ショッカー、27年目の悲願

仮面ライダー

*^-^* よくできてます
ジャンルF・ACT
発売月98/10
発売元バンダイ
定価6,800円
メディアPSケース 1枚
クリア
1プレイ時間30分
難易度 ★★★☆☆
マルチエンディングYes
音声バリバリ
メッセージ速度ほぼ飛ばせる
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仮面ライダー本郷猛は改造人間である。
彼を改造したショッカーは、世界征服を企む悪の秘密結社である。
仮面ライダーは人間の自由のために、ショッカーと闘うのだ!

で有名な特撮ヒーロー物、「仮面ライダー」の3D格闘ゲーム化。何せ27年前の作品であり、さすがの私も生まれる前の話。(^^;
正直な話をすると、私に記憶があるのは、いわゆるスカイライダー以降(おぼろげにストロンガーは見た記憶がある)で、懐かしいというと少々語弊があります。
が、やればやるほど何だか懐かしい気がしてくる不思議なゲームです。

モードがやたらたくさん用意されているのが特徴で、いわゆる「ストーリーモード」、「対戦&チーム戦モード」、「特訓モード」、ひたすら勝ちぬく「サバイバルモード」、ひたすら1ライフゲージで涌き出る戦闘員を倒し、何人倒せたか競う「死闘!戦闘員モード」、このゲーム最大の目玉「デジタルカードモード」があります。

まず「ストーリーモード」ですが、「ライダーストーリー」「ショッカーストーリー」の2つのモードがあります。
「ライダーストーリー」は番組のストーリーに沿った内容で、本郷猛が改造されて(残念ながら「やめろ、ショッカー!」は無い(^^;)、脳改造前にショッカー基地から脱出する所から始まります。今や「せがた三四郎」で有名なポリゴンの藤岡弘は非常によくできていて、服装も当時の流行のダブルの背広です。そして逃走中に戦闘員に囲まれてしまいます。この辺のポリゴン人形劇、カメラアングル、番組さながらのナレーションを聞いているだけでも、特撮好きとしては十分楽しいです。
そしてここからいよいよゲーム開始、本郷猛を操作して6人の戦闘員を倒します。一度に2人づつ出て来ますが、所詮戦闘員ですんで大した事はありません。(^^; 蹴る殴る投げるで戦闘員を片付けると、本郷がライダー1号に変身、昔懐かしの「アイキャッチ」が入って「怪奇!蜘蛛男」との1対1の対決になります。

格闘ゲームとしては、対象年齢(おそらく30代)を考えたのでしょう、難易度もさげられますし、さほど難しくはありません。コマンドも比較的簡単なものが多く、ゲーム中にポーズで技表が出せて親切です。必殺技をLRに振ることもできます。
ですが、妙に凝っている部分もあって、浮かされた後に空中受け身(滞空時間の調整や、遠くに逃げるなど3種類もある(^^;)で空中コンボを回避できたり、軸ずらしが結構有効だったり、フェイント技があったりと、それなりに深い遊び方もできます。
まあ、蜘蛛男サマーソルトキックとか、ガラガンダ鉄山コウとか、ショッカーライダー投げっぱなしジャーマンとかが、「仮面ライダー」の世界にふさわしいのか? という疑問も沸き起こりそうですが、通常の動きとかは、事実上の前作「ウルトラマン ファイティングエボリューション」(ウルトラマン格ゲー)に比べて着ぐるみっぽくて私は好きです。
ちなみにかの有名な「ライダーキック」はガード不能技です。それで相手の止めを刺せば、3連リプレイも出ます。軸ずらしで簡単に避けられちゃう所が悲しいですが。(^^;

こうして怪人を倒すと、語りが入ってライダーは去っていきます。そして「次回予告」が入るのですが、そこでは次回登場の怪人とライダーの殺陣が見られます。こういう演出には手を抜かないところがこのゲームのカッコイイ所です。これがショッカー首領を倒すまで続きます。
途中で本郷猛から一文字隼人、ライダー1号からライダー2号に交代したり、本郷猛のコスチュームが変わったり、戦闘員の種類が変わったり、変身シーンのエフェクトがだんだんハデになったりと、なかなか凝っています。

一方の「ショッカーストーリー」とは、選んだ怪人で他の怪人を倒しつづけ、最強怪人として再改造してもらい、ライダーを倒すのが目的です。メンツは「怪奇!蜘蛛男」や「怪異!蜂女」、「死神カメレオン」や「ガラガンダ」「ヒルカメレオン」「ピラザウルス」等など。ポリゴンのオープニングで出てくる地獄大使がめっちゃカッコイイです。(^^*
こうしてショッカー基地で「悪魔のショッカー」という素敵な歌をBGMに、他の怪人を倒しつづけます。
このモードでイカすのは、コンティニュー不可な事です。「ライダーストーリー」では、うっかりやられた場合、「ライダーは倒れたままなのか!?」とか言ってコンティニューできるのですが、「ショッカーストーリー」ではあの首領の渋い声で「ショッカー、血の掟。敗者には死を!」とか言われて問答無用で自爆されられてしまいます。(^^;
こうして他の怪人を全部倒すと、首領からありがたーいお言葉と再改造手術が受けられます。が、改造してもらえるのは「腕力」or「脚力」or「体力」or「戦闘員増強」のいずれか一つです。なんで戦闘員の増強?? と思われるかもしれませんが(私もそう思った(^^;)、この後に控えるライダー戦では、まず「戦闘員3人vsライダー1号」、「ライダー1号(体力ゲージ持ち越し)vs最強怪人」となります。つまり戦闘員がライダーにダメージを与えれば、その後有利に戦えるわけです。「戦闘員増強」しておけば、戦闘員が6人になります。
だがしかし! 所詮は戦闘員。6人いてもライダーにダメージを与えられずにやられることもあるのが、なんか非情な感じでナイスです。(^^;

こうしてライダー1号をなんとか倒すと、「ライダー2号を忘れていたな!」と、体力ゲージ持ち越しでライダー2号と戦う事になります。さすがに「力の2号」というだけあって、気を抜くと瞬殺されてしまいます。(^^; 最強怪人たる私が倒されても、首領は「次の最強怪人を送りこむ準備はできておるわ。わーっははははは!」だそうです。なんでショッカーが敗れたのか、わかったような気がしないでもないです。(--;

苦労してライダー2号を倒すと、感動?のエンディングです。「二度と平和な日々が訪れないように…」などど首領は言ってます。(^^;
後ろでは戦闘員達が、お互いの肩を叩き合ったり、感動のあまり泣き出した奴を慰めていたりと大変な事になっています。この時、「そうだ、私はこの笑顔?のために戦っていたんだ…」なんて思っちゃって感動したのはヒミツです。(^^;;

このゲームの最大の目玉「デジタルカードモード」とは、昔懐かしのライダースナックのおまけカードを再現したものです(全100種類)。これらのカードは裏面の説明等も再現されているほか、「ラッキーカード」で増やせる「デジタルカードアルバム」の表紙もなんかも懐かしい絵柄です。
カードの中には、ムービーカードなんていうのもあり、昔懐かしの「ライダースナック」「サイクロン号」「仮面ライダー変身ベルト」のCMをムービーで観ることができます。カードは、ストーリーモード等を進めていくと得られる「カードゲット権」でカードを引く(ちゃんと袋を開けるのがなんともお茶目(^^;)事によって増やせます。

このカードを集めていくのが楽しいのですが、困ったことにダブります。私は75種類まで集めたのですが、最近新種のカードは見てません。(--; 「怪異!蜘蛛男」のカードなんか8枚も持ってます。もう見たくもないです。(;_;)
難易度普通で「ライダーストーリー」クリアで6枚、「死闘!戦闘員」で30人倒すと1枚って感じで「カードゲット権」が手に入るので、このダブりっぷりではキツイです。せめて他の人とトレーディングができたら良かったのになぁ、と思いました。

とにかく演出系に凝ったこのゲーム、オープニングは、CGでアクションシーンを再現しているのですが、実写と見まごうばかりの美しさです。フォントもなんだか古めかしくていいです。
ロード時間も短く、途中のイベントシーンもガシガシ飛ばせて良い感じです。

ここには「仮面ライダー」に対するあふれんばかりの「愛」があります。カードに関しては多少「恨み」を感じなくもないですが(^^;。

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