!…暴力的なネタバレ、グロテスクな内容暴露が含まれています。

ガピガピアイドル・ホラーショウ

TERRORS

(-_-) …つまんなかった…
ジャンルAVG
発売月99/ 8
発売元バンダイ
定価2,980円
メディアROMカートリッジ
クリア
1プレイ時間10〜20分
(コンプリートは個人差アリ。
にゅうは22時間)
難易度 ★★★★☆
マルチエンディングYes
音声一話に約1回(^^;
メッセージ速度遅い
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自称「ノベルシアター」なホラー系オムニバス型サウンドノベル。これにはヘッドフォンとトレーディングカード付きな限定版もあったりします。

ホラーでテキストアドベンチャーのトレカってどんなのだ? と思っていたら、ゲーム中で極々たまに音声の聞こえるアイドルの皆さんの全108枚の撮り下ろしで水着姿のカードなんかもあるそうな。(ただし本編にはアイドルの水着シーンはありません)
このゲーム、まともにコンプリートをするにはかなりの難易度なので、ヒントを探しにネットを検索してみたところ、アイドルトレカ関係サイトやTERRORSトレカイベント関係ばっかり引っかかって、にゅう驚愕。(^^;
ですが、それらを読んだみたところ、トレカに関しては概ねアイドルファンお喜びなご様子。そういう意味ではアイドルファンを取り込めて良かったのでしょうか。
もっとも当該サイトの日記なんか拝見させていただくと、ゲーム内容については無言orアイドル以外の記述無しというのが総てを物語っているような気がしないでもないです。

このテキストアドベンチャーで特徴的なのが、テラーポイントシステムです。
このテラーポイントとは主人公がどれだけ恐怖を感じているかの目安で、選択肢を選ぶ際に画面に波が表示されます。大きい波が表示されればそれだけ主人公がビビっているという意味で、ポイントが特定値以上溜まってしまうと主人公が選択肢の内容に逆らって敵前逃亡したりします。(^^;
というのがマニュアルに書いてある説明。しかしこのテラーポイントの正体は…。(後述)

では、このゲームを構成する5つの短編をざっとご紹介。
・怨霊旅館
主人公の尚樹さんは、山奥の加賀美村に向かうバスで玲子さんと知り合います。家の事情で飛び出してきた玲子さん、声はアイドルの大森玲子さんです。ただ、2箇所ぐらいしか喋りませんし、かろうじて聞き取れるレベルのガピガピボイスだったりしますが…。(--;
この二人が、すっごいベタベタなタイトルからわかるように(^^;、怨霊旅館に入っちゃいます。
尚樹さん曰く、一泊\2,500のこの旅館。入った途端、ありとあらゆる怪異が二人を襲います。まあ内容はこれまたベタベタなんで、文字で書いてもつまらないし省略します。(^^;

無事二人で脱出できれば、何かを求めて加賀美村にやって来た尚樹さんが「僕が探していたのは玲ちゃんだったんだ!」という怨霊旅館って一体なんだったの?というハッピーエンドになり、選択内容によっては尚樹さんが玲子さんを見捨てて脱出、玲子さんは文字通りの血祭りに会い、なんで怨霊が旅館なんかやってるのかはわからないまま(^^; バットエンドになります。

グットエンド系でのみ最後にちょっとだけ登場する主人公の妹の声もアイドルさんが演じているそうな。やっぱりガピガピですけど…。
書き文字の使い方や、メッセージ部分以外にも表示される文字など、演出には結構光るものがあります。正直な話、「TERRORS」の中では一番良く出来ているのがこれでしょう。エンディングは5つでグットエンドは2つ。

・愛しき友
両親の海外旅行中、親戚の美佳さんのアパートに同居する事になった史奈さん。(声はアイドルの原史奈さん。…でもどこで喋ったか思い出せない(^^;)ところが最近越してきたお隣さんが夜中になると大音響でステレオを鳴らしてくれるので、美佳さん発狂寸前です。困った史奈さん、お隣さんにお手紙を書くのでありました。

こういう事があったら直接交渉はしちゃダメなのよ、と昔大家の娘な友人に聞いたことを思い出しましたが、どうも隣人自体は悪い人ではないらしく、その同居人が騒いでいるもよう。注意をしてくださいとお願いした史奈さん。しかしその後、猫の死体が物干しに干してあったり、玄関に生ゴミが撒き散らしてあったりのトワイライトゾーンが始まるのでありました。

序盤の選択肢で後半の展開が大きく変わります。それによってお隣さんが超絶極悪人だったり、すっげーイイ人だったりするのがナイスです。(^^;
演出とかに特筆すべき点は特にありません。エンディングは6つでグットエンドは3つ。

・小さなお化け屋敷
礼香さん(声はアイドルの中島礼香さん。…序盤にちょっと喋ったかナ?)と真未さんと江美子さんは仲良し三人組。最近近所にできたらしいお化け屋敷に(ホラー嫌いの礼香さんは嫌々ながら)行ってみる事になりました。
これがよくある話の通り、ホンモノのお化け屋敷(そのくせ入場料まで取る(--;)。最初は面白がっていた3人でしたが…、というパターン。(^^;

うーん、特に特筆すべき点はありません。(^^;; 怨霊旅館と似たような演出もありますが、あちらの方が上でしょう。(--;
お化け屋敷が和洋折衷なのは、私は変だと思いますけど。
エンディングはぐっと増えて11でグットエンドは1つだけ。ただしグットエンドの内容はギャグです。あれでマジとは言わせません。(--;;

・きしむ音
5つのシナリオの中でもキテレツ度で1・2を争う愉快?な一編。
辰貴さんと円香さん(声はアイドルの佐々木円香さん。1箇所しかしゃべった記憶が無い…)は大学生の友人で恋人同士。辰貴さんの爺様が具合が悪いとの事で、二人でお見舞いに山奥まで出かけます。
ところが到着したその夜、爺様は世にも奇怪な爆発死。なんと、爺様はよくできたカラクリ人形だったのです! (^^;

この後の展開は序盤の選択肢によって大きく変わります。
まず片方は爺様の秘密の蔵に円香と一緒に入るルートで、実は辰貴さんの一族は代々カラクリ人形師なだけでなく、自分が作った人形に自分の魂を入れて不老不死を企んでいるのです。そう、「我々は神に挑戦するのだ!」とかデカい事を言ってるわりには、一族郎党大人数で狭くて薄暗い蔵にぎゅうぎゅう詰めになっているのが愉快です。(--;
で、実はこの蔵、一族以外立ち入り禁止なので本当は円香さんは入っちゃいけないのです。選択によっては、辰貴さんはわかってたくせに黙っていたので円香さんが門番人形に血祭りにあってしまいます。(--;;
そこで辰貴さん一言。「(人形にして)生き返らせてやるからな!」 ひー。(~ロ~;

もう一つのルートは、実は辰貴さんもお人形さんでした(--;、というモノで、辰貴さんは最後に爺様がくれたメモ付き古文書を読んでいるうちに、自分も人形だという事に気がついてしまいます。しかも急激に具合が悪くなってきて、なんだかキリキリとやばい音も体内から聞こえてきます。
どうもこの一族製のお人形は、人形だという事がバレると自動的に壊れちゃうそうなのです。ついでにその人形の作り手も死んじゃうそうです。スゴイ自爆装置ですね。(^^; ちなみに人形かナ? と疑われるだけでも調子が悪くなるそうです。
そこで辰貴さん一言。「こうなったら円香を殺すしか!」、さらに「そして人形にして生き返らせる!」 ぎょええ。(~ロ~;;

こんな奴を主人公にして感情移入しろって言われても困るんですが…。(--;
この後、ルートによっては辰貴さんと円香さんの情け無用のバーリトゥードが始まったりもしますが(--;、辰貴さんの裏をかいた円香さんが辰貴さんを捕獲、「私国文科だから、あなたより古文書読むのは得意なのよ」と古文書片手に辰貴さんを修理してしまうという豪快なルートもあります。
エンディングは11でグットエンド(内容は変でも)は5つ。

・マザーテーブル
主人公&ストーリーの暴走ぶりは「きしむ音」に負けず劣らずのこれまた愉快?な一本。しかも何故かこのシナリオだけ、ヒロインと声優さんの名前が一致していなくて、マニュアルに顔写真もないのでした。謎。
瑶子さんは不幸な生い立ちの女子高生。恋人の薫君だけが心の支えなのですが、最近彼がそっけないのが心配の種。今日は瑶子さんの誕生日だっていうのに、なんだか薫君が忘れているみたいで悲しいのでありました。

この後、旧校舎で女子高生の幽霊に襲われるお話と、薫君の借金のカタに友人に襲われるお話(--; にランダムで分岐します。いや、どっちもコワイ話ですけどね。(--;;
とにかく瑶子さんがドえらく情緒不安定で読んでいて疲れます。誕生日をお祝いしてもらえなかったぐらいで泣くな! ぶつぞ! とか思ってしまいましたし。(^^;
旧校舎を焼き尽くすくらいの瑶子さんと薫君の大サバイバルもあったりしますが、選択肢によっては最後に薫君が浮気してたりと報われないというか、とほほな話になる事もあります。
エンディングは10でグットエンド扱いは5つ。

で、前の話に戻ってテラーポイントについてなのですが、正体は目に見えない分岐の条件だったりします。
「テラーポイントの溜まり過ぎで主人公が選択肢と別の行動を取る」なんてわかりやすい分岐をするのは「怨霊旅館」だけで、他のシナリオの場合はポイントの累積数値によって途中でストーリーが2から4種類程に分岐して、テラーポイントがどのように作用しているかがとってもわかりにくくなっています。(^^;

テラーポイント自体は波という形で目に見えるのですが、実は波が表示されないテラーポイントも存在し、シナリオによっては隠しパラメータを持っていたりする事もあるので、シナリオのチャートはえらく複雑な構造になってます。
その結果どういう事になっているかというと、「かまいたちの夜」や「弟切草」のつもりで少ないプレイ回数で毎回違う選択肢を選ぶプレイをすると、ポイントが中途半端にしか溜まらないので同じようなエンディングを毎回見る羽目になります。(^^;

「怨霊旅館」なら玲子の気を引く、かばう選択を選び続けるとか、「小さなお化け屋敷」なら自滅しない程度に他の2人の盾になる、というテーマに沿って選択肢を選んでいくとベストエンドに行ける、というのは面白いと思うのです。
でも「マザーテーブル」みたいに冒頭部分でランダム分岐、下手するとこの時点でベストエンドの道は閉ざされる(--; のはちいとやりすぎだと思いますが。

後は「怨霊旅館」と「愛しき友」はまあいいんですけど、シナリオの並び順に遊ぶとだんだん質が落ちてくるのがどうにも…。
せっかくアイドルな皆さんをつかって、前面に押し出しているんですから、もうちょっとアイドルなシナリオでも良かったかも。
だって大森玲子さんを目当てに買って、分岐によっては玲子さんに鬼女のような形相で襲われても、ねえ? (^^;;


5つのシナリオをクリアすると、最終シナリオが出現します。
これはちょっと説明しようがないくらい漠然としたモノで、主人公が誰なのか、目的は何なのかがよくわからず、アイドルのお姉さんたちも出てきません
その代わりエンディングのスタッフロールで大森玲子さんの歌が流れますが…、何言ってるか全然聞き取れなかったぞ。(--;
一応謎の館に迷い込んだ人の話で、途中のシーンで出てくるグラフィックが5つのシナリオで使われていたものを使いまわしているのがナイスであります。(^^;

このシナリオ、実はものすごい目に見えない分岐をしています。なんとそれまでの5つのシナリオがグットエンドで終わっているかバットエンドで終わっているかで勝手に分岐して行くのです。(^^;;
分岐方法自体は面白いと思いますが、シナリオ自体がとってもつまらないので、にゅう的には「そこへ直れ! ぶった斬ってやる!」という印象です。(^^;

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