ふじえだパッチー君☆・・7歳・♂
パッチー君は、1994年5月1日生まれ、東京都世田谷区で室内暮らしです。
ふじえださん家にパッチー君が来た時のことをお聞きしました。
「うちのだんなが会社の同僚から『うさぎをもらってもらえないか』といわれました。
その人は、2匹飼っていて、古株のパッチーが新人をいじめたため、新人がストレスで毛をむしるようになって、手におえなくなったからだそうです。
私が仕事から帰ってきたら、部屋の中にケージがドーンとあって、パッチーがくるくるした目でこちらをみてました。うさぎをまじかで見るのは初めてだったので、思わず『かわいー』と言って、それから彼はうちの子になりました。」
こうしてふじえだ家の一員となったパッチー君ですが、実は、最初はふじえださんとぜんぜん親しくなれなかったそうです。パッチー君は1歳をすぎてもらわれてきたので、警戒心がしっかり芽生えていたためかもしれません。
でも、次第に打ち解け、今ではお互いになくてはならない存在とのことです。
パッチー君は、何度も毛球症になりましたが、ふじえださんの手厚いお世話と獣医さんの協力でいつも乗り越えて、長寿うさぎの会にご入会くださいました。
もっと詳しいお話はアンケートの中で・・・。
ちなみに、パッチー君は、「おたわけパッチー君」として、うさぎMLで有名です♪
#########では、アンケート、はじまりはじまり〜〜 #########
◎食事について
○ペレットは、どのようにあげていますか?24時間置
いている家もあれば、毎日何時ごろと時間をきめてあげている家もあると思う
のですが。
量や銘柄指定などもありましたら、お書きください。
うちは、やくざな飲食業なので、帰宅する午前4時と、午後2時から3時くらいの1日2回、えさをあげています。
ペレットは毛球症を少しでも予防するため、繊維質の高い「チャーターラビットフード」にしています。1回が15gくらいです。
(だいたいそれで足りな目なくらいです。少しずつ食べているようですが、必ず空になっているので、それが残っていると、すぐに発病を疑います)
体重は 1.9キロです。
ちなみに、ペレットを「チャーターラビットフード」にしてから、毛のつやがよくなってきたように思います。
先日、うさぎ飼いの友人にパッチーを紹介したとき、みなさんがとてもほめてくださったのです。
そういえば、むかしはもっとボサボサしていたので、やっぱり、ペレットをかえたためかなと思います。
○野菜や果物、クッキーなどは、どんな時に、何をど のくらい、あげているのでしょう?
ペレットといっしょに必ず小松菜・チンゲンサイのどちらかをあげることにしてます。
小松菜だったら4から5本、チンゲンは1株まるまるです。
パッチーは、果物もきらいだし、野菜もそのほかは、あんまり好きじゃないようなので、ときどきカブの葉をあげるくらい。でもおなかのために、ときどきカブの葉とか、きらいなにんじんもあげます。
うさぎのおやつ、として市販されているようなものは、今はいっさいあげていません。むかしは「もぐもぐぷっくん」とかあげていましたが、あまりに毛球症になるので、すべてやめにしました。
○好物なども、教えてください。(わかっちゃいるけど、やめられない物も書いてね)
好物はとにかく小松菜とチンゲンサイです。入院先の先生にもいわれました。
「とにかくこの子はチンゲンサイが大好きだねー。」(笑)
○水のあげかたは?? 給水ボトル、マグカップなど、 いろいろだと思うので。
絵を描くときに使う陶器製の筆洗いにいれてあげてます。
とても重いので、ぶんなげられず、水をこぼすことがなくって重宝してます。
ボトルタイプはきらいなようだし、他のお皿とかであげてもぶんなげてしまうので
割れた場合、同じものを買うようにしています。
◎生活環境について
○どんなふうに暮らしているのでしょうか。たとえ
ば、朝何時から夜何時くらいまでは、
放し飼いで、夜はケージに入れるとか。
基本的にうちに誰かがいるときは、放し飼いです。
午前3時くらいに帰宅するので、帰ると同時にケージをあけます。
それからわたしが仕事にでかける午後3時くらいまでが自由時間です。
無人になるときはどんな場合でも、かならずケージにいれます。
1泊以上の場合は、かかりつけの病院であずかってもらいます。
○トイレは、どこに、どんなふうに設置してあります か?
ケージのなかはトイレはいれていません。
パッチーの場合、ケージごとうちにきたのでもう、その中には「なにもない状態」があたりまえになっていて、トイレはすべてぶんなげてしまいます。
ケージには木製すのこがひいてあるのでそのうえでやっています。
あとは、キッチンのはじっこにおおきめのペットシーツを敷いて対応しています。
はずかしながら、トイレのしつけには失敗してます。
いろんなトイレがすべておしいれにはいっている状態。
これは、あんまり毛球症で入院をくりかえしているため、「ウンチがでるだけでしあわせ」という私の気持ちがあって、あんまり強くおこれないからです。
とにかく掃除あるのみ、という対処のしかたです。
◎病気について
小さい頃から、今までにかかった病気がありました
ら、年齢順に詳しく教えて下さい。
(その時の症状・経過・獣医さんの治療の様子・薬の名前なども、わかりまし
たら、お願いします。
また、治療費も教えてください。)
毛玉症
最初の発病はうちへきて1年目でした。
3日間なにも食べず、元気がありませんでした。まだ、うさぎMLも知らなかったし、てっきり、夏バテだと思っていました。ケージからだすと走り回っていましたがとうとうフラフラしだしたので病院へ連れていったところ、毛球症がひどく、腸閉塞をおこしていて、その場で死んでもおかしくないといわれました。2週間の入院で13万かかりました。
それからは、半年に1回かならず発病しています。
一番最近は1999年の2月でした。
すでにもう6回入退院をくりかえしていることになります。すべて毛球症です。
ただ最近は発見が早いのでたいてい1週間の入院で4から5万くらいの治療費です。
かかりつけの病院では基本的にうさぎの場合、できるだけ外科手術はさけるようで(内科系の病気のばあい)、毛玉症も薬でじょじょに治療するため、とても日にちとお金がかかりますが、今まで無事に退院できているので、必ずそこにつれていきます。
入院中の治療の内容は、基本的に「本人の自然治癒能力」をおもんじるということで、 明細には、「強制きゅうじ」や、「筋肉注射」がありました。 退院後は予防薬として、つねに、ラキサトーンを2本 常備しています。
パッチーは毛の質が毛球になりやすい、よく毛繕いをする。ということで毛球症の発病率が高いようです。
毎日のブラシ(それもひどいときは掃除機をつかう)、
セイロガンが小さくなりだしたらラキサトーンをどんどんのませる。
牧草きらいのため、できるだけ繊維質の高いペレットとみじかめの牧草をまぜて与える(ペレットを食べるとき、すこしでも牧草がまじればいいとの思いから)、
などの予防策をとっていますが、それでも発病しやすいのです。
セイロガンをわってみて毛がまじっていたら気をつけるようにと先生にいわれていますが たいてい、いつも毛はまじっているので、自分で基準をもうけています。
セイロガンの量、大きさにすこしでも疑問があったら すぐにラキサをのませます。
換毛期には毎日小指1本分くらい、あげます。 パパイヤボールは3本飲ませましたがうちの場合まったくききめがなく、その3日後に入院したことがあるので、今ではまったくあげていません。
1999年秋は、セイロガンが小さくなってきた段階ですぐにラキサトーンをのませ、毎日1時間ちかくのブラシでなんとか毛玉症には至りませんでした。ラキサは6本くらい使ったと思います。
毛玉症になりやすいとはいえ、出来る限り予防したいと思い、がんばっています。
とにかくえさが2回以上少しでも残っている、セイロガンが小さいという状態になったら、それ以外特に異常がみられなくて元気そうでもすぐ病院へ連れていきます。
そうするとたいてい「また、つまっちゃったみたいだね」といわれて入院です。
抜け毛のシーズンは毎日ひやひやです。1シーズンにかならず10万は入院費用でみています。
けが
友人宅のうさぎにかまれて皮膚がさけたことがありました。
そのときは塗り薬とエリザベスカラーを処方されました。5,6千円だったと思います。
ぐりぐり(診断名:左脇腹腫瘤)
あとは、右前足のつけねの下あたりのしこりを治療しました。
1999年の春先に見つけ、大きくなったり本人の様子に変化がみられた場合は、すぐに病院に連れていくことにして、当分は注意深く観察を続けることにしていました。
悪性かどうかは手術で摘出してみないとわからないとのことで、それで受けるダメージを考えるとしばらく様子をみたほうがいいだろう、と先生に言われていましたし、私も先生の意見に賛成なので、最悪の場合をのぞいての外科手術はさけたいと思っていました。
ところが、このぐりぐりがこの年の秋に倍くらいの大きさになったため、先生から手術をすすめられました。
はじめて発見したときは小指のつめくらいだったのが、10月には親指のさきくらいの大きさになっていたのです。
大きくなった以外は、特に変わったところはなく、さわらなければわかりませんでしたし、本人もまったく意識している様子もなく、動作も普通でした。
ただ、あおむけにするときどうしても前足の下に手をいれて、ぐりぐりにあたるとかなりいやがるそぶりがありました。
触ると、ころころした感じでした。
麻酔の危険ももちろんあるため、最終的には「判断はおまかせします」といわれました。
1ヶ月悩みましたが手術にふみきることにしました。
もし、腫瘍が悪性の場合、時間がたつにしたがってどんどん手術の危険性はます、ということ。
いままでの入退院のくりかえしから、この病院を信頼していたこと。
万一、麻酔でいってしまったとしても高齢で手術ができなくなってから後悔したくない、との思いからでした。
さいわい、11月29日の朝、入院。その日の午後手術。
「6時すぎには麻酔からさめるでしょう。さめたらすぐにご連絡します。」
と先生にいわれていて、本当に6時5分に電話がきました。
何事も順調だったようで、術後は約1週間の入院で済みました。
つきっきりで様子をみれる場合は手術後2、3日で退院できるそうですが、うちは大事をとって抜糸がすむまで入院させました。
ですから帰ってきたときには、ほとんど入院前と同じ、食欲も普通にもどっていました。
腫瘤の組織学的検査の結果は、年をこした1月にわかりました。
てっきり、電話で検査結果を教えてもらうのかと思ったら、
日大農獣医学部病理学研究室の「病理組織検査報告書」 のコピーと病院の院長先生の直筆お手紙つきでした。
−−−−「病理組織検査報告書」−−−−−− 臨床所見(経過)および診断 99年1月 左前肢脇にあづき大のしこりに気づく 大きくなった左脇腫瘤 99年11月29日摘出OPE 検査材料の採取部位および所見 左前肢脇部 2cm×1,8cm×1cm 1ケ 病理組織学的所見および診断 腫瘤は成熟した太い線維性組織からなり、異型性の細胞の浸潤は 認められません。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−とありました。
良性腫瘍でよかったですね!!
*ぐりぐり(診断名:左脇腹腫瘤)摘出術の費用等*
診察料 :1500
入院費 :22500(2500×9)
便検査 :1000
吸入麻酔 :6000
腫瘍摘出術 :10000
筋肉注射 :9780(1630×6)
内服処置 :2700(300×9)
病理所見・組織学的検査 :5000
合計 58480円
◎去勢手術をうけていますか?
去勢はうけていません。
◎特技うっとり
こんなワザがある!!
うちの子のチャームポントは、ここだ!!
というのがあったら、いくらでも気のすむまで書いて下さいませ。
たいしたことではないんですが、顔を近づけると鼻のあたまをぺろぺろなめてくれます。
パッチーは里子に出されてうちでなつくのにすごく時間がかかりました。頭をだまってなでさせるのに1年くらいかかり、毛球での入退院をくりかえしながら3回目の退院あたりから、やっとすこし おとなしい、いいうさぎにかわってきました。だからそれだけでもすっごくうれしいです。
◎お写真のようにリードをつけてのお散歩は、よくするのですか?
以前はケージに入れていた時間がほとんどだったため、 あたたかい日に時々外へつれていきました。
専用のリュックにいれて現地についてから首輪とリードをつけます。 散歩ではなく、勝手にそこいらをかけまわったり 木の下にもぐったり、という具合です。
今は1日の半分が放し飼いなので、ほとんどつれていく必要がなくなりました。
いちど、リードを噛み切られて、つかまえるのがたいへんだったこともあって それからはウサギ用の細いものではなく、犬・猫用のもう少し太いものにかえました。
うさちゃんのお散歩は、犬などに追いかけられたり、リードが体にからまって怪我をしたりの危険もあるので注意が必要ですね。
◎困ったちゃん
セイロガンのまきちらしと、ブドウウンチを自分でつぶすこと。
(まあ、ぜったいなおらないと思うけど)
◎長寿の秘密
そういわれてみると、これには気をつけていたとか、
ありますか?
とにかく、毛球症を少しでもふせぐこと。それとパッチーのストレスになるようなことはできるだけしないようにしてきたことくらいでしょうか。
毎日からだをさわって異常がないかどうか、たしかめる。
セイロガンや食事の量はチェックすること。
◎うさぎとの同居生活で、「これだけは!!」と思って いる基本ちゅうか、なにか思うことがあったら、お書き下さいませ。
うちの場合、うさぎではなく、あくまで同居人のつもりです。
だから人間と同じように、できるだけ本人の意思を尊重してあげたい、と思います。
ただし、こちらが上なのだ、ということは本人に自覚させるのが大事だと思います。しつけ、という意味でのしかったりも大事です。
こちらが困ることはやらないようにさせる、でも必要以上にむこうにもかまわない。自分がいやなことは、むこうもいやだろうから無理じいはしません。
これは、人間関係とおんなじですよね。いつかはぜったい先にいってしまうのだ
からいっしょにいる間は、いい関係をつくっていたいと思ってます。
あとは別の意味で、飼っているのだからその責任がある、ということ。
あたりまえですが、病気やケガの対処・日常の世話はきちんとしたいと思ってます。
毛球ともうまくつきあいながら、このまま1日でもながく生きられるように
がんばりたいと思ってます。
◎ところで、「パッチー君」というお名前の由来はなんですか?
パッチーを最初に飼った飼い主さんが、
なんとパチンコで勝ったお金で買った子なので 「パッチー」になったそうです。
それをきいて名前をかえようと思ったのですが 、前の飼い主さんが主人の同僚で、まだ職場がいっしょだったため、やむなくずっとそのままです。
◎パッチー君といえば、うさぎMLなどで「おたわけパッチー君」という愛称で有名ですが、 この「おたわけ」は、どういうエピソードから、そう呼ばれることに なったのでしょう?
パッチーは1歳をすぎてのもらいっこだったため、 うちへ来たときは、すさんでいました。
噛むし、ひっかくし、ケージはあけても出てこない。 出たかと思うと、椅子やものかげにひそんで まったくといっていいほどなつきませんでした。
それをみた実家の母が「そんなおたわけは、鍋にでもして食べちゃいなさい」 といったため、それからは周囲に「おたわけ」とよばれるようになりました。
3回目に退院のとき、「おまえはお金ばっかりかかってなつかないし」 といった私に院長先生は
「この子は、本当はおとなしくて、性格のいい、いいうさぎだよ。 愛情をもって接していればぜったい、通じます。」といわれました。 いまでは本当にそのとおりになりました。
まあ、「おたわけちゃん」なところはたくさんありますが。
院長先生、いいこと言いますねぇ。じーーん・・。
パッチー君、ふじえださんちの子になれて、本当によかったね!!
毛球症と闘いながら、うーーんと長生きしてくださいね。
なにかの病気のせいというよりは、パッチー君にやってきた自然な老いということのようです。
お別れはつらいことですが、半年間の介護をとおして、飼い主さんはパッチー君と、より心が通じ合ったように思えるそうです。