Sancia D’aragona
本名 Sancia D’aragona
出身 ナポリ王庶出の王女
チャームポイント ナポリの牝馬の異名を取るフェロモン。
男と見れば誘惑せずに入られない淫蕩で、プライドの高いお姫様。
でも家族愛には熱い。
想定血液型 B型
想定名台詞 女の本能は、なににも勝る最高の武器よ。男にはわかんないだろうけどね。」
「いいんじゃない、
たのしけりゃ
あたしのことをバカだと思ってる男が、一番バカね
想定座右の銘 女は色気、男は経済力!
ナポリの牝馬。
もうこの名前だけで、官能的な匂いバリバリ。男がほおっておかないでしょう。
おそらく、ボルジア関係者の中でも一、二を争う素敵なキャラ。
とにかく男がダイスキな「淫蕩で美しく、強気な女」を地で行く、私としてはルクレツィアよりも魅力的な逸材だと思っております。
かたや、白い肌に流れる金髪、線が細くて無邪気、天使のようなルクレツィア。
かたや、褐色の肌に黒上、グラマーボディに妖艶な微笑み、の小悪魔的サンチャ。
人気投票したらどっちに傾くかな、みんな・・。
アラゴン王家の王女サンチャは、ボルジア家の末っ子ホフレに嫁ぎますが。
しかしナポリで十分に成熟した女になっていた彼女にとって、この陰の薄い末っ子君は、まさに「物足りない子供」。
当然のように、ナポリのフェロモンで周り中の男を誘惑します。チェーザレとも、ホアンとももちろんイケナイ関係に。それにしてもこのときのホフレの心境を考えると、居たたまれないものになりますねぇ。
ただでさえみそっかす扱いされてきた彼が、初めてゲットした父親からの素敵な贈り物、美しい年上の妻、だったはずなのに、兄貴達がこぞってその女と関係を持ってしまうという・・。人生とは無常なものです。
そしてルクレツィアのその頃の旦那は、サンチャの弟、アルフォンソ・ダラゴーナ。
意外や意外、ボルジア兄妹とアラゴン姉弟は、非常に仲良くなり、この時期のバティカンはかなり明るく、楽しいものだったようです。サンチャとルクレツィアが礼拝の最中に、いきなりスカートを捲り上げて台の上に座りこみ、けらけら笑いながら談笑をし始めた、というのは有名な話し。若者達は法王の絶大な権力と愛をバックに、聖なるものとはまったく正反対の行いでローマを楽しみ尽くしていたようです。いろんな意味でね。
しかし、その楽しい時期も長くは続かず。
政情の変化により、チェーザレとアルフォンソが不穏な関係になると、ことはかなり複雑になります。
サンチャにとっては、愛人チェーザレと弟アルフォンソの不仲。
意外というべきか当然というべきか、彼女はここで、なんの迷いもなく弟の側につくのです。
このあたり、誰も言及しませんが、私は彼女の本音の優しさを見るような気が、しないでもないのです。
だってチェーザレは飛ぶ取り落とす勢い、政情は明かにナポリ側には不利。
自分はナポリの王女ではあっても、一応、ボルジア一族に迎え入れられているわけです。
黙ってホフレの妻におさまり、チェーザレの愛人を続けているほうが、状況的に得だったような気も、しないでもないのですが。
もちろん、アルフォンソが殺されたら次は自分だ、という危機感もあったでしょう。
弟に対する肉親の情ももちろんあったでしょう。
でもここで、本当になんの迷いもなくチェーザレに喧嘩を売り、弟をかばい、牢に幽閉されてしまうサンチャに、ただの淫蕩な美女というだけでない「なにか」、を感じるのは私だけでしょうか。
そして何年もあと、自分が危機に立たされたチェーザレは、「弟を殺し本人を投獄した」なんてことは忘れてしまったかのように、サンチャに助けを求めに行く。当然、サンチャは冷酷に彼を付き放しますが・・このへんも、なぜチェーザレはサンチャが味方をしてくれる可能性に賭けたのか、というのが。
結局チェーザレはその賭けには負けるのですが、サンチャには「それでも俺を助けてくれるんじゃないか」と思わせるような、情ぶかくて男気なところがあったのかもしれない・・と。
明るくて、セクシーで、情に深くて、情熱的な美女だったんじゃないかなぁ。と。
情熱的ではあるけど影もあるボルジア一族にはない、太陽の光を浴びつづけて育ったナポリ女の懐の深さが仄見えるような気が、しないでもないのです。