時の漂流者

ノベルズ 〜ゲームセンターあらしR〜

(-_-) つまらなかった…
ジャンルAVG
発売月99/ 5
発売元ヴィジット
定価5,800円
メディアCDケース 1枚
クリア
1プレイ時間4時間(オールクリア)
難易度 ★★☆☆☆
マルチエンディングYes
音声ごくたまに
メッセージ速度早い
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オムニバス系サウンドノベル集。
収録されているシナリオは全部で5本で、その中でもウリになっているのが、あの伝説の漫画「ゲームセンターあらし」の外伝だったりします。当然漫画ではなくサウンドノベル形式。(^^;

パッケージ裏にあらしの作者、すがやみつる氏のお言葉が書いてあります。
「このゲームは「あらし」を応援してくれた人達へのプレゼントというか、感謝の気持ちを込めて作りました。

中略
「あらし」を知らない人も昔こんなおもしろい漫画があったんだ、ということを知ってもらえたらうれしいですね」
…うーん、自分で言うのは日本人の美的感覚的に美しくないと思うぞ。(^^; いや、私も小学校の頃に楽しく読ませていただいてましたが。
それと、やっぱり原作を知らないと正解の選択肢がわからず一発死(^^; とかもあるので、原作を知らない方は地雷フリークでもない限り、オススメできません。

最初は「ゲームセンターあらし」のシナリオは封印されているので、まずは他の4本のシナリオをこなさないといけません。
ちなみにこれらのシナリオと「あらし」の関係は皆無です。(^^;;
「イーブルネット」
「魔王召還ゲーム」(^^; を製作していたゲーム会社に、ホンモノの魔王さまが召還されてしまい大騒ぎ。魔王さまは、復活のために13人の生贄がいる(スケールの小さい魔王さまだな…)等と言い出し、ゲーム会社のスタッフやビルの守衛さんをゾンビ化して襲ってきます。(^^;;
ゾンビの手をすり抜けつつ、魔王さまの復活を阻止しなくてはなりません。ホラー系シナリオ。背景はCGで、人物はシルエット。
「ジャスティス」
15名乗りの宇宙船に、謎の異生物が3体侵入してきた。乗組員になりすまし、他の乗員を殺そうとする異生物を、なんとしても見つけ出して倒さなくてはいけません。
話のボリュームに対して登場人数が多すぎて(速攻死ぬのも何人かいますが…)収拾つきません。(--; SFサスペンス系シナリオ。背景はCGで、人物はシルエット。
「野望のお笑い王国」
行動力のみがとりえの主人公が、漫才師を目指して奮闘するお笑いコメディー系シナリオ。背景も人物もほぼ全部実写
舞台は大阪で、テキストの端々に「街」に影響されたと思われる部分が見られます。登場人物は劇団の人らしいです。
「毎日がスプラッタ」
魔法使いに憧れる、ルーン文字の解読が趣味(--; の女子大生が、ふと拾ったコウモリの赤ちゃんを育てるというお話。背景は実写加工で、人物はかなりすごく個性的なアニメ絵。
取り説にはファンタジーと書かれているが、ほのぼの系ラブストーリーといったトコロ。ただし、数は少ないもののバットエンドの内容はかなりシュール。(--;
ちなみに「毎日がスプラッタ」とは、コウモリの離乳食のイモムシ剥きの事。

これらのシナリオのエンディングを見る度に、ポイントが加算されていきます。始まってすぐ見られるようなバットエンドは500ポイント、話が進んでのバットエンドなら、1,000ポイント、1,500ポイントとポイントが高くなり、グットエンド(各シナリオ1つ(^^;)では3,000ポイント程の加算されます。又、一度見たエンディングは二度目からは加算されません。

こうして、各シナリオで1,000ポイント以上で、なおかつ合計が20,000ポイントを突破すると「ゲームセンターあらし」のシナリオが遊べるようになります。
なお、エンディングの数は、「イーブルネット」と「ジャスティス」がかなり多く、逆に「野望の…」と「毎日が…」はかなり少なく設定されています。
「イーブルネット」も「ジャスティス」も単体で20,000ポイントを叩き出す事ができるので、「あらし」のシナリオを開封するのはそんなに困難ではないのは好感がもてます。
が、なんというか、その、あんまり、シナリオが面白くないんですな…。(--;;

システム上の問題のような気もしますが、エンディング数をかせがなくてはならないので、選択ミスで即死というパターンがかなり多くて、ちょっとゲンナリします。
「イーブルネット」と「ジャスティス」の話が似ている、というのもあるかもしれません。
個人的には「毎日がスプラッタ」は気に入ってますが、ボリュームがかなり少なく、絵がそりゃもう個性的過ぎです。(^^;
「野望のお笑い王国」は、ボリュームはややある方ですが、選択肢が少なく読みっぱなしな感じですし、お笑いとかオチの内容がちょっと寒いです。

こうしてようやく開封された「ゲームセンターあらし」のシナリオですが、もう、内容はあの「ゲームセンターあらし」のテキストアドベンチャー。(^^;
宇宙にゲームの伝導をしに行った(^^;ゲーム戦士あらし達が、地球の危機を知り、帰ってきて必殺技、もといゲームで戦うというお話です。
3D格闘ゲームを見て、「映画みたい」と言ったり、コントローラを見て「ボタンがたくさんある」と言ったり、ダンプリストを見て解読する(--;恐怖の天才さとるさんが、「ぼくらがやっていたゲームは8ビットだったが、これはどうみても32ビットはある!」とか言ってみたりとお約束?な流れが出てくるのは楽しいです。

それから、あの必殺技・炎のコマは、1秒に200万回以上の操作をする事によって、CPUの計算能力を麻痺させて思いのままに操作するという技?なのですが、現在はCPUの能力が上がり、そのくらいでは計算能力は麻痺しないそうです。が、摩擦熱で熱暴走を起こさせるので同等の効果がえられるそうです、ってオイ! (--;
ちなみに静電気を叩きつける必殺技・エレクトリックサンダーは、基盤に避電装置がついたからダメなのだそうです。(--;;

敵もいろいろな必殺技をもっていまして、ヌンチャクを振りまわして操作する(コンパネ壊れるよー(--;)技とかがあるんですが、もっとスゴイのがあります。
超空間ブラックホールという技ですが、光速よりも速いスピードで手を動かしてコントローラーを操作するそうです。副作用として両腕が骨折するそうですが、その程度で済むならいいのかもしれません。が、もっともっとスゴイのがあります。(^^;
亜空間グランドクロスという技なんですが、内容はよくわかりません。娘曰く「その技を使うと、地球が滅びるだけじゃない。パパも死んでしまうのよ」だそうです。普通、地球とパパの順番が逆なような気もしますが、きっとこれで正しいんでしょう。(^^;
ちなみにこの技を使ってしまうと、本当は地球どころか銀河系も滅びるんだそうです。スケールがでかすぎます。(^^;;

いや、「あらし」はこのノリが全てだったので、これで全然OKなのですが、敵との対戦中にどんなゲームで戦っているかが全く語られないトコロに、遠い時の流れを感じてしまいました。

ゲームとして見た場合、セーブ&ロードが異様に早いとか、ムービーがちゃんと飛ばせるとか、メッセージ早送りができるとか、わりとプレイ環境は快適な方に入ると思います。
(1ページしか読み返しできないのと、背景のコントラストがきつくて、フィルター機能をONにしても文字が読みにくいのは不満)
が、サウンドノベルとして見た場合には、テキスト中で「ゴゴゴゴゴゴゴゴーッ」とか擬音を連発するのはいかがなものか?

「ザ・心理ゲーム」の頃から身悶えしながら(^^; ヴィジットさんを見守っていた私としては、「最終電車」よりパワーダウンしているような感じで寂しいです。
テキストアドベンチャーではなく、サウンドノベルの一歩先に行くような新作を期待しています。

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