下僕100人できるかな

信長秘録 下天の夢

(^-^) おもしろかったよ
ジャンルAVG
発売月97/ 5
発売元アテナ
定価5,800円
メディアCDケース 1枚
クリア
1プレイ時間1〜2時間
難易度 ★★★☆☆
マルチエンデイングYes
音声なし
メッセージ速度飛ばせる
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一言で言うと、信長様のサウンドノベル。ですがそれで済ませてはもったいない、ボリューム満点の戦国大河ロマンだったりします。

ゲームシステム自体は極々普通のサウンドノベルで、分岐&選択肢、背景画(劇画タッチで統一されていて、地味だけどカッコイイ)の数はかなり多め。とにかくバットエンド(内容はかならずしもバットではなく、信長様らしくない小市民的な幸せを見つけて終わってしまうことも(^^;)の数も種類も尋常でなく、一度エンディングを見た後に選択肢が増えたりもするので、コンプリートはドえらく大変です。制作側がヤケになっているんじゃないかと、思わず心配になったりします。(^^;

ストーリーの方はというと、桶狭間の戦い以降の信長様の半生をたどる「桶狭間編」、本能寺の変で自害したはずの信長様がその時の記憶を持ったまま長篠の戦い前夜にタイムスリップする(^^;という「長篠編」に分けられます。
特にオススメが「桶狭間編」で、史実通りのストーリー以外にも、桶狭間の戦いに敗れて武将を廃業(^^;、商人になったりするシナリオや、浮気?がバレて濃姫に殺されたり、安土城とともに大爆発(^^;;したり、鉄砲を覚えて信玄暗殺をねらったり、(このシナリオだけ)女の上杉謙信とらぶらぶになったり、といろいろな展開があり、日本史が好きなら結構ハマれると思います。
ちゃんと本能寺の変を切り抜けられるルート(その後の展開がナイス!)もあるので、お楽しみに。

一方、架空戦記ものっぽい「長篠編」もなかなか泣ける展開が多いです。「桶狭間編」ほど大胆にストーリーは変わりませんが、一時的に主人公が羽柴秀吉や明智光秀(このシナリオをやると明智光秀のファンになるかも(^^;)になったり、なかなかマニアックな人物が登場したりと飽きません。ちょっとオカルトが入り過ぎていたり、おいおい信長様はそんな御方じゃ…(^^;なシーンがあるのがちょっと残念ですが、主人公を変えることによって信長様とは直接関係の無い、かの有名な「毛利攻め」が体感できたりするゲーム全体の構成が見事です。

では、サウンドノベル系には今や付き物の、「いかにコンプリートを目指させるか」という部分ですが、このゲームは人名辞典をうまくそれに再利用しています。
ゲーム中に「人物表」という登場人物の簡単な解説を参照できるのですが、この人物表の100人がそのままチェックポイントになっているのです。
ゲーム中に登場人物の名前が水色で表示されている所が有り、ここを通過するとその人物のチェックがされ、人物表の当該人物の表示が灰色から白になります。大抵の人物は初登場時にチェックできるのですが、逆によく出てくる人物や「桶狭間」「長篠」両方に登場する秀吉や家康、武田勝頼などは、どこにチェックポイントがあるかわかりにくくなっています。

登場人物100人のメンツも、秀吉、家康、光秀、柴田勝家などのメジャーどころから、今井宗久、小西隆佐などのちょっと渋いところ、李自成やキャプテンドレイクといった、どこが絡むんだかさっぱりわからない(^^;ところまで、なかなか幅が広いです。
これらを全員チェックすると隠しシナリオにいく事ができるそうですが、実は私も全部はつぶしきれていなかったりします。(^^;

バリバリの戦国時代の物語なので日本史に興味がないと楽しめませんが、「信長となって物語を作る」「信長の時代を生きる」という主題は面白く、NHKの大河ドラマ(最高級の誉め言葉)っぽく再現されている秀作です。

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