必要なもの:愛と根性とS端子

戦国サイバー 藤丸地獄変

f^-^; 人にはすすめられないかも…
ジャンルS・RPG
発売月95/10
発売元SCE
定価5,800円
メディアPSケース 1枚
クリア
1プレイ時間40時間
難易度 ★★★★☆
マルチエンデイングYes
音声戦闘部分のみ
メッセージ速度早い
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戦国時代末期が舞台の和風シミュレーションRPG。制作はパンドラボックスで、あの飯島健男氏の作品(他の作品に「抜忍伝説」「ラストハルマゲドン」「ブライ」等)でもあります。
武田信玄がひそかに育てていた忍軍が、信玄の急死で自由になり、世のため自分のため(^^;戦国の世を影で操る他の忍軍と戦う、というストーリーなのですが、飯島氏の作品だけあって四聖獣は出てくるは、からくりとか言ってロケットランチャーは出てくるわで内容はかなり濃いです。(^^;

キャラも、口は悪い(「奴隷にしてやる」とか「死にやがれぇっ!」とか(^^;)が心優しい好青年らしい主人公・煉釛藤丸とか、強力なユニットだが藤丸と仲が悪く、レベルが上がると離反し、最後の最後で一発かましてくれる霧隠才蔵(飯島氏の作品にはよく出てくる)とか、ミニスカくの一・風子とか、霊感巫女でいわゆるシーダ役のかなめとか、野良忍犬とか、外人天狗とか、色違いの忍者大軍団とかの愉快で魅力的な連中が一杯です。
彼らにを感じる事ができれば、この先のドえらい苦難を乗り越えることができるかもしれません

まずこのゲームは大きく分けて、シミュレーションRPGな戦闘部分と隠れ里運営シミュレーション部分に分けられます。
この二つが交互に繰り返されるのですが、この戦闘部分がまさに地獄変。(^^; まず、死して屍拾うもの無し、でキャラが死んでも生き返りません。主人公がやられるとゲームオーバーです。本当は一人も死んではいけないのですが(後述)、序盤でばんばかキャラが死ぬと7面で問答無用でゲームオーバーになったりもします。でもこれはまだ地獄ではありません。
それから、セーブなんて漢らしくないものは戦闘中できません。中断もダメです。後半の面は1時間くらいかかったりしますが、やっぱりセーブできません。でもこれもまだ地獄ではありませんが、ここいら辺から根性が必要になってきます。
次にキャラの移動がかったるいです。キャラの移動先を設定してやると、いきなり画面がどアップになってテケテケと歩いていきます。(^^;最初にX軸方向、次にY軸方向に歩くのですが、方向転換すると画面がグルリと90度回転します。思わず酔いそうになりますが、設定でOFFできるので地獄ではありません。かなりめずらしいと思うので、一見の価値はあるかもしれません。
では何が本格的な地獄かと言うと、戦闘画面が本格的に地形を再現しようとしているところです。川や海、湖は低く、日本らしくデコボコした山地もあり、平地・沼地もあり、ポリゴンを駆使してなだらかに表現しているのはスゴイと思います。が、そのおかげと斜め上から見下ろす視点もあいまって敵に隣接したつもりが、敵のナナメに配置してしまう事が非常によくあります。一度移動すると、キャンセルもできません。仲間の追い越し禁止なので、交通渋滞の原因にもなります。一応オプションでドットで表示されるミニマップも出せますが、半透明な上に赤だの青の敵味方のマークが滲みまくりで、これまたナナメ配置の事故の元です。これはS端子を使用することでだいぶカバーできます。(^^;

というわけで戦闘部分はかなりツライのですが、隠れ里運営部分は単調ですが、なかなかおもしろいです。まず戦闘要員には忍術や固有術の修行(修行をしないと術は覚えない。戦闘しないとHPとMPが上がらない)をさせておき、非戦闘員には薬草や道具の開発・生産をやらせます。基本的に自給自足なので、薬草や武器は自分で開発生産させなくてはなりません。それでもユニットの機動力を上げる馬や、より良い隠れ里(^^;を作るためには先立つ物が必要です。そこでいわゆる2軍が金策(用心棒、旅芸人、飛脚等)に走る事になります。
「みんなで住み良い隠れ里を!」ってな感じで、私は好きです。ここで戦闘要員5、6人にマップ全体攻撃忍術を覚えさせまくると、戦闘バランスが崩れまくるのも、また一興です。(^^;

こうして全25面を戦うのですが、普通にやっているとまずバットエンドになります。(^^;
真のエンディングの条件が厳しくて、
「全部のキャラを仲間にし、なおかつ生きている事」
「特定のキャラのレベルが一定以上になっている事」
「総てのイベントを発生させている事」
「これらの条件を満たし、番外マップ5面をクリアする事」

等を満たさなくてはなりません。この中でも特にキツイのが「仲間が生きている」「イベントを発生させる」で、前者の場合、特定の面であるキャラクターを出撃させていないといけないのですが、ここらの数面は同メンバーで連戦なので、そいつを連れてこなかった場合は以前のデータからやり直し、最悪の場合は最初からやり直しになります。
後者の場合、味方のひ弱なキャラを、敵キャラの前(正確には下)に配置してターン終了しなければならないというのもあります。この敵キャラは最初「伊賀忍者 壱」なんて名前だったりするので、他の敵と行動順番が違うという点に気が付かないと、そのままバッサリやっちまいます。イベントを発生させると「黒兵衛」という名前になって味方になります。こんな感じで発生条件がわかりにくいものが多いです。この辺は攻略本を使えばカバーできますが。(^^;

私個人としては、全体的な雰囲気がかなり気に入っているゲームではあります。荒いけどまとまっているオープニング(デボラ・ハリーの歌付き)や、妙に味のある久米明の幕間のナレーションなど、演出には光るものが見られるのに、ゲームシステム的にかなりツライものが…。(--;
攻略するという意味では、歯ごたえは保証します。SCEがライトユーザー取得に本格的乗り出す前に発売された、ゲームの形がここにあります。

追記
攻撃を仕掛けたり、仕掛けられたりすると、戦闘アニメに切り替わります。ちょっと(今見るとかなり)寂しいですが、キャラや必殺技ごとに動きが違ったりして結構楽しいです。でも初版では本体との相性もあるようですが、結構な確率でフリーズします。当然フリーズすると、その面の最初からやり直しになるので、これはちょっと地獄でした。一応設定でアニメOFFできます。(OFFにしておいたのに、ボスの戦闘アニメを見ようとしてONにしてフリーズする事数回。(^^;)

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