侵入者は飯の種

刻命館

(^-^) おもしろかったよ
ジャンルACT
発売月96/ 7
発売元テクモ
定価5,800円
メディアCDケース 1枚
The Best版有り
クリア
1プレイ時間18時間
難易度 ★★★☆☆
マルチエンディングYes
音声なし
メッセージ速度飛ばせる
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主人公はとある国の王子様です。隣国の姫とも婚約し、もうすぐ父王より王位を譲られる事になっていました。
ところがある日事態は急転、弟王子と宮廷魔術師がグルになって王を暗殺、よりによって私に罪をなすりつけやがりました。その結果、私は火あぶりの刑にされてしまう事に。
処刑寸前の私は思いました。
「民衆までよってたかってオレの事を…。もう許さん、神でも悪魔でもOK! 力を貸してくれ、復讐してくれるわ!」
その瞬間、雷にうたれたはずの私は、何故か恐怖の館「刻命館」の前に立っていたのでありました。

というダークなストーリーで始まるこのゲーム。ポリゴンでできた「刻命館」という呪われた館で、侵入者を罠を仕掛けて殺りまくる、というトラップアクションSLGです。一応、刻命館に封印された魔神を復活させるという目的はあるのですが、とりあえずは館に侵入する(わざと呼び込む事もある)不埒な連中(含む善人&勇者)をデストロイしていけばOKです。

画面的には「キングスフィールド」な感じの主人公視点(つまり主人公の姿は見えない)で、2Dの作戦マップで侵入者のステータスと現在位置を確認、トラップを仕掛けます。トラップを仕掛けたら、侵入者さん達にご挨拶しにいきましょう。すると侵入者が私を見つけて追いかけてきます。そう、いわば私の役目はねずみ取りのチーズ役。私をおとりに敵を罠に誘い込むのです。
でもって罠を仕掛けた地点まで誘導してきたら、待望の作動スイッチオン! 床に落とし穴とか、壁からトゲがバーンとか、上から鉄格子がドーンとか、天井から黄金のタライがゴーン(^^;とかなって相手を弱らせたり、殺したり、捕獲できたりするわけです。
攻撃系のトラップで殺した侵入者からはお金しか貰えませんが、捕獲系で捕らえた進入者は殺してお金にする以外に、魂を抜いてMP(罠を仕掛けるのに必要)にしたり、合成モンスターの材料にできます。なんとしてでも捕獲系トラップで稼ぎたい所ですが、元気な侵入者は一発で捕らえられない事が多いので、攻撃系トラップで適度に弱らせる必要が出てきます。

こうして各面ごとに設定された侵入者を全滅させると、次の面に進みます。面の間のインターミッションでは、館の増築やより強力なトラップの開発、合成モンスターの生成、わざと侵入者を呼び込みMPやお金を稼ぐ「人間狩り」を行うこともできます。

基本はこんな感じなのですが、まず主人公には直接の攻撃手段がありません。ですから、おとりになっておびき寄せるつもりが、侵入者に挟み撃ちされて血祭り、なんて事もあります。(^^;
ですから常に侵入者の位置を把握、敵のタイプに合わせたトラップ(戦士系には魔法系、魔法使い系には物理系のトラップが有効)を配置、効率よくおびき寄せて倒す(短時間クリアボーナス、ノーダメージボーナス有り)事が要求されます。
ちなみに敵は普段は私を追ってきますが、ダメージを受けるとよろよろしながら後退します。ところがここでノコノコと追いかけていくと、いきなり振り向いて一撃浴びせてくることもあるので要注意。「もう人間なんか信じない! 皆殺しにしてくれるわ!」なーんて思えれば、あなたも立派な刻命館の主です。(^^;

こうして侵入者を殺りまくると、そのうち元婚約者のお姫様が私を慕ってやってきます。どうやら弟が横恋慕していたようで、しつこくて困っているとか。さすがにいきなり罠にかける、なんて事はできないので、かくまってやることになります。が、いきなり「寝室を増築して」等と言ってくる、ちょっとワガママなお姫様です。(--;
しかもその直後、何と、宮廷魔術師の手先が姫を暗殺しにきます。この暗殺者を侵入後一定時間で倒せないと、問答無用で姫が暗殺されてしまいます。「どうして来てくれなかったの?」という恨み言付きです(--;;
この場合、選択肢で姫をモンスターにできます。モンスターは、召還アイテム(消耗品)と引き換えに、いつでも呼び出して敵に一撃与えるというモノなんですが、この「デビルプリンセス」、燃費は最悪ですが結構強いです。

ちなみに暗殺者の撃退に成功すると、お姫様は「こんな人殺しと一緒にいられないわ」と出ていってしまいます。おまえなー。(--;;
ま、姫から送られてくる恋文を商人に売り飛ばしてお金にする私も私ですが。(^^;

こうして続けていくと、そのうち弟王子や宮廷魔術師も館に乗り込んでくるので、今までの恨みを晴らすべく、念入りに罠にかけましょう。奴らは体力があるので、いろんな種類の罠にかけられますし。(^^;
一応途中の選択肢や姫の生存如何で、ラスボスやエンディングが変化します。

全体的に見ると、操作性が今一つ、展開が単調で中盤ダレる、モンスター&増改築は無くてもクリアできる、トラップの種類はいろいろあるが、使えるトラップは限られてくる、メモリーカードを9ブロック使用し、セーブ&ロードに尋常でない時間がかかる、等の欠点もみられます。
ですが、「敵をトラップで引っ掛けて倒す」というゲーム性では後続のゲームと比べてもよくできています。ちょっとした悪の魅力を楽しめる1本です。
ちなみに続編の「影牢」はやや違う方向に進化しています。


敵を捕獲系のトラップで捕まえたら、トラップの前で気合を入れて連打しましょう。(^^;
普通は捕まえられないような元気な侵入者も、根性でキャッチできるときもあります。効果がメーターでバリバリ目に見えるのが好感触です。

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