3D穴倉シューティング第二弾

キリーク・ザ・ブラッド2
Reason in Madness

f^-^; 人にはすすめられないかも…
ジャンルSTG
発売月95/12
発売元SME
定価5,800円
メディアPSケース 1枚
クリア
1プレイ時間6時間
難易度 ★★★★☆
マルチエンディングNo
音声時々
メッセージ速度遅い
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2038年。南極の研究施設サウスベースで異変が起きたと聞き、調査活動にヘリに乗ってやってきた国際平和維持特殊部隊のプロテクトアーマー乗りのみなさん。
いきなりヘリごとサウスベースのレーザー砲の餌食になってしまいます。(^^;
きれいさっぱりになったと思いきや、生き残ったらしきプロテクトアーマー1機が歩いています。そこでナレーション。
「生命を一切感じない白い世界の中、移動している物体を発見。プロテクトアーマーが一台。…すなわち俺だ

こんなナレーションでプレイヤーまで極寒の世界に引きずり込んだ、PS初期をマイナス方向に語るにはかかせない1本、3D穴倉シューティング第一弾「キリーク・ザ・ブラッド」(95年1月 以後「前作」)の続編が3D穴倉シューティング第二弾「キリーク・ザ・ブラッド2 Reason in Madness」であります。

まずできるだけ簡単に前作の内容を紹介しますと、主人公の特殊部隊の生き残り香田少尉 in プロテクトアーマーを操作してサウスベース内を探索するリアルタイムシューティングゲームです。

サウスベースの中はパトロールロボ等で一杯なので、侵入者たるワタクシとしては倒される前に倒さなきゃいけません。
侵入者なら侵入者らしくコソコソと、とも思うのですがMAPが3D穴倉迷路状態。通路も狭くて隠れることはおろか、どなたかとお会いしてもすれ違う幅もありません。よってどなたかによって発砲されても避けるのは不可能です。(--;

弾は手持ちが少ないので現地調達。受けたダメージもアイテムの現地調達で回復です。
平たく言えば、敵を倒すと弾薬やリペアパーツが出るのでそれでやりくりするって事なんですが、敵が全て固定&一度倒すと復活せずなので、無駄弾&無駄ダメージでハマリ状態になる可能性大有りです。(^^;
しかも階(=面)クリア時に強制オートセーブ(セーブはこの時だけ)されてしまうので、ハマったと気がついたときには手遅れの可能性も大有りです。(^^;;

じゃあどうすればいいのか。 まず面がスタートしたら、適当に歩き回って大まかなMAPと敵の配置をチェック。でもってリセット(^^; して再スタートしたら敵がいる通路に敵が見える前に弾丸を撃ちこむ。遠くから爆音がしたらOK! 敵の落としたアイテムを回収しましょう! 戦わずにして勝つ(^^;; のがキリーク1の極意です。

もっとも小部屋に配置されている敵は普通に倒さないといけません。これが結構熾烈で辛くて、ヌルにゅうは16面辺り(全20面ちょいくらい)で根を上げたところ、先達より「そこから先は楽になるから」と言われました。
で、頑張って続けたところ、本当にそれ以降は敵が減って楽勝でした。「デバックする暇がなかった」という噂も、まんざら噂じゃなかったのかも。と思いましたです。(^^;

そうしてようやく見られる超前衛的と誉れ?も高いエンディングムービーは、全然意味がわかりません。(^^;
オープニングのナレーションからしてアレなので、この結果はわかっていたと言えばわかっていたのですが…。
当時はキレイなムービーがウリだったんですが、今思えば画面(特にムービー系)がキレイで内容がアレなゲームの先駆かもしれません。

それから約1年後に登場したのが「キリーク・ザ・ブラッド2」であります。
今作の舞台は2065年の地下都市ニューロル。どうも前作のラストで致死性のギガリ・ウィルスというモノが地上にバラまかれてしまい(と言われて解釈できるEDムービーではないが)、地上はほぼ壊滅状態だとか。(^^;

そのウィルスから身を守るために地下につくられた都市なのですが、支配しているのはバイフロス・グループの総統(といっても総統しか出てこないけど。あとは無人ロボットがやたらたくさん)と巨大コンピュータ"GENE"。人口統制政策だの優秀なDNAを残そうだの、逆らうと命は無い等々とってもわかりやすい悪役です。
そう前作があまりにも前衛的だったので、今回はわかりやすいストーリーが心がけられているのです。(^^; 前向き?です。

今回の主人公マサオさんは元レジスタンスなのですが、現在はレンダリング美人の彼女レイラと幸せに暮らしていました。
過去形なのは、ある日突然レイラがギガリ・ウィルスに感染してしまい(感染経路は不明)、余命1週間の告知をされてしまったからです。
しかしまだ望みはありました。立ち入り禁止区域サタビサにあるという花の花粉の成分が、ギガリ・ウィルスに効くらしいのです。
マサオさんは放置していて機銃がぶっ壊れたままのプロテクトアーマーに乗って、花を探しに行くのでありました。探しに行く花がよりによってラフレシア科という所が、なかなかロマンが無くてナイスです。(^^;

今回は面クリア型からミッション式になり、前作では徹頭徹尾似たり寄ったりだったフロア構成も、多少は下水道やビルの中など多少変化がつきました。道幅もだいぶ広くなり、すれ違う事ぐらいはできるようになりました。が、弾を避けるのは相変わらず困難です。(--;

敵はある程度配置は決まってますが、今回さすがに戦わずに勝つのはできなくなりました。(^^;
又、ある程度ほっとくと湧いてくるようになったので、弾薬の補充ができると思いきや、リペアパーツばっかり出しやがるので相変わらず弾が足りません。弾薬に関係無く撃てるレーザーは、威力が低い上に連続使用するとやがてガス欠になり使用不可になります。これを防ぐためには、敵が出てこないところでじーっとしてエネルギーが自然回復するのを待つ必要があります。(--;
前作ではガス欠になると香田少尉が凍死してしまったので、ちょっと敵を撃ってはエネルギーチャージャーを往復の繰り返しでした。それに比べりゃナンボかマシではあるんですが…。

今回は弾薬類が完全に尽きた時のため?に「ダッシュアタック」、平たく言えば体当たりがあるのですが、敵を倒すのに少なくても20〜30回は体当たりする必要があるので存在を忘れた方が無難です。ダッシュできるなら逃げた方がまだ前向きってもんです。(^^;

前作に比べて敵の数は多くないのですが、とにかく火力が大きく固いのでリペアパーツが間に合いません。ミサイルを1回(2個セットとかザラ)くらうと体力の10%が吹っ飛んだりもしますし、ボスや終盤の敵が撃ってくるブレインデストラクターというミサイルを食らうと数秒間行動不能になり、その間に良くて蜂の巣、下手すると瞬殺されます。(^^;

中盤以降、シールドバリアを使ってダメージを半減&ブレインデストラクター無効という事もできるようになるのですが、燃費が悪くて長時間使えない(使用時間15秒くらいでエネルギー切れ。要充填)&使用中は攻撃できないので劇的に戦況が変化って事はありません。最後の最後まで辛く苦しい戦いは続きます。
シューティングとしての爽快感は前作の方があったかもしれません。

前作ではエレベーターに乗ると面クリアで強制セーブされましたが、今回エレベーターに関係無くミッションクリア時にしかセーブできません。要は今回フロア構成で2Fに上がったりB1Fに下りたりもするので、エレベーターはエレベーターの意味しか無くなったわけで、面クリア時にしかセーブできないというシステムには変更が無く、2が発売された時にやたら「今回はエレベーターに乗っても強制セーブされません」と強調していたのには作為的なものを感じたりもします。(--;;

また、前作の面より今回のフロアの方が遥かに広くなっている&アイテムの回収やトラップの解除などの手順は多い&死んだらセーブしたところからやり直しなので、ボスなんぞにやられた日はやるき萎え萎えです。
アクション苦手のヌルにゅうは、Misson2(全7)のボスに勝てずに玉砕。5〜6回やられたところですっかりやる気を無くし、クリアしたという友人にボス撃破をお願いしたところ、そこまで節約を重ねてためていた虎の子の弾薬(今回も余裕はほとんど無し)を根こそぎ使われてすっかり戦意喪失。(^^;
雑誌の付録CDの最強データでようやく4年半ぶりにクリアした(それでも終盤は殺られまくり(--;)という体たらくです。(^^;;

でストーリーに戻って、マサオさんは昔のレジスタンス仲間(現役(^^;)を頼ってサタビサの情報を入手。立ち入り禁止、というよりは廃棄区域なサタビサの地上に出てラフレシア科のお花ゲットだぜ!
…ちょっと待て! 地上がギガリ・ウィルスとやらでヤバいからアンタら地下都市で暮らしてるんじゃないのかい!? (^^; まあおかげでレイラも回復してめでたしメデタシ。

とはいえ、細々と続くレジスタンス活動(メンバーはマサオさんを除いてリーダー、メカニック、現場の3名)を見ていると、さすがに元のラブラブ生活に戻ることもできず、マサオさんも現場復帰。
現場担当の元親友サンダースと協力して(ただし出だしで戦死。な〜む)敵に捕まったリーダー・カルロス(前作の香田少尉の部下)を助けます。

やっとカルロスを助けたと思いきや、今度はレイラが行方不明に。実は彼女、バイフロスの一人娘だったのです。わかりやすいですね。(^^;
MOの書置きによると、どうやら父親を説得に行ったもよう。バイフロスは世襲制らしいので、もしかしてオレって逆玉? (^o^) 等と喜ぶ間もなく、マサオさんはレイラを取り戻しに行ってしまいます。

レイラを追ってバイフロスタワーに侵入した途端、パトロールロボがミサイルやら機銃を乱射して襲いかかってきます。
このゲーム、ロックオンが甘々で複数敵がいると照準がフラフラして定まらないので大変です。その上、カルロスから通信まで入ります。(^^;
「私は昔サウスベースで香田少尉と共に戦って…」
嘘つくなッ! By 香田少尉 前作ほとんど出てきやしなかったくせに、えらそうです。
「お前の父さんは…」
やかましい、こちとら戦闘中だ! 後にしやがれ!! (-- #
通信中も敵の攻撃は容赦ないですし、ポーズもかけられません。肝心の音声も爆音にかき消されて聞こえやしません
その上、忘れた頃にマサオさん、ギガリ・ウィルスが発病。(--; マサオさんのために花を取ってきてくれる人も無く、自力で特効薬を探すハメになったりと寂しくも忙しい日々が続きます。

結局は巨大コンピュータ"GENE"がすべて悪いというわかりやすい展開になり(^^;、マサオさんは"GENE"を破壊することに。
"GENE"は『自分を破壊すると、ギガリ・ウィルスの特効薬がつくれなくなるぞ』と酷い開き直り様。(--;
しかし、マサオさんが悩む前にメカニックから通信が。「特効薬のデータのハッキングに成功したぞ!」(--;;
データ管理ぐらいしっかりしてくれよ! アンタ、ラスボスだろ!! (^^;;

当時にしては文句無しにとてもキレイなCGムービーなのです。
でも登場人物は全部で7人とか、コンクリートむき出しで色気のかけらも無いマサオとレイラの愛の巣(^^; とか、話のスケールやお金がかかってそうなわりには超低予算実写SF映画のようなわびしさ(それを克服してきた従来の手法がアニメーション)も感じてしまうのです。

前作の欠点を見直すような方向で作られてはいるのですが、方向が微妙に違うというか、痒いところのちょっと隣をひっかいているとか、そんな印象を受けましたです。


キリーク3は出ませんでしたが、GENKIさんの方から「ベルトロガー9」という同方向のアクションシューティングゲームが出ています。
今度はアクションにジャンプが加わり、名実ともに3Dゲームになりました。それなりに面白いです。(^^;

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