけだったが、ものすごいボリュームで、これ
だけで二人はお腹いっぱいに。

なお、ここのサイトでは24時間、ナイアガラの滝の様子を観測することができるので、
興味のある方はぜひどうぞ。
「Niagara Falls Official Live FallsCam」
http://www.fallsview.com/English/pages/NiagaraWide.shtml

 朝6時ごろの滝の様子。左がアメリカ滝。

8月17日(金)

時差ぼけのせいか、朝5時には目がさめてしまう。まだ暗い空が少しずつ明るくなり、
滝の輪郭が少しずつ明らかになっていく様子をずっと見つめていた。ホテルの14階に
あるレストランで滝を見ながらの朝食も非常に爽やか。朝9時30分から、ナイアガラ最
大の観光ポイントである「霧の乙女」号乗船が始まるというので、9時過ぎには乗り場
に行くが、持っていたガイドブックは大嘘つきで、本当は9時にはスタートしていたので
あった。ビニール製の雨合羽を配られ、いよいよ乗船。まずはアメリカ滝、そして次には
アメリカ滝よりもさらに大きなカナダ滝に接近するというものだが、この「霧の乙女」乗船、
船の上から滝の観光を行うというよりは、テーマパークのアトラクション並のスリルを味
わうことになるものだ。しかも、アトラクションのように人為的に作り出されたものではな
く、天然の滝なのだから凄い。なんといっても、頭上から大粒の雨のように降り注ぐ滝
の水はものすごい勢いで、雨合羽を着ていても足元はびしょ濡れ。写真を撮ろうにも、
カメラがダメになりそうだ。そんな状態なのに船は流れに逆らいぐんぐん滝のほど近くま
で接近する。オットの姿が見えないと思ったら、彼はほとんど恐怖を感じて、デッキから
降りて下のフロアで滝を見ていたらしい…。

次はピープルズ・ムーバーというバスに乗って、スパニッシュ・エアロカーというケーブル
カーに乗っての見物だ。ナイアガラの滝が注ぎ込むオンタリオ湖の流れが行き止まりに
なり、渦になるところがあるというので、それを見るわけだ。赤くてお洒落な感じのケーブ
ルカーに乗るのだけど、窓もなく足元も素通しなので、高所恐怖症の人にはちょっと怖い
かもしれない。なるほどくっきりと渦が見えて面白い。
 渦だよん。
そして、今度は一番大きいカナダ滝の水が落ちる地点の近くに行く。いや〜本当にお腹
の底まで響き渡る轟音と水飛沫は大したものだけど、あの霧の乙女スリルライドを体験
した後ではどうとうことはない。しかし、霧の乙女号が流れに逆らいつつカナダ滝に接近
し、船上の青い雨合羽の人々が滝の水を浴びまくってびしょ濡れになる姿を高みから見
下ろすとなんだかとっても笑える。



あと、滝の裏側を通ってみるツアーとか、橋を渡ってアメリカ側に行くなんてこともできる
のだけど、滝裏ツアーはものすごい行列になっているのであきらめて、空港に向かうバス
に乗り込むのだった…。

続く、ニューヨーク編へ