死の静寂、1ページの希望

MYST

*^-^* よくできてます
ジャンルAVG
発売月95/ 1
発売元ソフトバンク
定価6,800円
メディアCDケース 1枚
Best版あり
クリア
1プレイ時間25時間
難易度 ★★★★★
マルチエンディングYes
音声あり
メッセージ速度---
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尋常でない難易度を誇る、洋モノAVGの金字塔。世界的にヒットしたPCソフトの移植。
美麗なCGで構成された「MYST島」をマウスカーソルでクリックして調べたり、移動したり、スイッチを入れたり切ったりして随所に仕掛けられたギミックを作動させながら、先に進むという展開です。ちなみに目的はわかりません。(^^; まずは目的を探すのが目的です。

プレイヤーがいるこの「MYST島」という謎の島は、そこいら中にあやしげなスイッチがあったり、あやしげな時計塔や、あやしげなログキャビンや、あやしげなプラネタリウムや、電線がつながってるあやしげな宇宙船や、半ば沈んでいるあやしげな沈没船があります。地面には、誰かさんが誰かさんにあてて書いたあやしげな手紙が落ちてるし、とにかく怪しさ大爆発なトコロです。
ただし、この島には全然人がいないので、困ったことは全部自力解決しなければいけません。「ここはアレフガルドの街です」とか、「武器は装備しないとだめですよ」なんていう親切な人はいないのです。

この「MYST」の世界では、頼りになるのは地道なメモです。基本は、あやしげなメッセージを見かけたらメモ、あやしげな記号を見かけたらメモ、あやしげな物体を見かけたらスケッチ、あやしげな音を聞いたらメモです。
擬音で「カン」とか「プシュー」とか「チュリー」とかメモるのです。笑っちゃいけません、本当です。こんな細かなメモが明日のあなたを(途中で投げなければですが(^^;)救うのです。
理想は「MYST探検日記」をつけて、日々読み直すことです。いや、大マジです。そうでもしなきゃ、自力じゃ解けませんって! (--;

そのうち、ようやくこの島の住人に出くわす事になります。一応人間です、が、なんだか本に閉じ込められてます。(^^;
赤い本と青い本に1人づつ捕らわれていて、どちらも違いをけなしつつも(^^;、助けてくれと言ってます。どうやらこいつらのどちらかを助けるのが目的らしいんですが、こんなあやしげな悪人ヅラのおっさん、どっちも助けたくないです。(--; (実は製作者が演じているので、あんまり悪く言っちゃマズいか(^^;)

おっさんどもは、お互い言いたいことしか言わないので(--;、唯一得られるまともで具体的な情報は、ライブラリーの本だけです。そこにはたくさんの本があり、一つ一つ手にとって見る事ができますが、ほとんどの本は焼け焦げてしまい読むことができません。(焼け焦げた本はいちいちデザインがちがい、ちゃんとページをめくることができるのが芸コマで、涙モノです)
かろうじて読むことができる本は5冊。1冊は謎の記号の本で、後の4冊にはそれぞれ他の「時代」の事が書いてあります。どうやらこの本を書いた人物は、これらの時代を行き来する事ができたようで、その時代の人々の生活様式や設備などが綴られています。これらの本は持ち歩けないので、あやしげな数字や図形を見かけたら、片っ端からメモする事も忘れずに。(^^;
これらの時代の本は読み物としても結構面白いですし、おっさんどもの正体もなんとなくわかりますし、伏線の塊でもあります。

やがて、本にも出てきた他の「時代」に行く方法というのがわかってきます。
こう書くと簡単に見えますが、ここまでは結構、いやとんでもなくツライ道のりです。(^^;
「59ボルト」ってナニ? 「2:40 2.2.1」ってナニ?? とか、スイッチを適当に入れてたらシステムダウンしたのかビクとも動かなくなって、「も、もしかしてイケナイ事をしちゃったか!?」(本当はブレーカーが落ちただけ)と不安になったりと、???!!!な日々が待っています。
そうしてようやく他の時代につながる「接続書」にたどりつくのです。この「接続書」、本を開くと接続先の時代の風景がムービーで流れています。この風景をクリックするとその時代へ行けるのですが、この本に吸いこまれる感覚がたまらなく素敵です。(^^

が、「時代」を移動すると、「接続書」が実は一方通行であることがわかります。(--;
この時点で目的確認、「MYST島に帰ろう」です。(^^; 帰るためには、各時代の謎をとき、設備を動かし、「MYST」に戻る接続書を探さなければなりません。
こう書くと簡単に見えますが、ここまでは結構(以下略)

こうしてたどりついた他の「時代」。人影はありません。本にはその時代の人々の事がえががれていたし、「時代」のところどころに人々の生活の痕跡を見つける事ができるのに。
あるのは頭蓋骨や、血のついた肉切り包丁、そして望遠鏡から覗ける首吊り白骨死体。死を思わせるオブジェクト群を見るうちに、やがてわかってくるのです。
この静けさは「死の静寂」。「MYST」の世界に何が起こったのか。焼け焦げた本の示すもの。そして死と破滅をもたらした張本人を。
演出なんかありませんし、感じ方は個人差が大きいと思いますが、この辺りは背筋が寒くなるものがあります。

この先の展開は書きませんが、一応マルチエンディング(ハマリもあるので要注意(^^;;)という事だけ書いておきます。願わくば、プレイヤーが掴む最後の1ページが、破滅をもたらすものではありませんように。

続編「RIVEN」は、ストーリーも目的も最初に説明があるのでその分楽かもしれません。(^^; 謎の内容は相変わらずトバしてますが、「MYST」をクリアしたプレイヤーなら傾向と対策が把握できるので、「MYST」より簡単にクリアできる、と思います。(^^;;


PS版とSS版との違いについて。一見同じモノに見えますが、細かいトコロが結構違います。

  • 本の文章がSS版は縦書きで、PS版は横書き
  • SS版の方が、ちょっと文章が直訳っぽい
  • そのためゲーム中の吹き替えボイスのセリフもちょっと違う
  • SS版には、メイキングがエンディングに収録されている
移植したトコロが別だったんでしょうか??
ちなみにPSはBest版が手に入れやすいですが、SS版は光栄が出している「アドベンチャーパック」で「七つの秘館」とカップリングされているモノがあります。
って、このカップリングはあんまりだよ…。(;_;)

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