!…暴力的なネタバレ、グロテスクな内容暴露が含まれています。

主演者不在の黒魔術

エコエコアザラク

f^-^; 人にはすすめられないかも…
ジャンルAVG
発売月95/12
発売元ポリグラム
定価5,800円
メディアCDケース 1枚
クリア
1プレイ時間1時間
難易度 ★★☆☆☆
マルチエンディングYes
音声ほとんどなし
メッセージ速度早い
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吉野公佳さん主演の、同名の'95年度の実写映画をモチーフにしたホラー系テキストアドベンチャー
大元はチャンピオンに連載されていた、古賀新一先生の一度見たら忘れられない個性的な絵柄のホラー漫画です。(^^;

私事で恐縮ですが、小学校低学年の頃、事情で近所の家にお世話になっていたことがありました。そこで暇をつぶすのに、漫画を借りて読んでいたのですが、そこにあったのが「エコエコアザラク」と「魔太郎が来る」でした。今思うとちょっと嫌なカップリング。(^^;
主人公の女子高生黒魔術師・黒井ミサさんはクールでハードでダーク(^^; なヒロインで、強きをくじき弱きを助ける、事もある(^^;、やられたらつり銭3倍返し、基本的には正義っぽい人ですが、黒魔術でカンニング(しかも秘密知った人を殺っちゃいました(^^;)とか上司?には勝てずに罪の無い子供を呪い殺したり(^^;; と当時最強のヒロインでした。
#「魔女 黒井ミサ」という続編らしきモノもありますが、こちらのミサさんは同姓同名の別人なのか明るい天然ブラックジョーク娘でこれはこれで面白いです。

ゲームの方は言いますと、パッケージは吉野公佳さんのアップで、このゲームのメイン購買ターゲットは公佳さんファンというのが芸能にはとんと疎いにゅうでもわかります。
映画をベースにしているので、吉野公佳さんのムービー(画質はあまり良くないですが)も入っているのもウリにしていました。実際に友人の公佳さんファンもこれをジャケ買いしてました。(^^;

ちなみに、にゅうもこれをジャケ買いしました。(^^; 理由は「パッケージ(特に裏)に公佳さんしか載ってない」からです。(^^;;
画面写真もなければ、アオリ文句も無し。パッケージとはそのゲームの看板であり、内容の魅力(ソレがあろうがなかろうが)120%を引き出すようなものが求められます。
それで画面写真が無いってのは出しちゃまずいからというパターンが考えられます。個性派ゲーム好きのにゅうにはわくわくモノです。(^^;;

ストーリーは、魔女の血をひく黒井ミサ(以下公佳さん)が、怪しい気配渦巻く花園学園に転校してきた所から始まります。
なんでも昔黒魔術一家が変死した土地の上に建てられた学校だそうで、よりによって変死した日と一緒の創立記念日には毎年不思議な事故が起きるため今年から別の日に移したという武勇伝もあります。

そんな学校にわざわざ転校してきた公佳さん、クラスメートとも仲良くなり、特にクラス委員の倉橋さんや、渡辺さん(セリフがある時に画面上に実写取り込み絵が表示される数少ない一人。高校6年生くらいに見えるのはヒミツ)達にタロットカードを教えたりして友好的です。(^^;
そうこうしているうちに遅くなり、いざ帰ろうとしたときに異変が起こります。何らかの力で校舎の出入り口が封鎖されてしまったのです。
先生達は一人残らず行方不明で、校舎に残っているのは公佳さんを含めた生徒が13人だけ。
ついには無理矢理非常口をこじ開けようとした生徒が奇怪な感電死を遂げ、ようやく公佳さんはこの事件の背後にいる強力な黒魔術師の存在に気付くのでありました、という内容です。

画面は実写取込加工(色数はかなり落として、なおかつ独特で奇抜な色彩センス(^^; ですが、まあ味と言えば味)、前述の渡辺さんと公佳さんもよろめく(^^; 清く正しい爽やか少年・新藤君、ビジュアル系の黒魔術マニア(笑)で「黒髪の女が不幸を呼ぶ」とか言って(^^;; 何かと公佳さんの邪魔をする水野君の3人は、セリフがある時に実写取込のバストアップ(普通の表情からクマドリメイクまで数種類アリ。多少上下に潰れているよーな(^^;)が表示されます。
そう、何せ主人公は公佳さんなので画面に公佳さんは出てこないのです。(--;

ぶっちゃけた話をしてしまうと、公佳さんが画面に登場するのはオープニングムービーの最後の最後と、エンディングムービー2種類(エンディングは3種類で、そのうち1つはムービー無し)に登場するだけだったりします。公佳さんファンにはちいと物足りなさそうな仕様となってますです。(^^;;
…元の映画を知っている人は、もう一人名前のある俳優さんが出演していることをご存知でしょうが、それはまた後述。

で、ストーリーの続きですが、最初は公佳さんを含めて小沢さんだの安部君だの木村君だの登場人物が13人もいて人数多すぎてわけわからなくなりますが、中盤から2人・3人単位でパカパカ死んでいく(--;; ので苦労して覚える必要はありません。
一応マニュアルに登場人物紹介があるのですが、ろくなセリフも出番もなく速攻で死ぬようなキャラ説明は「ごく普通の生徒。あまり目立った言動はない」など、苦労の跡がうかがえたりもします。(^^;

一応途中に選択肢があり、選択によって途中の展開が多少変化します。選択肢の数はまあまあ多い方ですが、「公佳さんは魔女なんでしょ。魔法の力でなんとかしてよ」(^^; と生徒に言われて、しらばっくれたりすると直後のイベントで即死なんてのもあったりします。結構一発死が多いので注意が必要です。いや、それでも死ぬのは免れないと思いますが。(^^;

こうして公佳さんの努力も空しく、ほとんどのキャラが死に尽くした(--;; ところでいきなりムービーが流れます。
呪文を唱える菅野美穂さん。そう、クラス委員の倉橋さん(以下菅野さん)が実は黒幕の大魔術師だったのです!! って、ここまでオープニングで一瞬あらわれるだけなんで、「あんた誰?」とか私は思ってしまったんですが。(^^;
しかも菅野さんのムービーは3種類もあって、トータルでは公佳さんより出番が(ちょびっと)長いのです。危うし、公佳さん! (^^;;

菅野さんは公佳さんをルシファー様復活の生贄にするのが目的で、たまたまこの学校に転校してきた公佳さんの先回りをして潜りこみ(つまり創立記念日の祟りとは全く無関係。しかも水野君の言ってた事も当たってました。(^^;)、回りに偽りの記憶すりこんでクラス委員になりすましていたというのです。ああ、なんてオチ…。(;_;)
この後、公佳さんvs菅野さんの魔術対決、そしてかろうじて生き残った公佳さんと新藤君の校内脱出劇、という展開になります。最後の選択でエンディングは3種類に分岐し、原作っぽいエンディングや、原作ファン? のにゅうがうーみゅと唸ってしまうようなラブラブハッピーエンドもありますです。

確かにぽろぽろと個性的なポイントはありました。(^^; 例えば、フォントは読みやすいのですが「しょくいん室」とか「おんりょう」とか「かんきょう」とか、はたまた「れい」(^^; とかやたら平仮名が多いです。
基本的には一本道のストーリーで各章(全5章)の合間のみセーブ可能というシステムなのですが、展開によっては章の継ぎ目の話が全然つながらない事もあります。
どんなにゆっくり、読み返しながらゲームを進めても、1時間もあれば余裕で終わる(映画よりずっと短い)なんてのもちょっと悲しいです。

良い所としては、どこでも「しおり」という形でクイックセーブ可能(電源切ると無効)という、一発死が多いこのゲームでは非常に助かるシステムがあって、公佳さんは死ぬときに必ず長々とモノローグしてから死んでくれるので、モノローグ中に「しおり」に戻れるのはちょっと良かったです。(^^;

総合的な感想としては、個性派ゲームというほど酷くはないが買った公佳さんファンはとっても悲しんだろうなぁ(前述の友人はノーコメント)、という感じです。ファンとかの事は特に考えず、ただただ使える素材を元に映画をテキスト化した、そんな印象を受けました。


実はこのゲーム、発売日の昼休みに買いに行き、就業時間後の夕方に始めたら夜になる前に終わってしまい(--; そのまま棚の奥にしまいこんでいたのですが、最近菅野美穂ファンの知合いがこのゲームを探している(さすがに現在は入手困難らしい)と聞き、奈落の底から引っ張り出してまた遊んでみました。(^^;;

…公佳さんファンでもつらそうけど、菅野さんファンはもっとつらそうと思ったぞ。(--;

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