イベントその4。

ボローニャ大学始まって以来の秀才。



ボローニャ大学??なのか??

リミニで感動のチェーザレとの再会(?)をしたわたくしと妹は、その足で、ボローニャに出張中(普段は青山でわたくしの隣の席にいますの)わが同僚兼親友・シモーナちゃんに逢いに行くことにしました。

ボローニャと言えば・・世界最古の大学として有名なボローニャ大学
チェーザレも通っていたイタリアで最も有名な大学で、わたくしも大学と言うことで選ぶなら、ボローニャ大学に留学したかったわ・・
でも住む場所がローマじゃなくちゃイヤだったから、ローマ大学にしたわけですが。

シモーナはボローニャ大学に通って日本語を勉強した才媛、と見せかけて、全然日本語しゃべれないのが謎ですが、まあそんなことは良くて、彼女は快く、ボローニャの町を案内してくれました。
カーニバルの最終日、ということで山車がでたり子供達はやたらと華やかに仮装していたり、あわあわのシェービングフォームみたいのを人々がかけあっていたり、そしてわたくしの大切な毛皮にその泡がかかって、あわてて噴水で洗濯したり、まあさまざまなことがあったわけですが、わたくしの興味はなんと言ってもボローニャ大学。

何しろわたくしの愛しいチェーザレの父親・アレッサンドロ6世は、ボローニャ大学はじまって以来の天才、と言われている、ということはボローニャ大学出身なのです!!
そしてイトシのチェーザレも、学生時代はボローニャにいた・・
と思ってるんですけど、いま読んでる本でピサ大学、と書いてあったりして、ちょっと不安なんですけど・・どうだったっけ? 調べるのが面倒なので、ここでは無かったことにして先に進みましょう。

それにしても当時の大学といえば神学と法学くらいなので、そして学生はみんな男で、基本的には聖職者、と言うのが原則だと思うのですが、そしてチェーザレも学生時代は僧侶だったのですが、でもいま読んでる本ではメディチの御曹司が来てたりするよなあ・・どうなんだろう・・まあいいわ(いいのか?)。
当時の学生の生活と言うのも結構刺激的で、これはわが敬愛する作家、佐藤賢一氏の「王妃の離婚」が面白いのでご一読をお勧めいたします

でもさー、大学行って思ったんだけど、いまや全ての学部が通りに面した建物に分けて入っているので、「これがボローニャ大学!」と言う敷地もなければ、建物も無いんだよね・・
「ここ一体に、ボローニャ大学の各学部の建物が点在しています」としか言いようが無いんだもの。
イマイチ、気分でなかったわ・・

しかし、さすがは大学の町、ボローニャ。;
かなりナイスな伝承をシモーナに教えていただきましてよ。

この街には高い細い塔が並んで立っていて、この二つの塔、二つの有力貴族がお互いの誇りをかけて「どちらが高い塔を建てられるか」という競争をして作られたものなのですが、その高いほうの塔に、登ることが出来るのです。
「高いところに登らない限りは一つの街から帰らない、たとえ何十キロ歩く羽目になっても、そこに登ることの出来る塔がある限り、何が何でも登る」というくらい高いところに登るのが好きな、高いところマニア・妹(馬鹿なだけ?)。
以前フランスでは、塔に登るために、隣町まで、氷点下の寒さの中を寒風吹きすさぶ長い長い橋の上を通って、1時間近く歩かされました。ええ。
と言うわけで今回も当然登るわけですが、そしてこの塔が狭い狭い螺旋階段が、目が回るくらいに長く続くと言う三半規管の弱いわたくしの苦手とするタイプだったのですが、とにかく登りましたよ。ええ。

やたらくらいですが、塔の上からの映像です。

でもこの塔はね、大学在学中に登ってしまうと、落第して卒業が出来ない、と言うジンクスのある恐ろしい塔だそうです。
わたくしたちは三人ともすでに卒業証書も持っていたので、安心して登ってきましたが、卒業旅行とかで行って、実は単位が取れてなかったなどと言うことにならないように皆様気をつけましょう。

その後、おいしいおいしいパスタをボローニャ一の庶民派レストランで平らげ、妹は下戸なものですから、シモーナがいるのをいいことにボトルでワインを頼んで二人で開けたんですけどね。
久しぶりのお酒で酔っ払ってたわたくしは、フェッラーラの駅に辿り着くと同時に、周りのイタリア人が凍り付いて呆然とするほどに派手にこけました。
・・血だらけ。
皆様があまりにも丁寧に、「奥様、お怪我は??」なんて聞いてくださる中、手のひらからだらだら血を流しながら起き上がり、元気に「ご心配なく!!」といいながら高笑いを残して去っていくイタリア語をしゃべる市松人形・しかし双子の片割れは他人のふり
フェッラーラのミニバスには、その後もしばらく、酔っ払って笑いが止まらなくなったわたくしを「おねえちゃん・お願いだから静かにして・・」となだめる妹の姿がありました。

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