いもやすく寝られざりけり春の夜は 花の散るのみ夢に見えつつ

凡河内躬恒


儚いっていうのは難しいことで、
一歩間違うとわたくしが何より嫌いな貧乏くささに、
一歩正しければ、絢爛豪華な惜しみなさになることができる、と思うんです。

無常感がわたくしにとって何より苦手で、何より愛しい感覚なのは、
その一番難しいバランス感覚が要求されるから、なのですわ。

常に、正しいほうの道をたどって、いつも散り際の百花繚乱でいたいんですが。

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