お洋服とわたくし。

(ありがとう、Michelさん!)

楽園着せ替えニッキでも明らかなように、わたくしは大の衣装好きです。
1日ごとにテーマを決めて、それに合わせた衣装をきるのがわたしの、わたしなりの現実との折り合いのつけ方なの。
わたしは要所要所で、女は顔、と宣言しているのですが、ほんとうは、どちらかといえば女は外見、といってもいいかもしれません。(あまりかわってないかなあ?)
だから当然お洋服も、日々、わたしにとって、好きなわたしをつくるための大事な要素なのです。
ここで、わたしがスーツとかが好きな人だったら何の問題もなかったのですが、私の好きな服は、なんといっても
ドラマを感じさせる服です。そして、わたしにしか着れない服、というのも大好きです。
その服を着てることが
わたしにとって気持ちよく、自信を持って人前に立てる服であることが大前提ですが。

さて、イタリアに何の関係があるのか、と思ってるあなた。
これからです。もう少々ご辛抱を。

わたしの洋服はかなり量が多いです。そしてあまり見かけないものが多いため、親友や従妹はとまりにくると、よく試着をしています。その内訳は、6割イタリアで買ったもの。3割がZARAというメーカーのもの。残り1割がその他のメーカーのもの。
ZARAはスペイン製で、フランスで成功を得て日本に進出しているので、やはり服の趣味はラテン・ヨーロッパ系なのです。あきらかに。

別に、わたしったらイタリアがえりのおしゃれさん、ってことが主張したいわけじゃないのよ。ただ、日本の服は、あまり買わない。よっぽど安いとか、ギャグで買うということはあっても。
なぜかというと、
日本の服は、「おもちゃっぽい」
インパクトが弱い、というかもしれません。日本で人気のフランス系ブランドにもその傾向は見られます、というか日本用に作られてるものはみんなそう。
洗練されていて、おしゃれで、でも主張がない。ドラマがない。既製品ぽい。
誰が着ても似合いそう

日本というのは不思議な国で、こんなにおしゃれなのに、というかだからこそ、みんな同じような格好をしてる。一時期男の子がスカート(ロング)をはく、という前代未聞の流行がありましたが、その時期、渋谷界隈ではくろずくめで黒のロングスカートの男の子を何度か目撃しました。さすがに誰もが、ということはなかったのですが、あれは、イタリアではありえないことです。というか、ありえたとしても、何度も目撃するようなことにはなり得ません。
それは、
「着てもいいもの」と「着たら変なもの」を判断する境界線がちがうから。その一言。
日本は流行、他人の決めたルールに従う。
イタリアは、好み、自分の決めたルールに従う。

それだけの事なんですけどね。

イタリアの服はみんな、ダサくてもおしゃれでも、パンチとドラマがある。うまく説明できないのですが、イタリアのショッピング街を歩けば、なんとなくそれはわかると思います。
流行に乗っていようと、いまいと、「この服が好きな人はこれを買ってください」という感じ。
この服を着た自分を想像して、ハッピーになれるようなら買いなさい、という感じかもしれない。
誰かが着ていて、可愛いからかうんじゃない。雑誌に載ったからかうのではなく、あなたが気に入ったのなら、買えばいい。気に入らないなら、他のお店に行けばいいのです。

と、珍しくイタリアを誉めたところで。

しかしイタリア人。せっかくそういう服が売ってるのに、なんでそんなにダサいのよ。
(お、調子出てきたか?)
わたしが可愛い服を着るとみんな誉めてくれるのに、本人達はなんだか田舎クサイ。いや、もちろんお洒落な人もいます。でも平均的にセンスのよさを競ったら、それは日本人の方が上なような・・
わたしの付き合っていたイタリア人は、そんななかでもとても目が肥えていたほうだったので、わたしたちはどこへいっても超おしゃれカップルと認識されていました。
わたし程度で、ですよ。っていわれてもねえ、って感じでしょうが。

と思っていて、思いついた事。
日本ではわたしたちは、常にファッション雑誌を目にします。わたしはあまり買わないけど、それでもよく目にする。流行を追うかどうかは別問題として、必然的に目が肥える。
イタリアでは、それがないんです。たとえばアンアン、例えばノンノにあたる若い子向けのおしゃれ雑誌がない。ヴォーグやマリ・クレールは、ハイ・ファッションの参考にはなっても日々のおしゃれの参考にはならない。
若い子たちのファッションリーダーもいない。アイドルと言うのがいない国だから。
テレビに出てる若いお姉ちゃんたちは、裸同然でくねくねダンス(O−call嬢談)をおどる人達だし、この格好はディスコに言って踊り狂う参考にはなっても日々のお洋服の参考にはならないのです。
男性陣も然り。
思春期のころ、自分の身の丈にあうおしゃれの参考とするものがない、というのは、如何ともしがたい問題かもしれません。

と言うわけで結論。
日本で散々流行を見て、目が肥えた日本のギャルの方々。
イタリアに行ったら、しっかりと自分を見据えて、自分の好きな服を買いましょう。それは有名ブランドじゃなくても、ウィンドウはなんだか田舎くさいディスプレイでも、
アナタたちの目で見て、おしゃれだと思うものを見極めて、自分に自信を与えてくれる服を買いましょう。
流行に乗るのではなく、好きな服を好きなように買ったら、パンチとドラマの歩いたりあの服は、多分日本のおもちゃみたいな服よりも、個性を現す武器になる。

まあ、ただ、洋服と言うのは趣味の問題だからね。
わたしがいくらいいといっても、ダサいと言っても、そんなの主観でしかないし。
多分わたしの服だって、違う人が見たらまったく行けてないんだろうし。
でもわたしは自分の着ている服にいつも満足。持っている服全て、わたしより似合う人はいないんじゃないか、というくらいの勢いで、全部愛してる。
人がどう思おうが、知ったこっちゃないし。

服は、その日一日というステージを乗り切るための重要な衣装。

あしたは、吸血鬼シンデレラ(ドレラ、というんですって。)テーマで衣装あわせです。あー楽しみ。
こうしてわたしの日々はよりいっそう楽しくなるわけだから。


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