■「知は力なり」
(フランシス・ベーコン)
自然法則を充分に知り、また、経験をたくさん積み、それを使って自然を支配していけば、人間の世界は豊かになる、とベーコンは考えた。この経験の結果得た知識は自然を支配できる、という考え方を端的に示したのが、彼の有名な言葉である「知は力なり」である。
クイズを趣味としてる人達って
新しいニュースがあれば、普通の人達よりちょっと詳しいところの情報までチェックするのは当たり前だし、耳慣れない単語に出会ったら、嬉々としてクイズの問題とするために、ついついその詳細を調べて自分の知識としてしまうものですよね。
ただこれは、クイズをやっているからこういう習慣なのかというよりは、元々そういう性癖習性のある人達だからこそ、趣味としてクイズをやっているんじゃないかと思うのですよ。
雑多な知識を収集する習性のある人々が得た知識、それらは日常生活においては悲しいかな、ほとんど役に立たない自己満足的なものです。
知識の収集作業なんかは、まさにオ○○ーみたいなもんです。
しかし、それらの知識はクイズの世界では驚くべき威力を発揮するんですよね。今まで自己満足でしかなく、他ではあんまり役に立たなかった知識が武器になるわけです。
まさに
「知は力なり」
を実践できる世界
なんですね。
そういうことで、今まで、自分の知識を使う機会が無かった人達が、自分の知識の力を試すためにクイズというフィールドに集い、日々熱い戦いを繰り広げてるということがいえるんじゃないかということなんです。
で、ここからが重要なんですが、
逆に、それらの知識はクイズというフィールド以外ではほとんど役に立たないということで、それだけならいいですけど、
ヘタにひけらかして使うとイタイ目にもあう可能性が過分にあるということなのです。この辺をクイズプレイヤーとしてはしっかり認識していただきたいと思うのですよ。
[ある日の会社にて]
SDA:「そうかFはあんな感じが好みなんかー」
F君:「そうっすねー、月曜日の○○よりはやっぱ木曜日の○○ですねー。」
女子事務員A:「ねーそれってさー、Fって、月曜から金曜までDJの女の人のこと、全部覚えてるってこと?きもくな-い?それ。」
F君:「えっそんなことないだろ普通バッチリ覚えてるって、ねぇSDAさん?」
SDA:「いや・・オレはそんなに詳しくはないけど」
女子事務員A:「ほらー、Fだけだよそんなの、オタクじゃん、それ」
女子事務員一同:「気持ち悪ーい!!」
F君:「・・・・。」
日常生活においては
「知は力である」というよりも
「無知の知」
(知識が無いふりをすることが有効なことを知ること)
が重要なのです。(自己弁護)
■「無知の知」
ギリシアの哲学者ソクラテスは、「ソクラテス以上に賢いものはいない」というデルフォイの神託を受けました。
これを聞いてソクラテスは驚き、その神託が正しいのか確かめることにしました。自他ともに知恵があると認めている人々のもとを訪れ、彼らと対話していくなかで、神託の真偽を図ろうとしたのです。
しかし、彼等は自分では何でも知っていると言いつつも実際は何も知りませんでした。彼等はソクラテスとの対話の中で自分の論点の矛盾を暴き出され、民衆の前で恥をかかされることとなったのです。
そこでソクラテスはデルフォイの神託は正しかったと認め、自分が彼等より優れている点は自分が何も知らないと自覚していることだと気づきました。
彼はこれを「無知の知」と呼んだということです。