イベントその3。

いよいよチェーザレ、アナタのもとへ!



やっと逢えたわね、わたくしのチェーザレ!

さあいよいよチェーザレの元にやってまいりました。
実はこの前の日にヴェネツィアのカーニバルでバリバリの仮装で一暴れしてきたのですが、ボルジアネタと関係ないのでこれは勘弁しておきましょう。
そのくたくたの身体を引きずって、何とか辿り着いたリミニ。
しかしここでも大事件が待ち受けていたのです!!

ボゲーラの電車にさえ貼ってあったポスター。途中乗換駅のボローニャでも結構みかけたポスター。
当然、リミニに着いたら町中がこのポスターで溢れかえっていると思ったわたくしが甘かったのです。

そこはほぼ無人と言ってもいい駅。しかも、申し遅れましたがその日は日曜日。
イタリアのお店は基本的に日曜定休ですが、しかし、まさかツーリストインフォメーションまでが閉まっているとは! そしてたった一枚のポスターも貼られていないとは!!
興奮のあまり開催日すらチェックしていなかったわたくしが、開催地をチェックしているはずが無いじゃありませんか!!(←いばるな。)
どこでやっているのかもわからないこの展覧会。
あてずっぽうに街をあるくか?とまで思いました。しかも、展覧会のインフォに電話しても、応答なし!!!!

唖然として途方にくれる妹とわたくし。ほぼ半泣き

最後の手段としてわたくしは、敢然と、タクシー乗り場の運転手のおっちゃんに話しかけました。
「あのう・・実はレオナルド・ダ・ヴィンチの展覧会がやってるはずなんですけど、どこでやってるかご存知ですか?」
そう。実はわたくしは、ボルジアファンであることを公言するのが物凄くイヤなのです。
なぜかは・・まあ乙女心と思ってくださいな・・。
すると、おっちゃんはこのイタリア語をしゃべる市松人形・しかも双子。に、やや唖然としながら、「それは多分あのお城でやってるやつじゃないかなあ・・今やってるかどうか知らないけど、とりあえずいってみるか!」
と、わたくし達をのせてお城に向けて出発しました。

ドキドキドキドキドキドキ。やってなかったらどーしよー!!と、内心不安で一杯だったわたくしですが、眼前にそびえるシスモンド城、そして上の写真の垂れ幕を見て、おっちゃんに抱きつかんばかりに大喜び。
「命を救われました!!」
とまた意味不明の大仰なお礼をいうイタリア語をしゃべる市松人形・しかも双子。

というわけでやたら長い前ふりですが、いよいよそのお城の中で見たお宝映像の数々をご紹介いたしましょう!!
あ、中は写真撮影禁止だったので、全てカタログの接写です。スキャナーも持ってないので。
その重い重いカタログを持って先に日本に帰ってくれた妹にここで感謝を述べさせていただきます。
ありがとう、妹よ!

まず思いっきり目を引かれたわたくしのチェーザレ。
割と著名な絵ですが、実物を見るのは初めて! 感動したわー!
でも説明書きを読む限りでは、この世に現存する絵の中で、確かにチェーザレだ、とおもえるものはない、とのことでしたの。だからこれもわかんないんだけど、多分そうだろうというものだそうです。
いいのいいの、あなたがチェーザレで誰も文句言わないわ!
ああステキー!
しかもさ、かなり、LORのアラゴルン、ヴィゴ・モーテンセンに似てるよねえ・・やっぱりわたくしの夢は間違いじゃなかったんだわ!!

この絵の前に立ち尽くして涙をこぼさんばかり
イタリア語をしゃべる市松人形・しかも双子。
に、係員のおっちゃんはひどくご満悦。
危うく「リミニって素晴らしいとこですね」と言いそうになりました。
イヤ確かにすごい催しだ。ありがとうリミニ!

そしてこちらはレオナルド・ダ・ヴィンチのチェーザレの肖像画といわれる絵。
妹は「いきなり老け顔過ぎ」と言ってましたが、一番右のとか、イケメンじゃんねえ。
この実物を見れたのは価値あったわー。感動のあまり近寄りすぎて、赤外線につっこんでブザーがなりましたが、お咎めなし。よかったよかった。

これまた超お宝映像! ななななんと、左からドン・ミケロット、ペドロ・ルイス・ボルジア枢機卿、マキャベッリ、そしてチェーザレのフォー・ショット!!
ちょっとそこのアナタ。ドン・ミケロットですよ!!
画像の質があまりよくないのが悔やまれますが、もっといいのを見たい人はいつかわたくしにこのカタログを見せてもらってください。
まあ枢機卿目立ちすぎ、脇役の癖に!!という噂はありますが、とにかく熱い場面であることは間違いありません。

こちらはチェーザレが領地で発行していた通行証。
あまりにも綺麗な字で書かれているので、直筆で無いことは請け合いですが、わたくしも欲しい! チェーザレ、ではなくカエサル、と書かれているあたり、いやそれはラテン語だからしょうがないんですが、やっぱりユリウス・カエサルを自分の前世(?)だと信じていたチェーザレだけのことはあるねえ・・うん。

そして全然見えませんがこれ、チェーザレの最期の直筆の手紙
マントヴァ公爵フランチェスコ・ゴンザーガ(ルクレツィアの愛人ですけどね)に宛てた、援助を求める手紙です。

もう泣ける! 写真だけで泣けるわ! ああわたくしがその時代のイタリア貴族だったら絶対助けてあげたのにねえ・・



と、まあとりあえずこのくらいにしておいて、とにかくそれはそれは素晴らしい展覧会でした。
楽しかったー。
6月15日まで開催しているので、ファンなら是非一度行かれることをお勧めしますが、しかし、なにしろテキはリミニ。
夏場こそ、リゾートして栄えていますが、冬場は全く死人の町となるリミニ。
開催二日目の日曜日で既に、客はごく少数という現状を見てきたこの展覧会の行く末が気になるところですが。
一応、当該インフォサイトはこちら

そしてわたくしたち姉妹は、わたくしの親友で同僚(?)もあるシモーナちゃんと会うために、リミニを後にしてボローニャにむかうのですが・・それは次のイベントと言うことで。


リミニの中央広場より。しかしリミニ当主のマラテスタはチェーザレに酷い目に合わされてるんだよね。
なのにこんな展覧会を開いちゃうリミニ。底知れないわ・・

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