背景の果てまでも

超人学園ゴウカイザー

(T^T) 落ちててもひろっちゃダメ(涙)
ジャンルF・ACT
発売月97/ 7
発売元アーバンプラント
定価5,800円
メディアCDケース 1枚
クリア
1プレイ時間1時間
難易度 ★★☆☆☆
マルチエンディングNo
音声オープニングに変な歌が
メッセージ速度---
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その昔アーケードにあった、大張正己氏キャラデザイン(OVAでは監修も)で、あのテクノスジャパンの遺作の2D格闘ゲーム(NEOGEOのROMは'95年10月発売)のPS移植版。
だと私は思っていました。
しかしそれは空虚な幻だったのです。
…すなわち大間違い。(^^;

アーケードの2D格闘ゲームとしては「SNK好き格ゲー初心者(というか得意でない人)」をターゲットにしていた感があり、わりとオーソドックスで難易度低めでキャラが濃く技が派手全体的に大味(^^; (別にけなしているわけではないです)という印象を私は持っていました。

が、PS版は、タイトル画面のピンボケたタイトルロゴや大味フォントやSE、SFCかと見紛うようなグラフィック(--; からも漂ってくる投げやり感からして、なんだか底抜けに悪い予感を感じさせる一品と化していたのです。(^^;;

まず格闘ゲーム方の内容ですが、アーケードにあったオリジナル要素「倒した相手の必殺技を取って自分のものにできる」というトレース・システムが跡形もなく消滅。(--;
もともとオーソドックスなゲームがさらにオーソドックスになっています。(--;;

が、それで驚くのはまだ早い! なんと必殺技の数がアーケード版より減ってます。(^^;;
コマンドもアーケードと違っているのが多い(簡略化されてはいる)ので、もしかしたらあるのかも知れませんが、少なくともマニュアル(「カイザーストライク弱」「カイザーストライク強」等とまるで必殺技の数を水増ししているような書き方をしている。しゃがみガードの操作が「↓+←」となっているのもスゴイ)には載ってませんです。(^^;

さらに付け加えると、同キャラ対戦がありません2P対戦モードでも。(--;
いくらなんでも仕様削り過ぎですってば!! (^^;

これらに比べると、イマイチ反応が鈍いとかローディングが多いとか、動きのパターンが少なすぎて何をやっているのかわからない事が多いとか、ダッシュ系がやたら暴発しやすいとか、勝ち台詞時のキャラクターイラスト(当該ステージ背景に、キャラのセルアニメイラストを重ねている)がジャギーだらけ(--; とかは全然大した事ではないです。(^^;

又、CPUのアルゴリズムがイカレてて、無敵技のある3キャラ(主人公、じじい、ラスボス)以外は、飛び込み攻撃で端に追いつめて小足連打で圧殺できます。(^^; 例外の3キャラにしても、小足を連打しないで目押しにすればやっぱり圧殺できます。(^^;;
どうしてこうも簡単にハマるかというと、このゲームのCPUは下段ガードを知らないらしく、下段攻撃に対して垂直orバックジャンプ、もしくは必殺技で対抗しようとするからなんですな。(^^;
中でも一番すごいのは女孫悟空で、しゃがみ強キックのスライディングを何も考えずに連発するだけで、ほとんどのCPUキャラを完殺できます。ちなみに難易度「難しい」でのお話です。うーみゅ…。(--;;

こうして(^^; ラスボスを倒すとエンディングなのですが、選択キャラに関係なく主人公の一枚絵が出て、何の説明もなく画面に「to be continued」って出てスタッフロールです。
ノーミス、ノーコンティニュー、難易度「難しい」でも変わりません。実はタイトル画面で、○+□+△+×ボタンを押しながらSTARTボタンでエンディングが見られるという豪快な裏技もあるんですが(^^; それでもコレです。アーケードでもこうなんですか??
# 追記: NEOGEO版をお持ちの方が確認して下さったところ、キャラ個別エンディングはあったそうです。(--;;
スタッフロールの最後には、「see you again」とまで出るのが涙を誘います。(;_;)

で、ここまでは主に削られたモノのお話ですが、ここからは主に追加されたモノのお話です。
まずミニキャラモード。戦闘中ならいつでもいいのでポーズをかけて十字キーの下を押すと、キャラのグラフィックが縮小されます。(攻撃判定とかは変わらず)
次、データバンク。キャライラストや設定画・ラフ画を見たり、ボイスが聞けます。画質はイマイチだし、声も何言ってるか聞き取れないし、○ボタンで次ページ、□ボタンで前ページというインターフェイスにも難有り。

その次、3Dステージモード。こいつはPS版ゴウカイザーの正体とも言えそうなシロモノで、背景が3Dになっています。
どんな風に3Dかというと、地面板ポリゴンに背景板ポリゴンが垂直に立っています。(--;
正に「立体絵本」か「ペーパーハウス」状態。
キャラがジャンプしたり、ステージ端に寄っていったりすると、視点が背景よりも高い位置に移動するので、背景セット(^^; の外に暗黒空間が広がります。
キャラも正面から見れば普通の2Dキャラですが、いわゆる神の目・俯瞰視点から見るとただの一枚板です。(^^;
なんだか「ほらね、キャラクターなんてものはタダの一枚板なんですよー」って言われているようで、実は深いのかと思ったりもしましたが、せっかく買ってくれたファンを傷つけちゃダメでしょうが!! (^^;

ゲームを立ち上げると流れるオープニングアニメムービーは、わりと凝っているんです。
でもPSオリジナルかと思ったら、どうやらOVA(男も女もすぐ脱ぎまくるアニメ:友人談)からの流用だそうで。(^^;
アーケードの移植、というよりはアーケード版を参考にした、OVAのゲーム化である、なんて説もあるようです。

webをさまよっているうちに見つけた制作者のメッセージによると、

「今回制作致しましたPS版「超人学園GOWCAIZER」はNEOGEO版からの完全移植ではなく、PSハード機能を活かしたキャラクターのアニメーションを見せることにプライオリティーをおき制作致しました。
(中略)
アニメテイストを存分に味わえ、さらに緊張感漂う格闘も楽しめる(ファンでなくとも2度オイシイ)内容になっており、Ver.1.5と言っても過言でないと確信しております。」
だそうで。あれだけ仕様を削って、バージョンを上げちゃいかんよ、せめてライト版にしとこうよ。(^^; と思う一方、時期が時期だったし、きっと人には言えないまま地獄に行かなきゃならなかったような事情があったんだね…、とも思ってしまう私でありました。

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