ネコの鳴き声とパブロフの犬

愛しあう事しかできない

f(^-^; 人にはすすめられないかも
ジャンルアドベンチャー
発売月98/ 2
発売元ココナッツジャパンエンターテイメント
定価5,800円
メディアCDケース 1枚
クリア
1プレイ時間1時間
難易度 ★☆☆☆☆
マルチエンデイングYes
音声フルボイス
メッセージ速度遅い
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パッケージを見ると、タイトルよりも「桜沢エリカ」の字の方が目立って(はるかに)デカいという事に気が付きます。ちなみに次にでかいのは「松井五郎」の字。どうやら音楽をやっている人みたいです。タイトルは左端に小さめに書いてあります。もし、友人に頼んで買う場合は、タイトルを言うより「桜沢エリカ買ってきて」と言う方が間違いがないと思われます。

電源を入れてゲームを始めると、画面下のスペースにネコがやってきます。このスペース、一見メッセージウィンドウに見えますが字は出ません。ちなみにこのネコ、ストーリーには全く関係ありません

で、その後いきなり話が始まります。セリフはほとんど音声で、登場人物は全員しゃべりますが、人数が少ないのでノープロブレムです。 絵は水彩画タッチできれいですが、ほとんど動きません。目ぱち、口ぱくはありますが、セリフと合わせようというという気は最初から無いようです。マンガの表現方法=ゲームの演出になっていて、コマをそのまま紙芝居で見ているという感じでしょうか。
ただ、困ったことにこの紙芝居はノンストップです。セリフの後にウェイトが無いので、コントローラを握ったこの手を無視してストーリーが進んでいきます。途中でトイレに行きたくなっても、ポーズなんてものはありません(^^; 途中の選択肢(後述)は時間制限有りなので、席を外したりすると勝手にストーリーが進んで分岐してしまいます。この暴走列車が止まるのは、章の終わりのセーブポイント(全6章)、何故か始まるミニゲームの時だけです。
又、この分岐がかなりのクセもの。ストーリー中にいきなりネコが鳴きます。「にゃー」
# 画面下のネコが鳴いているものと思われますが、詳細は不明です。
もう一度鳴く前(この間約10秒)にボタンを押すと「肯定」、押さないと「否定」になるそうです。
聞き取りにくくはないのですが、なんともさりげないので気を抜いていると鳴いた事すらわかりません。 で、この結果どうなるかというと、ネコの鳴き声が聞こえると反射的にボタンを押すという「パブロフの犬」状態になります。(^^;;
また、肯定・否定がちょっとわかりにくいこともたびたびあります。いきなり本屋の前で何の説明もなく「にゃー」とか鳴かれても、何を肯定せいっちゅうねん。(--#
他にも主人公のなな子がケーキを食べてて、「あー、おいしい」「にゃー」。でもボタンを押しても肯定するのはケーキの美味さじゃないのです。友人に「悦史(なな子が一目ぼれした相手)のことはもういいの?」と言われて、「にゃー」。ここでボタンを押さない(否定)ということは、「よくない」という意味になると思うのですが、なんだか「どーでもいい」という話の展開になってしまいました。うーみゅ。

参加型トレンディドラマとオビに書くだけあって(?)、主人公は気性の荒いモデル、他の登場人物はオカマだったり、タレントだったり、カミングアウトしてたりと、普通のアドベンチャーゲームとしてプレイヤーの感情移入は難しいです。心理描写されるのが、なな子と悦史の恋人(男)だけだというのも拍車をかけています。
感情移入なしにストーリーを楽しむというのが、このゲームの正しい楽しみ方なんでしょう。 そう割り切れれば、徹頭徹尾統一された水彩画タッチの紙芝居を楽しむ事ができます。
一回のプレイ時間は1時間弱なので、気楽に遊べますし
一応マルチエンディング(4種類らしい)なのですが、分岐がわかりにくい事、セリフが飛ばせない事もあって、複数回プレイには向きません。メモリーカードにはプレイ回数が2桁まで表示されますが、10回以上遊ぶ人は皆無でしょう。つまり、コストパフォーマンスは最悪の部類に入ります。
でもいいんじゃないでしょうか、これよりつまらないゲームはいくらでもありますから。(^^;

追記 原作は読んだ事がないので、機会をみて読んでみようと思います。それから真のエンディングを見るには、最低2種類のエンディングを見ている事が条件なのだそうです。

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