2000年の11月、まだ9歳の時に、るりちゃんを我が家で預かることになりました。
元の飼い主さん宅には斜頚のウサギちゃんをふくめ、全部で4匹のウサギさんがいて、たいへんだし、
るりちゃんは、他のうさちゃんとあまり仲良くできないウサギだったのでしばらく家で預かることになりました。
我が家にもすでに2匹のウサギがいましたが、るりちゃんは、僕も以前から大好きだったので喜んで預かることになりました。
そして、そのままずっと預かることになりました。
◎無事10歳になったるりちゃん、喉に毛球がひっかかるという、めずらしいことが起きたそうですね。
くわしく状況を教えてください。
2001年4月13日に、まず食欲が少し細いのに気がつきました。
いつもは、食いしん坊のるりちゃんですが、夜のご飯を少し残していました。
以前から、歯がボロボロなのは、分かっていましたので、
それが、どこかひどくなったのかな?って考えて、病院に連れて行くことにしました。
(病院に行く前、自分で胃腸のうったいもないかと、おなかを触っているときに、シコリも発見しました。)
病院でみてもらうと、
食べない原因は、やはり歯でした。そして、シコリの方は、恐らく乳腺腫瘍だと思われました。
るりちゃんは、避妊手術をしていないので、乳腺腫瘍になる確率も高いはずです、
今まで何事もなく来たのが、奇跡的だったかもしれません。
食欲をなくしていた原因の歯は・・・
な、なんと、右上一番奥の歯が、その前に歯の上に覆い被さるように前まで(鼻の方向まで)伸びていて、
もう少しで、口から、まるで牙のように出てしまうほどでした。
その他の歯も、ボロボロで、
色が黒ずんでいたり、自然に抜け落ちてしまった歯もありました。
年齢のことを考えて、無麻酔で仕方なくニッパーで(骨切断用のニッパーのようなものだそうです)
切ってもらうことになりました。
ほんとうは、ニッパーで切るのは、歯が断裂したり、不必要な力がかかったりするので、したくはなかったのですが、
麻酔をするのも危険な年齢なので、ニッパーを使用することにしました。
それは、無事に切ることができました。
その夜も、食欲は相変わらず少し細くて、
今まであった歯が無くなってしまったことが違和感を感じるのかな?と思っていました。
でも、次の日。
相変わらず、食欲も戻らないし、常時口をクチャクチャして、時々ゲーッ!というような、
吐き戻すような声をしています。
おかしいなぁ?って思っていましたが、そのうちに、なんだか、呼吸困難のようになりました。
鼻がピーピーなったり、あえぐような、鼻を大きく膨らますような、
顔を前につきだして、呼吸をしています。
これはたいへんだ!
慌ててまた病院に行きました。
もう一度口の中を覗いてもらいましたが、
歯の状態が悪化しているとか、口の中から膿みが出ているとか、そんな様子は見受けられません。
でも、なにか咽喉の奥にあるのに気がつきました。
よーく見ると、なんと咽喉に毛球がからまっていました。
おそらく、悪くなったいた歯に絡まった毛がどんどんとたまってしまい、それが喉の方まで行き、詰まってしまったのでしょう。
るりちゃんの年齢的なことを考えて、無麻酔で取っていただこうとしたのですが、どうしてもうまく取り出せません。
しかたなく軽く麻酔をして取ることになりました。
麻酔は、時々目のふちを触り、
目を閉じるような反応があるほどの、そんな軽い麻酔でした。
それで、口を開口器で開いておいて、ピンセットで取り出しました。
その結果、咽喉から取り出してもらったのが、左の写真です。
固めると、直径1センチにもなろうかという程の大きさで、これが咽喉に詰まって、呼吸困難まで起こしていたようです。
良く見ると、ペレットのカスが絡まって固まっているのが分かります。
それに、下の方に白い小さなものがあり、それが折れた歯です。
胃の中でできる毛球にペレットが絡まると言う話は聞いたことがありましたが、やはりそうなんだと実感した次第です。
◎こんな大きな毛球が喉にひっかかっていたら、御飯もうまく食べられないし、ゲエゲエとするのもわかりますね。
うさちゃんは「吐かない動物」と一般的に言われていますが、
「うちのうさぎが、吐くような様子をしている」という御相談を時々うけることがあります。
るりちゃんと同じような場合もあるかもしれませんね。
ところで、乳腺腫瘍については、今後、どう治療していくおつもりですか?
るりちゃんの年齢を考えると、手術のための麻酔をするリスクが高そうです。
獣医さんとも相談していますが、
手術をした結果、かえって転移する可能性も大きくなってしまうこともあるし、
年齢も年齢なので、このままでも、進行する速度はあまり速くはないのではないかとのことです。
なので、このまま様子を見ることにしました。
後は、アガリクスやらの抗癌に良いとされるものを与えるようなことをしています。
このままほおっておくのも辛いところですが、
るりちゃんの苦痛やらが無いようにを第一に考えています。
そうですか。
年令によって、最善の治療の内容も変わってきますよね。
るりちゃん、このまま、まだまだ長生きしてくださいね!!