後付け伏線の恐怖

クロックタワー The First Fear

(^-^) おもしろかったよ
ジャンルAVG
発売月97/ 7
発売元ヒューマン
定価3,800円
メディアCDケース 1枚
クリア
1プレイ時間1時間前後
難易度 ★★★★☆
マルチエンデイングYes
音声悲鳴
メッセージ速度遅い
line

SFC後期のホラーアドベンチャーの傑作、「クロックタワー」の移植。
96年12月に発売されたPS版「クロックタワー2」がスマッシュヒットとなり、前作に当たる「クロックタワー」が後から廉価で移植&発売されたというものです。

ストーリーは、ジェニファー(顔モデルはジェニファー・コネリー、体モデルはヒューマンの女子社員らしい(^^;)達4人の女の子が、孤児院から謎の金持ちバロウズさん宅に引き取られる事になりました。やたらでかいバロウズ屋敷で、挨拶にいったまま帰って来ない引率のメアリー先生を探しに行くジェニファー。ところが何時の間にか、他の女の子も行方不明に! 仲間を探すジェニファーの目の前に、女の子の惨殺or溺死体、そしてハイパー庭鋏をチャッキンチャッキンいわせながら襲ってくる、殺人鬼シザーマンが!!
次々起きる謎の心霊現象! 双子の写真が意味するものは!? 時を刻まぬ「時計塔」に隠された謎とは!? ジェニファーは不死身のシザーマンを倒し、惨劇の一夜を生き抜く事ができるのか!? …という内容です。

基本的には、2D横スクロール(^^;のアドベンチャーゲームで、ホラーなあばら家(^^;バロウズ屋敷の本館を、別館を、渡り廊下や中庭、台所、時計塔等を、ジェニファーに指示を出す形で探索する事になります。プレイヤーがカーソルで調べたい場所(調べられる場所はカーソルの形が変化する)をクリックすると、ジェニファーがそこまで歩いていって当該ポイントを調べてくれます。この時、結構ジェニファーがいろいろなリアクションを取ってくれたりするのも見ていて楽しいです。イベントが起きると、実写取りこみ加工の一枚絵(パラパラアニメする時も)が出たりすることもあります。階段や扉をクリックする事で、別のマップに移動することもできます。
ジェニファーの移動速度は、普段はすごくのろいです。(^^; もう、てく、てく、てく、てく…って感じで、これはホラーの演出だね、ってスピードです。一応走る事もできますが、慣れてくれば問題ありませんが、デメリットもあります。(後述)

こうしていろいろな場所をクリックしていくと、屋敷の謎がだんだん解けてくる一方、非常に困ったことも起きます。シザーマンの出現です。
大バサミ持ちの殺人鬼シザーマンは、特定のポイントをクリックする事で出現、ジェニファーを追い回します。非常にしつこく、ジェニファーに殺すまでついてきます。(--; この間はBGMも変わり、移動は総て走りになり、後述の「撃退ポイント」以外は調べられなくなります。
なにせジェニファーはか弱い女の子、とにかく逃げるしかないのです。追いつかれたら最後、ハサミでざっくり一撃で殺られてしまいます。(--;

一度出現してしまったシザーマンは、特定の「撃退ポイント」をクリックして追い払うしかありません。図書室の「本棚」の隙間に誘い込み、本棚を倒して押しつぶす(^^;とか、床の抜けた廊下を板を渡して渡り、シザーマンが通ろうとしたら「板」を外して落としてしまう(^^;;とか、「物陰」や「ベット」の下に隠れてやり過ごす等があり、成功すれば元の探索モードに戻ることができます。シザーマン出現ポイントと、最寄の撃退ポイントを把握するのが、攻略の近道です。
ただし、物置の「殺虫剤」みたいに、蒔くとシザーマンを追い払えるものの、長時間物置にいるとジェニファーも死ぬ、というものもあるので気をつけましょう。(^^;
私はSFCの頃、シザーマンが怖くてろくにプレーできなかったのですが、友人は「ドリフだね、アレは」と言って楽しそうに遊んでいました。(^^;

ですが、物置や、天井から現れるシザーマンにいきなり追いつかれる時もあります。ジェニファー大ピンチ! だがしかし、プレイヤーのジェニファーを助けたいという思い(^^;が通じる時もあります。パニックボタンシステムです。シザーマンにつかまりかけたり、鏡から出てきた手に首を絞められたり(^^;したりして、ジェニファーが大ピンチになったとき、ボタンを連打する事によって、ジェニファーが火事場のバカ力を発揮、体力と引き換えにシザーマンをドつき倒してその隙に逃げることができます。(^^;;
もっとも一時しのぎなのと、走って体力が減っている状態だと失敗するので、結局は「撃退ポイント」のお世話になります。(--;

一箇所、ものスゴイ気合を入れて叩く必要がある所もありますが、「ジェニファー、君はオレが必ず助ける!!」と思えばなんとかなるでしょう。(^^;;

進行ルートによってイベントが変わったり、先に進むために必要なアイテムがランダムで変わったり(入手手順や使用方法もかわる)、重要情報の入手相手が変わったり、エンディングが9種類あったり、友達の死に様が変わったり(--;と、何度も遊べる工夫がされているのが楽しいです。さすがにSFC版のほぼベタ移植なので、画面は全くのSFCですが(^^;、ホラーに関する演出等はシンプルな分、ある意味「2」より優れている所もあります。
1プレイ時間も慣れてくると40分ぐらいで遊べますし、「ホラーのヒューマン」の原点として楽しめると1本だと思います。


ここからは、SFC版とPS版の違いについてです。主にあげられるのは、

・OPデモムービーが追加された
・シザーマンの追尾速度の上昇(^^;
SFC版では、別館で出くわしても、本館の撃退ポイントまで逃げられたが、PS版では、ちょっと走ると回りこまれてしまう。
・体力回復スピードの大幅上昇
ジェニファーはしばらく動かない事によって、休息しすこしづつ体力を回復できるのだが、PS版の体力回復スピードはSFC版の3倍以上。(^^; それゆえちょっと遊びやすくなっています。
・最重要アイテム「巣箱の鍵」の場所変更
ベストエンディングと準ベストエンディングを見るために必要な、アイテムの場所が変わっている。ちなみに場所がSFC版と違うアイテムはこれだけ。やられた、と思いました。(^^;
本来鍵は巣箱の近くに置いてあるのですが、PS版では謎のミイラが持ってます。このミイラ、SFC版ではただのミイラですが、PS版だと、首から鍵を下げている鍵っ子ミイラで、しかも襲いかかってきます。 ジェニファーが接触すると一撃死してしまいます。(^^;
・演出の追加
「2」の伏線となる演出が追加されてます。なんか、強引に話しつなげているっているな、というのがわかるので、「クロックタワー」という誇り高き作品から、「クロックタワー2の前作」に貶められたようで、ちょっと残念な変更でした。

line
ゲームインデックスページへ戻る

トップページへ戻る