あの霧をはらすのは僕たち

レガイア伝説

(^-^) おもしろかったよ
ジャンルRPG
発売月98/10
発売元SCE (コントレイル)
定価5,800円
メディアPSケース 2枚
クリア
1プレイ時間40時間
難易度 ★★★☆☆
マルチエンディングNo
音声戦闘中のみ
メッセージ速度早い
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「霧注意報」や「あの霧をはらすのは僕たち」といったCM、広告で話題になり、30万本以上のセールスを記録したRPG。
ちなみにプロデュースのコントレイルは、「ワイルドアームズ」(以下「WA」)が代表作。というワケで、良くも悪くも「WA」と比較されることも多いようです。

「レガイア伝説」は人物から、フィールド、ダンジョンにいたるまでフルポリゴンで表現されているのが特徴で、霧で包まれたフィールドマップは凝ったカメラアングルもあって、処理落ち寸前な感じもしますが(^^; とても美しいです。街マップや、ストーリー上、大切な意味を持つ「創世樹」等も抒情的で素敵なのです。が、アニメチックでビビットなカラーリングの登場人物がなんともミスマッチな感じです。(--;
キャラクターデザインも、ちょいと何か外しているような気がしないでもないです。(^^;;
…って、煮え切らない言い方しちゃだめですよね。正直言いましょう、キャラデザに魅力は感じなかったです。戦闘中のモデルは良いと思いますが、パッケージやムービー(主人公たちが登場するのはオープニングのみ)中の人物はちょっとイマイチですし、画面写真なんかは背景とのミスマッチもあいまって、どちらかと言うとヤバい感じがしなくもないです。(--;

というわけで見た目で損しているような気がするこのゲーム、ですがプレイしてみるとそこはかとなく楽しかったりします。(^^;

ストーリーは、ちいと説明が大変です(^^; 「獣(セル)」という人間が身につけると特殊能力を発揮する鉱物のような生物と人間が共存し、文明をつくりあげた時代がありました。ところがある時「獣」の狂暴化させる「霧」がどこからか発生、世界を覆いつくしてやがて文明は滅び、残された人類は辺境の地でひっそりと暮らしていたのでありました。
という、いきなり人類崖っぷち状態です。 (…の割には、結構楽しそうに暮らしている人も結構いるんだよな。(^^; 特に中盤)
主人公(デフォルトネームはヴァン(14)。たぶん格闘家(^^;)が暮らす辺境の村リル・エルムも「獣」大軍団に襲われるが、村の「創世樹」からあらわれた「聖獣(ラ・セル)」と協力して撃退に成功、「霧」の正体を突き止め、そして「霧」を晴らすために旅に出る、というのが導入部分です。(^^;

パーティは「WA」と同じく3人で、主人公のデザインはよく似ています。(^^; イベント時にセリフのない無口タイプの主人公というのも共通点です。(--;; 後の2人は、好奇心旺盛で明るい性格の狼少女ノア(12)、お堅くて真面目で天然ボケの領域まで達しているモンクのガラ(18、…28の間違いだろ? と言いたくなるくらい老けている(--;)というメンツです。普段のイベントはほとんどこの2人の掛け合い漫才状態となっています。(^^;;

「レガイア伝説」で一番特徴があるのは、戦闘部分でしょう。通常より等身の高いモデルの主人公たちが、ポリゴンのモンスター達を相手に、格闘ゲームまがいに殴る蹴るって感じになっています。といってもアクション要素はなく、「上蹴」「聖獣(左腕)」「武器(右腕)」「下蹴」を行動ゲージ(レベルが上がる毎に徐々に延びていく。「気合溜め」で1ターンのみ大幅に延ばせる)が許すかぎり入力し、各キャラクターの行動時にまとめて攻撃という仕組みです。
上手く組み合わせれば、流れるように攻撃できてなかなかカッコイイです。(^^ ただし、小さな敵には「上蹴」があたらず、飛んでる敵には「下蹴」があたらず、武器を新調しても蹴りや「聖獣」で攻撃すると意味無し、なんて場合もあります。(^^;

また、特定の順番に攻撃を入力する事によって必殺技を出すこともできます。
主人公の場合だと、「上蹴、下蹴、上蹴」の順番に入力すると、「ヴァンサマー」というサマーソルトキックが発動します。「下蹴、上蹴、上蹴、聖獣」と入力すると、「ヴァンPKコンボ」(^^;という必殺技が炸裂します。これらの必殺技は最初は隠されていて、入力に成功すると「New Arts!」の表示が出て、以降はコマンドを参照できるようになります。いろいろためして入力して、自力で発見すると結構うれしかったりします。(^^
また、コマンドの重複部分を利用して行動ゲージの節約もできます。「上蹴、下蹴、上蹴、上蹴、聖獣」と入力する事によって、本来ならば7個のコマンドが必要な「ヴァンサマー」と「ヴァンPKコンボ」を5個のコマンドで連続出しする事も可能です。必殺技の種類は各キャラ毎に結構な数があるので、組み合わせを考えるのも楽しいです。
必殺技を出すとAP(Arts Point)を消費するのですが、「気合溜め」が行動ゲージを延ばす効果とAPを溜める効果と防御効果を持っていて、ダメージを受けてもAPは溜まっていくので、戦闘のテンポを悪くしていない所に好感が持てます。

が、戦闘中の召還獣関係(このゲームの魔法は総て召還獣)はちょいと困った感じです。(^^; よくある話なんですが、長くて飛ばせないというタイプです。視覚効果やカメラアングルにはセンスを感じさせるものがありますし、SEなんかもイイ感じです。でも召還獣の強さと長さが比例する事もあって、後半はなかなか大変です。(^^; じゃあ、使わなきゃいいじゃん、と思ったアナタ。惜しい! このゲームの召還獣は、呼びまくってレベルを上げていくタイプで、回復系の召還獣をある程度育てておかないと、ボス戦で地獄を見る可能性があるのです。(^^;;
ちなみにとある攻撃系召還獣は、LV1(ぺーぺー)からLv8(最強)まで上げるのに130回召還しました。これはちいとツラかったです。(--;

また、これは個人の好みが大きいのですが、戦闘中はキャラがしゃべりまくりです。(^^;
普段は無口で、熱湯に突っ込もうが、人にものを尋ねられようが(^^; 無言の主人公ヴァン君が、戦闘になると人格が豹変します。(^^;; どんな感じかといいますと、

「おおーりゃーッ! 気合を溜めている これでもくらえ! ミラクルコンボ開始 これならどうだ! これでもか! ミラクルコンボ発動中 くだけろッ! させるかぁッ! まだ続いてます 決めるっ! どぉりゃーッ! トルネードフレーイムッ! 14hitコンボ(^^; よゆーだぜっ! 勝ちセリフ(--;」
一体彼の身に何が起こっているのでしょうか? (^^; また、ノアだと「ときめきメモリアル」の虹野さんの声で勝ちセリフ「大した事ないよ!(はぁと)」なんて言ってくれるので、へなへなと力が抜けていくこともありますです。(^^;; しゃべりが苦手な人はちょっとツライかもしれません。

ストーリーはRPGの王道を行き、特に捻ったりはしていないので、「WA」を期待すると肩透かしをくらってしまうかもしれません。特に濃くも深くもなく、あまりの淡白さにあっけにとられた事もありました。(^^; また、ゲーム中は気になりませんでしたが、終わってみると「あなたはどうしてラスボスなのですか? あなたの戦う理由は何ですか?」と聞いてみたくさえなりました。(--;;
ガラの元友人でライバルのソンギがゲーム中何度か悪側の中ボスとして登場するのですが、途中のメッセージで「ソンギはもう1人のガラである」みたいな事を言われます。まあ、これだけならよく見られるパターンなのですが、どうみてもガラとソンギの性格が違いすぎです。(^^; ソンギがどうも主人公達に構ってもらいたがっているようにしか見えない、というのも拍車をかけているような…。(--;;

わざと単純明快な話にしたのかというと、所々妙に重い展開というのもあって、ちいと中途半端な感じもしましたです。

全体的に見ると、エンカウントはやや高いですが、中盤以降アイテムで減らせますし、ゲームバランスもよく取れていると思います。
ミニゲームもなかなか楽しいモノがありますし、やり込み要素や、ラスボスよりも強い隠しボスキャラ(^^; なんてのもいます。
又、ワールド全体マップを犠牲にしてまで得た(レガイアにはワールドマップも世界中を移動できる乗り物もない)、マップのカメラアングルの美しさは一見の価値があると思います。
「名作とまでは言えないが、良作である」といった所でしょうか。

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