そのシステムは周辺機器の限界に挑戦する

幻世虚構・精霊機導弾

(^-^) おもしろかったよ
ジャンルガンシューティング
発売月97/12
発売元SCE
定価5,800円
メディアCDケース 1枚
クリア
1プレイ時間30分
難易度 ★★★★☆
マルチエンデイングNo
音声有り
メッセージ速度---
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一部でオスマン・ガンコンの名で親しまれたファンタジー系ガンシューティングゲームです。
というのもSCE主催のハイスコアチャンピオンシップがあり、その賞品として上位100名に用意されたのがガンコンをしまえるアタッシュケース「ガンコンケース」で、広告につかわれたのがオスマン・サンコンだったのでした。
賞品欲しさという私にしてはめずらしい動機で購入したのですが、本当に良くできてます。

わらわら出てくる敵を撃ち倒すという点は他のガンシューと同じなのですが、敵を撃った状況によってボーナスが入ります。

COMBO
空撃ちなしで連続で敵を倒すと敵の得点が2倍、3倍と上がっていく。50匹以上連続で倒すと最高の10倍になる。一回でも空撃ちすると等倍に戻る。面にもよるが、うまい人は300以上つなぎます。
HIT
空撃ちなしで連続で敵に攻撃を当てると、1発ごとに数百点のボーナスが付く。30ヒット以上は750点固定。一回でも空撃ちすると1からやりなおし。
これに加え、プレイヤーはそれぞれクセのある3種類の弾を撃ちわけることになります。
威力もあって敵を貫通し、弾速も射程もOK。が、連射ができず、使用中はCOMBOボーナスのみの火炎弾「炎鳳」、威力も射程も弾速もなく連射もできないが、何故か敵を追尾する散弾銃「雷虎」、連射できる以外はどうしようもなく、射程はあっても弾が遅すぎて動く敵には逃げられる(^^;「水蛇」
実はクリアするだけなら炎鳳のみでいけちゃったりするのですが(むしろショットチェンジを間違えて水蛇を使ってしまい、大ピンチに陥ることがあります)、せっかくですから使い分けて下さい。

このボーナスシステムを見ればわかりますが、高得点を稼ぐには正確な射撃を要求されます。そのシステムに合わせてか、このゲームではランダムの要素は全くと言っていいほどありません。スターブレードのように視点がぐりぐりと変わるのは慣れないとつらいですが、敵の出現パターンは固定されているので、覚えて攻略パターンを編み出すのが上達の道となっています。 そこで得られるのは爽快感ではなく、達成感です。

そうして得た得点には、実は使い道があります。このゲームのウリの一つ「トレードオフシステム」です。
最終面を除く各ステージ(全6ステージ)終了後に、そのステージ中に得た得点と同じ得点がもう一度もらえます。その得点を「経験値」に割り振る事ができるのです。「経験値」が一定値たまるとプレイヤーはレベルアップし、体力と攻撃力が上がります。レベルが10くらいまで上がると弾のエフェクトも変化し、15を越えるとボスもあっさり倒せるようになります。その代わり、COMBOボーナスの倍率はどんどん下がるので(Lv2で10倍ボーナスがなくなる)、高得点は取りにくくなります。
腕に自信があるプレイヤーは経験値ではなく得点に割り振ることもできます。
これではある程度上手くならないと経験値が上がらないので意味がない、と思われるかもしれませんが、救済処置があります。コンティニューすると、得点が半分になり、レベルが1上がるのです。高得点とは無縁になりますが、パーティープレイをするときは最初に5、6回死んでおくのがおすすめです。

又、このゲームは面終了後に総得点に応じた称号がもらえます。精霊新人から始まって、精霊騎士、精霊伯爵などと続き、最終的には精霊王、精霊皇帝、精霊神となります。精霊神の条件は2千万点以上で、かなりのやりこみが必要です。上達が称号という形で目にみえるのはうれしいことです。ただし、一度でもコンティニューすると、称号が傘はり騎士駄目伯爵などという陰口称号になります。これはこれでダメっぷりがナイス。(^^; ついつい途中でコンティニューしたくなります。
# 精霊神の陰口称号は「こんどこそ大魔王」だそうですが、大魔王になるには最初の方で死ぬわけにはいかない(10倍ボーナスなしではこの点数は不可能)ので、単純計算で4千万点必要です。

ゲームとしては面白いんです。独創的なボーナスシステムとトレードオフシステムも上手くかみ合っているし、意味不明なストーリーはまぁいいとして、オープニングのアニメーションはSCEのゲームの中で一番きれいです。(りんたろうが監督しているせいか銀河鉄道を思い出します。メーテルみたいな人も出てくるし。もっともガンシューティング好きがこんなにきれいなOPアニメを望かは疑問) 音楽も世界に合っていて良かったです。(特に空中戦艦、ラスボスのBGMが良かった!)
1プレイ時間も最後まで行ってもちょうどいいくらいだし、1P側の姉と2P側の妹でダメージを食らうと声が違うのも芸コマです。easyモードをクリアすると出てくる「ラジオドラマ」(ゲーム以前の事件が語られる。結構大作。有名な声優もかなり出ている)や、nomalモードをクリアすると出てくる用語集も何度も遊ばせようという工夫が見られて好感が持てます。
難易度は高いですが、スコアアタック専用モード(コンティニュー不可、トレードオフは自動的に総て得点に割り振られる。つまりずっとLv1で戦うという事)も熱いです。

ただし、このシステムを完全に遊び込むには周辺機器が難しいです。標準コントローラは論外、ハイパーブラスターは精度に問題があり、時々照準があらぬ所へ移動するのでCOMBOが続きません。マウスは照準あわせには理想的なのですが、カーソルの移動が遅いので敵の出現が左右に激しい時などハイスコアに限界を感じます。もっとも完璧に近いガンコンでさえごくたまに照準がぶれます。誤解を恐れずに言うなら、これが数少ないの要素という事でしょうか。

もうチャンピオンシップは終了しましたが、ガンコンをお持ちか、マウスでシューティングをすることに抵抗のない方(^^;は買って損はないと思います。

え? チャンピオンシップはどうだったかって? 結局2,406万点で、40万点足りなくて100位に入れなかったの。しくしく。(;_;)

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