ファミ通クロスレビュー・31点止めはあるのか

ソフトを買う時にみなさんは何を参考にしますか? 雑誌のレビューとか、友人のすすめとか、体験版とかいろいろあると思います。特に雑誌のレビューを参考にする人は多いのではないでしょうか。(ちなみに私は野生の勘(^^;)
ちなみに雑誌レビューを参考にしているのはユーザーだけではありません。小売り店さん関係も参考にしている所が多いのです。数ある雑誌のレビューの中でも、それなりに歴史があって全機種をサポートしているのはファミ通です。当然、主に参考にされるのはファミ通のクロスレビューという事になります。

ここで説明するまでもないかもしれませんが、ファミ通のクロスレビューは4人のレビュアー(男性3人と女性1人)が10点満点で採点するというもので、短いゲーム評と一緒に掲載されます。特に得意分野・不得意分野というものには分けていません。
最高は40点、最低は4点という事になりますが、大体一人当たりの点数は5,6点というのが多いようです。
さらに4人の平均が8点、合計32点以上を取ったソフトは「殿堂入り」としてファミ通認定優良ソフトという扱いになります。
以前程ではないとはいえ、殿堂入りソフトは特にファミ通特約店(売上Top30の集計に協力しているお店)で大きくプッシュされます。当然入荷本数も多くなります。

こうなると、総点31点と32点の格差は大きいです。気にしないユーザーも多いですが、気にする関係者も多いのです。ここで時々噂が上がるのが、レビュアーが打ち合わせをして総点を31点で止める事があるのではないか、という疑惑です。
まぁ、確かに「殿堂入り」を乱発するということは、「殿堂入り」の威信が落ちることになりますし、ファミ通認定優良ソフトが全然売れなかったりすると、まぁ、ファミ通の威信というかブランドが落ちますよね。ファミ通特約店から見て。

で、表をみてください。
ここ2年ほどのクロスレビューの総点ごとに本数をまとめて、棒グラフにしてみました。96年の7月ごろから98年の1月までのデータをまとめています。
クロスレビュー分布図 赤い部分が31点、黄色の部分が32点です。


こうしてみると、デコボコは多少ありますが特に32点に比べ31点が異様に多いという事はありません。比較的自然な曲線を描いているように見えます。31点で止めている、というよりは33点以上を絞って殿堂入りを減らしているように見えます。
#参考までに最高点39を取ったのは「バーチャファイター2」、「リッジレーサーレボリューション」、最低点13点を取ったのは「デスクリムゾン」、「ザ・マスターズファイター」、「バトルマスター」の3本です。

でも31点止めをしていると疑われるのには理由があるはずです。火のないところに煙はたたないという事で調べてみました。
次の表を見てください。
総点タイトル機種メーカー発売日推定販売本数
32 ストリートファイターZERO2PS カプコン96/08/09540,000
フロントミッション2PS スクウェア97/09/25480,000
ポポロクロイス物語PS SCE96/07/12410,000
女神異聞録ペルソナPS アトラス96/09/20400,000
電脳戦機バーチャロンSS セガ・エンタープライゼス96/11/29370,000

31 サガ フロンティアPS スクウェア97/07/111,050,000
チョコボの不思議なダンジョンPS スクウェア97/12/23940,000
パラッパラッパーPS SCE96/12/06810,000
レイジレーサーPS ナムコ96/12/03810,000
テイルズオブディスティニーPS ナムコ97/12/23680,000

推定販売本数(ファミ通を含めたいくつかの雑誌などの売上データを平均したもの。98年1月までのデータを集計)をクロスレビュー総点ごとにまとめ、32点・31点のソフトのTOP5を並べてみました。

発売前の評価を販売本数で比べるというのはナンセンスというのはわかっていますが、ユーザーがふと後から思い返した時、なぜあのソフトが31点だったのかと思うきっかけになるのかもしれないと思い、調べてみました。
売れるソフトと良いソフトは別だ、と思う方もいらっしゃるかもしれません。ですが「お買い物に便利」というキャッチを使用した以上、高得点のソフト→売れて欲しいソフトと受け取る事ができるのです。

追記:これを書き上げた後、ファミ通に総点12点のソフトが出てしまいました。
GB「CR大工の源さん」すごすぎるぞ。


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