タイ旅行記3・ノンストップ爆裂観光

朝7時10分。ああ、今日も早起き観光の始まりです・・

重たい身体を引きずりながら、ガイドさんから催促の電話まで頂きつつ、今日のツアーは(本物の)水上マーケットと、象乗り体験。
昨日夜店でかった超可愛いピンクのキャミソールで、いざ出発です。

ななななんと、本日のツアー参加者はわたくしたち2人だけ。
ガイドさんと運転手さんを貸切にしたようなものです。これで朝の7時から夕方5時まで至れり尽くせりしていただいて一人1500バーツ(4500円)。人二人、丸一日拘束して、さまざまな入場料やら食事まで混みでこのお値段。恐るべし、タイのコスト・パフォーマンス!!

というわけで、昨日の「なんちゃって水上マーケット」とは違う、本物の水上マーケットへ向かうわたくし達。
高速200キロくらいで飛ばしても、余裕で1時間ちょっとかかりました。結構遠いのね・・

途中立ち寄ったココナッツ・ファームというドライブ・イン的お土産物屋さんでいきなり朝からカレーで腹ごしらえ。
タイ人は朝からカレーを食べる。
タイカレーというと、日本ではココナッツミルクばりばりの油っぽいものを想像しがちですが、本場のタイカレーは水っぽくてさらさら。
カレーというよりもスープ雑炊みたいなイメージで、すっきり食べられます。
そして昨日の戦いがウソだったかのように、相場を知ったわたくし達は値切りに値切ってお買い物。ここでの戦利品は孔雀の羽の団扇、超楊貴妃っぽい!! たまたま、目の周りを赤くしたお化粧だったので、我ながらにあうこと似あうこと!!

そしていよいよ水上マーケットへ。
船着場から、ジェットボートでマーケットまで向かうのですが、これがメチャクチャ気持ちいい!!!!
結構高速で、幅の細い運河のようなところを飛ばしていくのですが、ディズニーランドのジャングルクルーズの本物バージョン、という感じ。
今も、実際にその水上で生活している人々がいて、子供たちは水上のブランコで遊び、花々は咲き乱れ、そして各家庭に一つずつくらい、屋外祭壇のような? お寺のミニチュアのような仏壇があって、驚くほどに美しい。

たしかに、実際の生活している場所を観光客がジャングルクルーズまがいに訪れる、というのは、ちょっと異様な状況かもしれませんが、あの美しさは純粋に鑑賞されるに値する、誇るべきものだと思います。まあ日常生活をひっきりなしに覗かれるほうとしては、そんなものじゃないのかもしれないけど・・でも美しいんだもの。

20分ばかりしてたどり着いた本場の水上マーケットは、物凄い活気。
船の上でモノを売るおみやげ物やさんはもちろん、船の上で調理する食べ物屋台もわんさか出ていて、鮮やかな色彩とエキゾチックな雰囲気で酔わせてくれます。
mocoちゃんは、果敢に揚げバナナに挑戦。二つ頂きましたが、おいしかったなあ・・あれで20バーツくらい? 60円、や、安い。

そしてわたくしたちは、せっかくだからと、水上マーケット名物の手漕ぎボートに乗り込みます。
ここまではジェットボートで来てたんだけどね。手漕ぎを一艘貸切にして、一人200バーツ。一人600円。結構いい値段です。まあ、きっとそのうちいくらかはガイドさんにバックされるんだろうから、この超激安ツアーのチップと思えば安いものです。

mocoちゃんは、なんとなく乗り気じゃなかったようなんですが、それというのも「どうせまた戦いの数々が・・」という危惧だったのね。観光客しか乗ってないボート、おみやげ物しか売ってない市場ときたら、当然のごとく、超過酷な売り込みレースが待ち受けていると。
そしてそれは確かに、そのとおりだったのですが・・
現在のタイのお土産業界で、恐らく一番のヒット商品なのであろうモノ。それは、途中まで広げると扇子としてつかえ、360度広げると帽子になるというつまり扇子帽子。折りたたんだ状態は、大きな扇子をたたんだものの、付け根側が大きくカーブしているという感じ、といったらわかるかしら。
まあ、タイは暑いし、日差しもきついので、扇子と帽子として使え、結構エキゾチックな柄で作られているそいつは売れ筋なのだとは思うのですが・・
手漕ぎボートから見える無数の船上屋台で、おばちゃんたちが狂ったようにソレを閉じたり開けたりしている様子は・・一種壮観でした。

大方の予想通り、かなりしつこくいろいろ薦められ、なにしろ船の上です。漕ぎ手のおばちゃんも心得たもので、一つのお店に舟をつけると、そのまましばらく舟をだしてくれません。身動き取れないまま、至近距離からひたすら商品を進められるわたくし達。
わたくしは昨日買ったかんざしよりも可愛いものを見つけてしまい、値段を聞くとなんと500バーツ! なめてんのか! ぼるにしてもほどがあるだろう。

そうそう、わたくし、値切り交渉のコツ、というか、マーケットでの交渉のコツというのをここで皆様に伝授したいと思います。これを読んでいるあなたはラッキー! これは多分イタリアでもタイでも、その他どの国でも使えます。
コツは簡単、「自分的にいくらだったら買うのか」を、明確に定めること。
モノの値段の相場なんて状況や場所でいくらでも違うし、日本みたく全ての品物にきちんと値段がついているところって、あんまりないと思うのよね。
日本人の癖は、あんまりほしくないものまでとにかく値段を聞きまくって、値段によって買うか買わないかを決める、というものですが、この方法は海外ではあんまりお勧めできないわ。
以前どこかにも書きましたが、「値段を聞いてからほしくなる」のは日本人だけで、大抵の人は、「ほしいものがあって、いくらなら買うかを決めている」のよね。
片っ端から値段を聞くのではなく、値段がついていなくても、ほしいものとほしくないものというのはわかるはず。そして、その欲しい物に対して、自分がいくらなら出すことが出来るのか、をちゃんと考えておく。
畢竟、買い物というのはそういうものなのではないでしょうか。
例えばダイアモンドのネックレスが300万円のところ100万円、といわれて、3分の1の値段だから、という理由でソレを買うのは、間違いなわけです。300万円のものが100万円になったことが大事なのではなく、その品物の対価として、自分的に100万円が正しいかどうか。を見極めなければなりません。
旅先での買い物で、「それを買わなかったら生活にかかわる」なんてものはほとんどないですから、無くても十分やっていけるはずの品物ですよね。なら、自分が決めた以上の値段だったら、買わなければいいのです。
ここで重要なのは、いくらなら買う、の「いくら」の部分を具体的に想定しておくこと
漠然と考えていると、相手の口車に影響されてしまいます。
相手が値引きを使用が何をしようが、自分の基準値がはっきりしていれば大丈夫。

水上マーケットという観光地中の観光地で、しかも割りとお金持ちの観光客が詰め掛ける場所で、品物が相場より高いのは当たり前。「手漕ぎボートに乗って、船の上の屋台から買ったかんざし」という思いでつきの品物を買うわけですから、多少高くてもいいのです。しかし、100バーツが限度。
というわけで、わたくしは相手が徐々に「500、いや300、いや200」と言っている間、ずーっと「100バーツ。」といっていました。
だってそれ以上の値段だったらいらないんだもん。
で、最終的には100バーツで交渉成立するわけですが・・5倍の値段吹っかけてるわけね。おそろしやー。

手漕ぎボートは両脇に水上や大河連なる3.400メートルくらいの運河を進み、Uターンして船着場に戻ります。約30分で終るはずの行程が・・帰り道で大ピンチ!
もともと、右側通行とかそういうことがなく、なんとなく船頭さんたちの阿吽の呼吸で通行しているところが魅力だったのですが、物凄い渋滞になってしまったのです。
とにかくがちがちに船がひしめきあってしまって、前にも後ろにもいけない。
船と船ががちがちあたって、小さなボートですから、隣の舟の人とも至近距離で触れ合えるくらいの状態で、超渋滞。
そしてここで、タイ人の本領が発揮されます。
つまり、なにもしない!
時々強引なひとがむりやり船と船の間をこじ開けて、自分だけは渋滞を脱出していたりしますが、うちの船頭さんは小柄でややどんくさいおばちゃんで、全然、なんにもしない。
いや、普通ね、こういう時って、誰かがイニシアチブをとって、仕切って、どうにかなるでしょう。
こっちに向かう船は右によって、こっちに向かう船は左によって、一列で、とか、なんとか、だれかが叫び出せば、そんな大変なことはないはずなんですよ。
それが、誰も、何もしない。
ただぷかぷかと浮かんだまま、隣の人とのんびり会話しながら、「困ったなあ」「暑いねえ」などとやっているわけです。
結局、15分くらい炎天下に晒された後、警察官の交通整理によってあっさり渋滞は解消するわけですが・・運命を受け入れるにもほどがあるぞ、タイ人。

なんだかやたら長くなってきたので先に進めますが、その後の予定はローズガーデン。
バンコクの元市長さんがつくったタイ民族版テーマパーク。
バンコクから35キロくらいの場所にあるのですが・・これが、超綺麗。
タイの古きよき時代の田園風景をテーマパークにしたらしいのですが、ちょっとディズニーランドのウェスタンランドを髣髴とさせる、ぴかぴかに掃除され、磨き上げられた田舎町。恐らく実在はしないであろう、人が夢に描くところの「のどかな田園風景(しかし汚いところ、臭いところは全然ない)」です。
お店とかもそれらしく木で出来ていたりして、規模はそれほど大きくないのですが(敷地は広いけど、広大な湖だったりするので)、散歩するだけでもなんだか幸せな気分になれました。
作り物なんだけど、それほどあざとくない。
ランチはこちらのブッフェだったのですが、綺麗で美味しくて、楽しかったですわ。タイ米のチャーハンってメチャクチャ美味しい。

ここでのわたくし達的のメインは象乗り体験。
本当はちゃんとした「象に乗ってトレッキング」とかがやりたかったのですが、今回は時間がなかったので、こちらのほんの40歩くらいの象乗りで我慢することになりました。
とにかく象に乗った、という既成事実が大切なわけです。
一瞬だったので、イマイチ記憶が曖昧ですが、結構高かったなあ。割と揺れるので、少しスリルがあって、宜しゅうございました。
というわけで既成事実を記録した写真です。存分にご覧くださいませ。
象使いのお兄ちゃんは、結構わたくし好みでしてよ。ほほほ。

おまけに、ニシキヘビのチャーリーさんを首に巻いて写真を撮ることも出来たので、蛇革好きのわたくしは撮らせていただきました。いやあ、なんだかすべすべしててかわいくて、これから蛇革の鞄とか買えないかもしれないなあ・・あの微妙な色合いがいいのよねえ・・
蛙とか蜥蜴はそこにいるだけで気絶してしまうくらい苦手なのに、何で蛇だけは平気なんでしょうか。不思議だわ。

とはいえ、ローズガーデンの本当のメインは、1時間に及ぶタイの伝統民族ショウ? なんと形容していいのかわかりませんが、色んな儀式や色んな伝統舞踊、さらにはムエタイまで、ショウ形式でどんどん紹介してくれます。
mocoちゃんは前座のセパタクロおじさんに夢中になっていましたが、全体的になんともいえない味があるシロモノで、これは見た人にしかわからないだろうなあ・・
とにかく、象まで登場し、総勢100人くらいが舞台に上る非常に惜しみないショウなのですが、なんていうか・・一種の「とほほ」な味わいがキモといいましょうか。

なんか書いているだけでまた疲れるくらいハードな一日ですが、mocoちゃんはもちろんガイドさんまで寝てしまう帰りの車内、わたくしは運転手さんを一人にしないため、必死で起きておりました。
でもさすがに途中から記憶がないわ・・

ホテルに戻って17時。
しかし、この日のメインイベントはまだ先にありました・・


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