14時20分、大阪環状線福島駅到着。ABC放送の最寄り駅で、局までは徒歩7分ほどである。集合は15時なのにこの時間に駅、というところにアキラの意気込みが感じられる。通り道の毎回収録前に「最終チェック」を行う本屋に立ち寄る。収穫なし。あとは直線の一本道だが、少しずつアキラの口数が減り、いつもの減らず口もたたかなくなる。良いことではあるがちょっと心配だ。
ついにアキラ念願のABC=朝日放送に到着。まずは記念撮影。これは「収録が終わってから撮るとブルーな表情になってしまう」という津内口の配慮によるものだ。
ここでアキラと応援団の我々は一旦別れることとなった。ロビーで歓談しつつ開始を待つ。16時半近かったろうか。「応援の方からスタジオ入りです。」とスタッフの声。
「須田さんの応援の方〜。」
「う〜い(by三浦)。」
収録のスタジオに向かう廊下の片隅に出演者達が控えている。もちろん、我らがアキラの姿も見える。けっこう落ち着いているようだが、この男の場合は分からない。
スタジオに入ると、すでに青の席に「栃木 須田聡」の名札が。我々は青の後ろの応援席最前列に陣取る。テレビ画面的には左から津内口、三浦、広太の順番となる。
いよいよアキラがスタジオに登場。他の参加者はみなアキラより年上のようだ。どうみてもクイズ関係者ではない。応援席に期待が走る。
アキラをはじめ出場者はスタッフからなにやら説明を受けている。お決まりの拍手の練習や諸注意などをしたところに、児玉清氏と相馬宏美嬢の登場である。
ここで事件が起こった。
相馬宏美嬢が「須田さん、須田さん」といいながら青の席に近づいてくるではないか!青の席に寄りかかるようにしてアキラとなにやら話している。もちろんアキラはでれでれだ。
「おいおいどうなってるんだ?」戸惑う応援席。
何はともあれ「祐子に報告しなければ!」応援席3人の意見は一致した。
■ 解説
アタック25は出場者に簡単なメイクをする。といっても髪型を軽く整えたり顔になんか塗ったりするだけなんだが、以前出場した知人の顔色があきらかに普段と違った様子も見てきてるだけに、このメイクタイムは自分のテレビ写り(妙な顔色じゃなかろうか?)を考え、ちょっと緊張してしまった。
メイクタイム終了後、スタッフから説明がある。まぁ内容は大きな声でとか、笑顔でとか、そんな内容なんですが、その注意事項の一つに
人物名が答えのとき、基本的にまだ生きてる人の名前には「さん」付けで答えてください。
というのがあった。「そんなのあたりまえでしょ、フフン!」というクイズ研出身者のおごりが、その後の私のクイズ人生でベスト3に入る恥ずかしい事件の原因となることを、そのときの私は知る由もなかった。
スタジオに移動して児玉清氏との初対面。生「清」の感想は「でかい。」そして「ダンディ。」
そしてその後の相馬宏美さん事件は自分も正直驚いた。
なんでも私の自宅の近くに先日ロケで来ていたらしいのだ。収録直前で緊張してる自分にとってホントにどうでもいい話だったが、生「相馬宏美」嬢の魅力に負けてうっかり別の場所も緊張してしまった。
いよいよ「完結編」へ続く