かわいいだけじゃ、だめでしょ

ありす イン サイバーランド

f(^-^; 人にはすすめられないかも…
ジャンルアドベンチャー
発売月96/12
発売元グラムス
定価5,800円
メディアCDケース 1枚
クリア
1プレイ時間2時間
難易度 ★☆☆☆☆
マルチエンデイングNo
音声フルボイス
メッセージ速度飛ばせる
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今は亡きグラムスのゲームで、ジャンルはギャルベンチャーだとか。ここまで書かれたら普通の人はひくと思うのだが…。(--;
ちなみにプロデュースはあのチバレイです。

まず、キャラクターデザイン(絵的に)はクセはあるがカワイイと思います。充分及第点。良くしゃべるし、顔グラフィック(ウィンドウ部分)は表情があって良く動いていたし、ローディングもそんなには気になりません。ミニゲームも良く出来てます。が、アドベンチャーゲームの生命線とも言うべきストーリー部分は内容・演出共にダメとしか言いようがありません。

主人公の女子中学生3人組(そのなかの一人が「ありす」)がサイバーランドなるコンピュータ内の世界にダイブして、いろんな冒険をするというストーリーで、1話完結式になっています。最初の方こそ巨大化とかジャバウォッキーとか、「アリス」の世界をモチーフにした展開をしますが、だんだん女の子同士のデート(隠しイベントですが…)とか、意味も無く風呂に入ったりとか暴走を始めます。でもって終着は日本壊滅の危機だったりします。(^^;

こう書くと悪くは見えないのですが、徹頭徹尾ためてからひくという演出の基礎を省いているので何も心には残りません。
最後の方のシーンに別れ、そして再会という、たぶんこのゲーム一番の感動場面があるのですが、まず出会いが省略され、途中で大した出番もセリフもないのに、「別れと再会」というキーワードだけでプレイヤーは感動・共感できるでしょうか?
「夢をかなえてくれるサイバーランド」と主人公は繰り返し語りますが、まずこのサイバーランドの説明も不足しています。どういった世界かもろくに説明しないうちに、主人公たちはその独自の特殊能力で通常人がダイブできないより深い、特殊な世界に潜っていってしまうので、そもそもサイバーランドが人の何をどう叶えるかも不明です。(主人公のように特殊能力がないと夢は叶わないような気も) ですからサイバーランドの危機と言われてもピンときませんでした。
「サイバーランド」について説明する事を放棄して、プレイヤーがそれぞれ持つサイバーランドのイメージ(たとえば「トロン」とか)に寄りかかりすぎているのではないでしょうか。
個人的には、主人公のありすが完璧すぎて(技能的にも人間的にも)共感が持てませんでした。

他にも戦闘が意味も無くポリゴンとか(単体で見るなら良く出来ているが、ゲームのイメージとは食い合わせが悪い)、意味が有りそうで無い戦闘でのレベルアップとか、張りっぱなしで放棄されてる大量の伏線とか、最後の方の話は選択肢すらないぞとか、いろいろあるのですが、これを書かなきゃ「ありす」は語れんというものがあります。
「カラオケモード」です。ストーリーには全然関係ないんですが、途中主人公達はカラオケに行く事ができます。そこで3人組の誰かを指定して歌うを選択すると、選択したキャラが歌います。デフォルメされたキャラの振り付け付きです。キャラパターンはかなり多く、2番まで歌います。途中キャンセルすると、「途中でやめるな!」とか言われたりもします。電撃PSにも「カラオケモードさえあれば幸せさ。だろ?」って書いてありました。声優のファンならそれでいいのだろうか…。確かに3人のうち1人は宮村優子だし…。

でもちがーうっ! これまでに並べてきた「意味も無く」という単語がいかに多い事か。こんな枝葉の部分だけ見所があってもだめだって! ゲームは本編が出来ててなんぼでしょう。心にたまるものがないんだから、カワイイ絵だったね、で終わっちゃうぞ!
…実際終わっちゃたのか。うーむ。

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