時代衣装おかむら。
その魅力はなんと言っても、女将さんであり髪結い、衣装、着付け、更には撮影までほとんど御一人でこなす岡村和枝さんのお人柄と、腕前の確かさでしょう。
(あ、今回ご協力いただきました女将さんの娘さんも、もちろん素晴らしいお人柄と腕前の持ち主であったことは特記しておきます。)

日本の企業というのはとかくマニュアル化を推し進めがちで、わたくしなどはディズニーランドで海賊の変装写真を撮った時、ポーズまで決められていることに愕然としたものですがもちろん、そういうマニュアル化されたものの均一化されたムラのないサービスの素晴らしさ、というのは重々わかった上で、おかむらさんの「マニュアル化されなさ」には圧倒されます。

女将さんの個性がそのままお店の個性。お客さんとの個性のコラボレーション。
マニュアル化されたお店では、お客さんの個性や、変身をさせてくれる人の個性はある程度かき消されますが、ここおかむらさんでは本当に、「人と人とのやりとり」の中で、全てが行われます。こちらの希望もきいてくれるし、女将さんも自分の意見をある程度まで率直に表現してくれる。
もちろん、お金が発生していることですから、「お客さん対お店の人」という域を超えることなしに、それでも人対人の温かさ、二つ以上の個性が一所におさまるという人間関係の醍醐味を体験することが出来る。
マニュアルに乗せられているだけでは味わえない、まさに粋な大人の遊び
わたくしはもちろんやったことがないですが、お茶屋遊びとはかくもあらん、と思えるものでもあります。

わたくしは、とある別のところでも仮装をしたことがあって、それは決して悪いものではなかったのですが、どちらかを選べといわれれば圧倒的におかむらさんをオススメします。
こちらが何かを表現すれば、必ずそれに答えてくれる、懐の深さと腕前をもった女将さんとのやりとりが、それ自体、プチ癒し体験だから、かなあ。
お金も時間もかかることなので、余裕を持って行きたいことはもちろんですが、誰かが個性まで見極めて、一生懸命に自分のことを綺麗にしてくれる、しかもその結果が鏡の中の自分ということで、すぐに表れる。そういう醍醐味は、おかむらさんならでは、でしょう。

まあ、こればっかりは相性があるので、みんなが同じように感じるかどうかはわからないのですが、わたくし個人的には、女将さんの人当たりがよくてパワフルで、リアクションが大きくて、とにかくなんにでも前向きなオーラにめろめろ。「お客さんに楽しんでもらうことが第一」といい、そしてまた自分の腕に確かな「職人の誇り」をもつ人は、なんといってもかっこいい

オペレーションの関係上、待ち時間が長いこともあるし、予期せぬハプニングにであうこともありますが、それもまた、愛嬌というか醍醐味というか。
今回のような映画撮影もそうですが、おかむらさんでの変身体験は、一から十まで、アドリブの舞台みたい。乗ったもん勝ち楽しんだもん勝ちのこの世界。女将さんの両腕に自分をゆだねて、ひと時の非日常体験はいかがでしょうか。
料金は12500円〜。「ヤヨイのページをみて」と言ってくだされば女将さんも喜んでくださるかもしれないので、挨拶代わりに是非どうぞ♪
詳しくは
時代衣装おかむらにて。