夜想曲外伝

魔女たちの眠り -復活祭-

(^-^; 私は好きだけど…
ジャンルAVG
発売月99/ 4
発売元ビクターインタラクティブソフトウェア
定価3,800円
メディアPSケース 1枚
クリア
1プレイ時間4時間(コンプリート)
難易度 ★★★☆☆
マルチエンディングYes
音声悲鳴とか
メッセージ速度高速
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98年7月に発売されて中ヒットした、赤川次郎原作のサウンドノベル「夜想曲」の事実上の前作、やはり赤川次郎原作のSFC「魔女たちの眠り」のリニューアル移植。
ファイルやオプションのシステムは「夜想曲」と同じ、本をイメージしたものを使用しています。

「夜想曲」は図書館の話だから、本をイメージした画面が合っていたんですよぅと思うのです。
が、画像を全差し替え、ムービー追加、シナリオを多少変更&追加したにもかかわらず、有りモノシステムを使って仕上げた\3,800は「その意気や、良し」です。

ストーリーは、平凡な会社員だった主人公に「助けて、殺される」という謎の電話がかかってきたところから始まります。
翌日の新聞で幼馴染で初恋の人だった依子(名前変更可)の惨死を知った主人公は、昨日の電話が依子からだった事に気付き、せめてもの罪滅ぼしと彼女の死の謎をさぐるべく、彼女が教師として赴任していた山奥の小さな村を訪れる、というものです。
少女の惨殺事件、魔物の森、忘れられた谷。一見平和そうに見える村で何が起こったのか?
その先の展開は選択肢によって4種類(原作とほぼ同じものから宇宙人ネタまで)の話に分かれ、さらに選択によってはすぐに話が終わってしまったり、謎が解けずに終わったり、第2話(4種類。この中にもまた複数のエンディング有り)に話が引き継がれたりします。

SFC版はエンディングの数が把握できなかったためコンプリートは大変でした。しかしPS版では「夜想曲」と同じ本棚システムを使っているため、一度エンディングを見ると当該エンディング名のついた本が本棚に並びます。各話ごとに違う棚が用意されているので、棚の隙間で残りエンディング数が把握できるって寸法です。(^^;
又、一度見た第2話は、以降「各話のはじめから」で読み始める事ができる(SFC版はまた第1話から読み始めなければならなかった)ので、格段に遊びやすくなっています。

グラフィックはSFC版にくらべると格段にキレイになっています。ちゃんと女の子の足は女の子に見えますし。(^^; 短いムービーがかなり数多く挿入されていますが、ちゃんと飛ばせるのも好感触です。
初期設定では背景が明るくてちょっと文字が見にくいのですが、オプションでフィルターONにすればかなり読みやすくなります。
文字の表示スピードも、ボタン押しっぱなしでかなり早くスキップさせられます。全体的にかなり快適なプレイ環境でこれは素直にうれしいです。(^^*

が、これに加えて「高速スキップ」モードというすさまじいサービスもあったりします。
これが解禁になると、次の選択肢まで目にもとまらないスピードで飛びます(ムービーも一緒に飛ばしてくれるので、これは快適)。
一応4回クリアした話が「高速スキップ」解禁になるのですが、「夜想曲」が既読部分のみ解禁だったのにくらべて、「魔女たち…」は未読部分まで解禁になります。(--;
はじめて見る第2話でも、他の第2話を4回クリアしていればガンガン飛ばせます。飛ばせすぎて、開発者に申し訳無いような気にさえなります
だって、普通に読んでいると2〜30分くらいかかるのが、3分もかからずに最後までいけちゃうんですから。(--;;
あまりの大サービス精神に、にゅう脱帽であります。

ちなみにコンプリート4時間と上に表示してありますが、全く気にせずに最初からぶっ飛ばしていくと、3時間を切るのも可能かと思われます。(^^;
コンプリートに必要な登場人物リスト埋めは、フラグ操作が少々難易度高いですが、「高速スキップ」のおかげで(^^; そんなに時間はかかりません。

また忘れちゃいけないのが「カップルショック機能」
「夜想曲」で出血振動大サービス(^^; をしてくれたビクターさん、今度もグガグガ大振動させてくれるのかと思っていましたが、今回はさらにパワーアップ。
2P側に差したデュアルショックまで振動してくれます。(^^;;
と言っても常に同時に振動するわけでもなく、例えば主人公以外の人が殴られたりすると2P側だけが振動したりします。
大ショックな時はもちろん両方のデュアルショックが全開でグガガガガと振動します。
つまり弱振動、強振動に加えて、x2振動という表現方法を手に入れたビクターさん。個人的にはこういう手口は好きですが、はたしてデュアルショックを2つ持っている人がどのくらいいるのかは不明です。(--;

ストーリーはどの展開もかなりクセが強い(原作は角川ホラー文庫に現在収録されている)ので、人によっては合わない可能性は高いです。
が、お値段とこのサービス精神は推薦に値すると思います。…そのわりに評価が低いって? そのくらいストーリーのクセが強いって事で。(^^;


このゲーム、あとがきを見てもわかりますが、「夜想曲」をプレイしてくださった方への感謝グッズ、「夜想曲外伝」という位置付けが強いようです。
この事はなんとマニュアル冒頭部分にもスゴイ書き方で載ってます。

闇はを支配し
悠久をう風をまとう
流れ来る
谷の深きを
人々に迦身をえる


(本来は縦書。強調は私がかけました)

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